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革命

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あなたの物語、勝手に鑑定してます。

僕は最近、天才A教授の本にはまっている。『生の現場の「語り」と動機の詩学』という現実に存在している本である。 「名前を伏せているのに書名を伏せないのでは、意味がないのではないか」 あなたはそうお感じになるかもしれない。しかしこれは、私の書くものに登場する不名誉を尊敬する恩師に着せたくないないという、私なりの配慮なのである。 A教授は十四歳の時にこんな命題に到達した。 「時間とは生命の別称である」 なるほど、天才である。 しかしその後、家業が倒産し大学へ進学できなく

K.マルクス『資本論』アソシエーションの鍵は、「如何に失うか」にある。

突如として専門用語を使うが許されたし。最初だけなのである。 ケインズの『一般理論』を計量経済学的にまとめた”IS–LM 分析”。言ってみれば単なる需要と供給のバランスの理論ではある。 「いわゆる需要と供給の曲線こそが経済学の基本である」 、、、と断言してしまったとしても、さほど問題はなかろう。そこまで言えるほどの重要概念である。小中学校でも習う理論でもあって、とても大切だから学生諸君も需要供給の話は是非ともしっかりと覚えて欲しいと思うのだ。 ちなみに僕が大学院の時に教

「すべてのものは、価値に帰する」。マルクス『資本論』より。

「すべてのものは価値に帰する」 マルクスは『資本論』でそう述べる。 それでは資本主義の価値、そして資本主義を超えたところにある価値とはどんなものなのだろうか? 産業革命により、労働はその魂を抜き取られてしまった。どんなに良く仕立てられたコートを着ても、人は仕立て屋になろうとは思わない。どんなに美しい彫刻を鑑賞しても、人は芸術家になろうとは思わない。単にそのステータスを誇るだけなのである。 労働は美徳ではなく、単なる浪費になった。コート作りで言えば、織物を仕立てることに

会社を捨てよ、部族になろう。

「果たして、企業というものはこの新しい世界を牽引してゆけるのだろうか?」 最初だけ多少、難しい記述になるのを許していただきたい。 ドラッカーの処女作『経済人の終わり』は、こうした意図で記述された。貴族や軍人の時代が過ぎ去ったのちの80年間、そこはまさに彼が夢を託した「企業」が牽引してきた。 しかし、今、再び問わねばならないだろう。。。 「果たして、企業というものはこの新しい世界を牽引してゆけるのだろうか?」 と。 東芝・NEC・ソニー・パナソニック・・・。日本の大

僕たちはどう死ぬか。

エクステンションとインテンション 我が母校の立命館大学には、「エクステンションセンター」という、資格学校と連携したサービスがある。TACだったか大原簿記だったかの授業を安く受けられるのである。なかなかお得なサービスではある。 そう、勉強をしたい人間にとっては。 僕自身はカナダへ留学しようとした時に、TOEFLの講座を強制的に受けさせられたのであった。TACとか大原だからいい授業、というわけではなくって、専門的な知識習得だものだから先生によって当たりもハズレもある。 教