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激烈バカ的!文章講座!!

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とてつもない力を持っている人に「うまく伝えられない」と、そんな相談をたくさん受けています。本を書きたい。面白い話をしたい。彼女を口説きたい。そんな悩みを持つ全ての人にむけて。
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#仕事について話そう

『先生抜きで書こう』試訳

この本を書き終えて分かったことがある。世界の誰もが、ものを書きたいと思っていることだ。 「ずっと本を書きたかったんです」 「いつか人生をまとめたいんだ」 「私にぴったりな言葉を探して、書き留めなければって感じます」  見知らぬ読者から、そう伝えてもらう。  誰もが学校で書くことを教えてもらうけれど、妙に特別ぶった人だけが好きになれる。書くことはそんなことだと思っていた。  だけど違った。  誰もが嫌な思いをして、自分の夢を書けなくなる。書くことは大それたことだとか、

学校に行く意味が勉強だけしかないなら、僕はそんな場所には行きたくない

掛川市の教育長の話を聞いた。 掛川では6年で不登校児童数が3倍以上になっている。 全国的にも不登校児童数は激増。 なにが崩壊したのだろうか。 話は極めて興味深く、教育の荒廃はこれまでも幾たびかあったという。 昭和43年のスプートニク・ショック。ソ連に宇宙開発の先を越された猛烈な焦りが、西側諸国の教育を激化させる。 昭和55年ごろは学校が荒れており、補導の数も異常だった。落書きや器物破損で鉄筋の校舎が20年持たないと言われ、教育長自身もカッターナイフで「お前、なにしに

あなたは妄想や恨みを書けるか

『先生抜きで書こう』(“Writing without teachers”)を読んでいる。この2月に邦訳も出たようだ。 https://amzn.to/3IuErU6 「まずは自由に書くといい」 自己検閲や編集をせず、好きに書いて良い。主題からそれようが、(他人に見せないから)反社会的な話だろうが、己に渦巻く妄想だろうが、どんなことを書いてもいい。 これがとてつもなく怖い。 既存の作法と違いすぎるからだと思っていた。しかし違う。自己検閲を捨てて書くことが怖い。 あ