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イーロン・マスクと立命館

イーロン・マスクはジョブスと違い、生徒から評判が悪い。

「性格が悪いって聞いた」
「すぐ怒るみたい」

「でもさ、世界一の金持ちで30兆円持ってるんだよ」

なぜかフォローしてしまう。
伝記を読んでから他人に思えなくなった。

「別の惑星からコミュニケーションを学ぶために地球に来たように思える」

人と上手く付き合えないために、世界一の金持ちはとてつもなく寂しい。

「なんかさ、マスクって俺と似てるよな」

ふと、そう感じた。

大学時代の親友がつれと飲んだという。

「あいつさ、『僕は君たちみたいに上手くいってないから』って、ずっと暗いんだぜ」

大学で教鞭を取り、テレビに出て本も沢山書いているのに。

「なに言ってんだろな」
「いかにも言いそうだけどさ」

我が立命館大学・政策科学部の連中は変わっている。全員、論破王ひろゆきさんと同じ性格をしている。

画像はイメージです

逆にメンタルを病む奴も多い。

出世している人はとことん出世していて、立憲民主党党首の泉健太さんは一つ上だ。

最近、メディアに自民党が叩かれて健太さんの露出が増えている。

「まさか総理大臣にならんだろな」
「政変が起こったら、健太さんしかいないじゃないか」

「ハハ、立命館からじゃ無理じゃない?」

実の母がそう言う。

ひろゆきさんの中央大学からは海部俊樹さんが総理大臣になっている。海部さんは早稲田に編入しているようだが。

Chat GPTに聞く。

「立命館大学からはいませんか?」

卑屈にも「いますか」とは聞けなかった。

「立命館大学から総理大臣になった人物はいません」

あっさり言われた。お前、いつももっと長いだろうに。

時代を賑わす著名人もいれば、まったく上手く行っていない奴らも腐るほどいる。横浜の親友は意中の彼女に振られて音信不通だし、障害者認定された友人や、生活保護をもらっている親友もいる。

関西の名門私立大学は関関同立(かんかんどうりつ)と呼ばれ、立命館はその一角。しかし「立命館を出たらいい会社に入って安泰」ということは絶対にない。

僕自身もしばらく引きこもりニートだった。

「あんなに死ぬほど勉強したのに、なんの意味もなかった」

ベットの中で何回頭を抱えたか。それでも今、塾をやっているのだから意味もあったわけだ。

去年、上手く行っていない親友からメッセージをもらった。

「金を送ってくれませんか」
「二万円でいいです」
「返済は来月1万、次月に1万」
「必ず返します」

返済プランを示すとは、流石立命館。

「俺もさ、今月先輩に二万円せびったとこで」
「悪いけど、ピンチで無理」

嘘をついて断った。

すると、

「あなた駄目ね」
「生活保護の申請の仕方、教えてあげるから」
「しっかりやりなさい」

まさかの説教である。
やはり全員ひろゆき。

直後、罵詈雑言の追い討ちを喰らった。

「もう、あなたには何も頼むことはありません」
「関係が良く分かりました」

それでも一緒に飯を食った衣笠の王将を思い出し、不思議に腹が立たなかった。

「昔、よく喧嘩したよな」
「懐かしい」
「あの冬の王将で一緒にサービスしてもらったっけ」

政策科学部にいると、ガチで日常茶飯事で論破される。

そして一年経ち、再びメールが来た。

「米を送ってくれませんか」

米か!

「むぅ・・・」

「分かった」
「俺の実家の米を送るわ」

金ならば断るべきだが、米を断ったら人として違うのではないか。

3ヶ月ぶりに実家に顔を出すと心の底から喜んでくれた。事情を言ったら無料でくれそうだから話さない。

生徒の家も手広く農業をしている。そちらで買おうとも思ったが、僕が米を無心することになりそうなので自重する。

彼から学んだことがある。

「米は断られない」

ということだ。
流石は立命館の頭脳だろう。

「俺も困ったら米だね」
「カネは断られるから」

その日が来ないことを祈っている。

昨日、催促のメッセージが来たので米を送った。3月に頼みますと言われていたのである。

先ほどSNSでヤツのフィードが流れてきた。

「わ~い」
「長野名産おやき」
「感謝です!!」

別口におやきをねだっていたのだ。
サラスバシーを読んだ時と同じレベルの衝撃が、俺をつらぬく。

策士!

これだけ頭が良ければ大丈夫である。
やはり勉強はすべきなのだ。

お読みくださいまして、誠にありがとうございます!
めっちゃ嬉しいです😃

起業家研究所・学習塾omiiko 代表 松井勇人(まつい はやと)

下のリンクで拙著『人は幽霊を信じられるか、信じられないかで決まる』の前書きを全文公開させていただきました。

あなたの墓標には何を刻みたいですか。
「死」があなたを目覚めさせる。

そんなテーマです。是非ぜひお読みくださいませm(_ _)m


どん底からの復活を描いた書籍『逆転人生』。

彼は中学の時からの親友で、中二の時に俺が陸上部全員から無視された時「もう松井を無視するのはやめた」と、皆の前で庇ってくれた恩人である。

5名の仲間の分も、下のリンクより少しづつ公開させていただきます。
是非ご覧ください(^○^)


こちらが処女作です。

トラウマを力に変える起業論。

起業家はトラウマに陥りやすい人種です。トラウマから立ち上がるとき、自らがせねばならない仕事に目覚め、それを種に起業します。

起業論の専門用語でエピファニーと呼ばれるもの。エピファニーの起こし方を、14歳にも分かるよう詳述させて頂きました。


書籍紹介動画ですm(_ _)m

ps:
正確には、「米を5キロ送ってください」とメッセージをもらった。
キロまで指定するところがポイントだろう。

サポートありがとうございます!とっても嬉しいです(^▽^)/