あなたの事業はなにか。デイリードラッカーより
2月27日、『デイリードラッカー』より。
「あなたの事業はなにか」
事業を定義することなど、自明すぎて考えもしないかもしれない。
溶鉱炉は鉄をつくり、線路は電車を走らせ乗客や荷物を運ぶ。保険会社は災害に備えるためにあり、銀行は金を貸す。
それにも関わらず、
「我らの事業は何か」
とは、極めて難解な質問だ。どう答えたら良いのか分からなくなる。
事業は会社名や、ステータス、文書によって定義できはしない。
そうではなく、顧客が満足しているもので定義されるのだ。顧客を満足させることこそが、すべての事業の目的で使命である。
「我らの事業はなにか」
社内の人間は、この質問に答えられはしない。顧客や市場の目線でのみ答えられるのである。
・顧客が見ているものは何か。
・考えているものは何か。
・信じているものは何か。
・欲しているものは何か。
営業マンや会計士のレポート、エンジニアの試行錯誤と同様真剣に検討せねば。
マネジメントはこの答えを得るため顧客から直接答えを聞く必要がある。想像しているだけではだめだ。
アクションポイント
今週一人の顧客と話をしよう。顧客らにどんな風に見られているかを尋ね、何を思っているのか、どんなことをしている会社なのか、何を欲しているのかを聞くと良い。
もう一度「我らの事業はなにか」を考えてみようではないか。
・・・感想・・・
難しいのは、顧客はそうそう本音を晒してくれないということだ
悪口は言いにくいし、褒め言葉は白々しく恥ずかしい。
どんな風に接し、どう質問するか、顧客の何を見るか。そちらも重要になりそうだ。
いや、本音を話して欲しいんだけど、難しいもんですよね。
むしろ本音を話してくれる顧客がいれば、苦言であっても事業は成功しているのかもしれない。
サポートありがとうございます!とっても嬉しいです(^▽^)/