大手企業に受かったもののベンチャー企業の内定受諾をした私の就活記録
はじめまして。
大学で初めて、地方から上京した私の就活記録をまとめました。就活にあたり、悩んでいる方や迷っている方の励みに少しでもなっていただけたら幸いです。
1.たくさんのはじめて
私が何気なく聞いたことのある企業をパラパラと見始めたのは大学3年の夏。「就活どうする?」という友人からの一言から始まりました。
はじめは、就活の仕方が曖昧で、とりあえず聞いたことのある有名な企業の説明会に行くなり、インターンに参加するためのESを作成しテストや面接を受け、就活がどんなものなのかを学ぶ期間にしていました。
あらゆる質問と制限字数が提示されるESでは、いかに企業側に興味を持ってもらえて自分を表現できるかをまとめることが想像以上に難しかったことを覚えています。
当時は、大学の先輩の紹介でen-collegeに参加をしていたため、ESの添削をはじめ、面接の練習もこまめにしていました。
しかし、内定者の経験談を聞くなり、就活に対する不安が募るばかり。面接で聞かれることは、「志望動機」だけではなく、「学生時代に頑張ったこと」や「挫折経験」など、こんなことまで聞くの!?というくらい深掘り質問が多く、いかに自己分析が必要なのかを実感しました。
2.inteeとの出会い
大学3年の秋、Instagramを見ていた時にinteeの広告を見つけました。ESやテスト勉強、面接練習を頑張りながらも、気になる企業にエントリーする毎日。数十分だけで合否を決められる企業面接。そんな時、スカウト制度のあるinteeの広告に目が付きました。企業側から自分に興味を持ってくれたり個人面談の機会をいただけることで、志望業界以外に目を向け、自分が働きたいと思える企業に出会えるのではないかと思い、inteeに登録することを決めました。
3.迷い
私は、アルバイト等を通して、多くの人々の挑戦を支え共に成長できる仕事にやりがいを感じており、また共に働く人の良さの大切さも同時に大事であることも日々実感していました。そのため①人々の挑戦を支え共に成長できること
②共に働く人の良さ
この2つを就活の軸として企業選びを行うようになりました。
このやりがいを常に感じながら働ける企業、それは私にとって損保業界でした。初めて就活を始めた時に出会った企業がある大手損害保険会社で、インターンを含め全イベントに唯一参加した企業でした。私は宮城県の仙台市出身で10年前、東日本大震災を経験し、あらゆる災害を恐れ挑戦を諦める人々を目の当たりにしてきました。そんな人々の挑戦を支え後押しすることは、私にとって東日本大震災での学びを継承しながら生かすことができ、仕事に対するやりがいも常に感じながら仕事ができると思っていました。また、就活生の話を納得のいくまで聞いてくださり、最後まで就活支援をしてくださる多くの社員さんやOG・OBの方にお世話になっており、この企業なら困難なことがあっても頑張れる、この企業のために恩返しがしたいと思える企業でした。
そんな中、inteeのスカウト機能より、あるWebマーケティング広告会社からのスカウトをいただきました。広告業界を視野に入れていなかった私は、話だけでも聞きたいと思い、スカウトを承認し企業説明会に参加しました。「お客様を第一に考えて働きかけています。」どの企業説明会に行っても何度も聞くフレーズ。しかし、このWebマーケティング広告会社は違いました。お客様が納得するまでサポートする成果報酬型の事業を行なっていました。お客様の納得のいく結果が出なければ会社はマイナス、それでもお客様のために最後までサポートをしており、私が本当に探していた企業かもしれないと思うほど、この企業に惹かれるようになりました。
「安定」「福利厚生」の面ではやっぱり大手企業がいいと、先輩や友人からの声が多くありました。私自身も、土日はしっかり休みたいし潰れることはない大企業の安定さを含め、私の就活の大部分を支えてくれた損保会社に恩返しがしたい気持ちが最後までありました。
そんな迷いを抱えたまま、Webマーケティング広告会社の本面接を迎えました。「志望動機」「なぜ広告業界なのか」「入社したら何がしたいか」「他に志望している業界はあるか」など広告業界を志望していなかった私にとっては答え難い質問がはじめから多く投げかけられました。
今までの企業面接において、数十分で自分を認めて欲しいとばかりに少し自分を大きく見せてしまったりすることもありましたが、偽りのない本当の自分で認めてもらえる企業に入りたいと思うようになり、熱意を込めてありのままの自分で面接官との会話を行いました。「広告業界ではなく、御社の事業内容に惹かれ志望しています。しかし実は、損保業界も志望しておりとても迷っています。」というように。
計5回の面接・面談を終え、ありのままの私に魅力を感じてもらうことができ、内定をいただくことができました。
内定後も、迷いのあった損保業界の本面接を受けることを許可していただけたこともあり、6月の大手企業面接解禁に向けて日々練習に励んだ結果、こちらも内定をいただくことができました。
4.決断
私が志望していた損保業界もWebマーケティング広告会社も共に、私の就活軸には当てはまっていました。しかし、最終的な決め手として、自分が成長しながらも本気でお客様のサポートをできる事業を行なっているのはどちらかという点でした。
福利厚生面や周囲からの評価の高さは大手企業の方が上回るかもしれませんが、私の場合は機械的な作業やマニュアル通りの仕事よりも、日々自分自身も挑戦し続けられる職場で頑張ってみたいと最終的に決断をしました。
5.最後に
コロナ禍により、直接企業を訪問する機会が減ったりエントリーにあたり倍率の変動が大きく不安だらけだと思いますが、まずは独りよがりにならず、多くの人を頼ってみてください。
私は就活エージェントやそこで担当してくださったメンター、先輩方にたくさんお世話になり、無事に納得のいく就活をすることができました。まだやりたいことが見つからないなという就活生は特に、自分がこれまでどんなことをしてきたのか、どんなことに喜びを感じてきたのかを話してみてください。
そこで話を聞いてくれるメンターや先輩方から、たくさんの可能性やヒントを得られると思います。
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