シェア
文章の根幹が揺らいでいる 文章は意思を伝えるためにある。だが、意思を持たないAIがものを書く。AIの文章について、世界で議論が巻き起こっている。 文章から伝わるものは何か。 文章は何のためにあるのか。 認識の根幹が揺らいでいる。 奥出直人先生から哲学者、リクールの存在を教えていただいた。 「いま生成AIの解釈学という分野が少しずつ動き出しており、リクールが重要になっています」 「解釈学は、書き手のメッセージを確実に受け取る『記号学』とは異なります」 「テキストを解
「文章を削ることは苦しいことだよ」 「でも削った言葉こそが、読者を惹きつける。捨てられなかった言葉の方が、読者をうんざりさせる」 「捨てることをネガティブに捉えないで欲しいんだ。原稿を丸めて捨てる。怒ったり無気力になって。そんな風にしないで欲しい」 「捨てることって、ポジティブで創造的なことなんだ」 「彫刻家が石柱を削って石像を作るみたいに、文章を削って作品を作る」 「削るって、本質と核とををしっかり見せるためにするものなんだ」 『先生抜きで書こう』より。 ・・