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ヴィクトリアマイル(GI)予想

5月12日(日)15時40分に東京競馬場で行われるヴィクトリアマイル(GI)の予想です。

予想のポイント

①サンデー系・米国型(≒持続力)血統の有無

好走馬の多くはサンデー系米国型(≒持続力)血統を4ラインに内包。主流条件で高速馬場の持続力勝負に対応できる下地は必須。

②高速馬場の持続力戦に強い馬を選べ

本レースは高速馬場におけるトップスピードの持続力戦になることが想定される。過去の戦歴から高速馬場(=速い時計)と持続力戦への適正が高い馬を見極めたい。

③Bコース開幕週+速い逃げ馬不在=位置取り重要

今週からBコース替わりとなり、内も綺麗な馬場状態。また今回のメンバーには淡々と逃げるような速い逃げ馬は不在。好位から速い上がりを使える馬を重視したいところ。

そして考えた結果、このような印になりました。

◎2枠2番 フィアスプライド

○8枠14番 フィールシンパシー

▲6枠10番 ナミュール

☆5枠8番 サウンドビバーチェ

✓4枠6番 マスクトディーヴァ

△4枠7番 ハーパー

注6枠11番 ルージュリナージュ

最終見解

以下印を付けた馬の考察です。

◎2枠2番 フィアスプライド

父がサンデー系かつ主流条件◎のディープインパクト、母母父が米国型血統と血統からは適正が高いと思われる。
前走の中山牝馬S(GIII・中山1800m)は0.4秒差の9着も、本馬にとって距離が若干長く、内有利で終始外を回していたことを考えれば度外視できる。今回ベスト距離のマイル替わりはプラス
4走前の関屋記念(GIII・新潟1600m)では内有利で外から差して4着と負けて強し高速馬場の速い上がりが問われる舞台への適正は高い
またルメール騎手とコンビを始めて組んだ2走前のターコイズS(GIII・中山1600m)1着時は先行競馬ができている。今回も鞍上はルメール騎手なので、スタート決めて好位からの競馬が叶えば。

○8枠14番 フィールシンパシー

母父がサンデー系父が持続力血統のDanzig系母母父が米国型血統と血統からは適正が高いと思われる。
前走の福島牝馬S(GIII・福島1800m)では小回りコースの外枠発走も、スタートを決めて初角3番手と先行力が高い点は魅力
また5走前の紅葉S(3勝・東京1600m)では1:31.9の好時計で勝利と、高速馬場の速い上がりが問われる舞台への適正は高い
鞍上の横山琉人騎手は初GIなのは不安も、主戦騎手の継続騎乗はプラス。初GIでも臆せずに積極的な先行策ができれば。

▲6枠10番 ナミュール

母父がサンデー系父が持続力血統のDanzig系母母父が米国型血統と血統からは適正が高いと思われる。
去年の東京マイルGI(ヴィクトリアマイル・安田記念)ではいずれも掲示板外も、スタートや直線で不利を受けているので度外視。
4走前の富士S(GII・東京1600m)では1:31.4の好時計で勝利と、高速馬場の速い上がりが問われる舞台への適正は高い
ただ脚質は後方からとなることが多く、Bコース開幕週&速い逃げ馬不在の今回は差し損ねる可能性も。

☆5枠8番 サウンドビバーチェ

父母父がサンデー系母父が持続力血統のDanzig系と血統からはまずまずの適正か。
去年の本レースでは内前有利を活かしたとはいえ、0.5秒差の5着と健闘。当時の上位4頭が不在の今回、去年の本レースの最先着馬
前走の東京新聞杯(GIII・東京1600m)では内有利の馬場で終始外目を追走していたとはいえ負け過ぎな印象はある。ただ寒い時期は苦手な傾向があり、この時期なら復調してもおかしくない
去年のようにスタートを決めて好位を確保できれば。

✓4枠6番 マスクトディーヴァ

母父がサンデー系かつ主流条件◎のディープインパクトも、それ以外は特筆すべき点は血統からはなし。
2走前の東京新聞杯(GIII・東京1600m)では0.4秒差の6着も、大きく出遅れたうえに内前有利を外を回って差しているので負けて強し
また脚質も基本的には後方からとなることが多いが、前走の阪神牝馬S(GII・阪神1600m)では4角4番手から上がり3位を記録して1着と先行競馬ができることも示せた
今回も前走のように位置が取れれば。

△4枠7番 ハーパー

父がサンデー系母父が米国型血統かつ本レース相性○のBold Ruler系と血統からは適正がかなり高いと思われる。
前走の大阪杯(GI・阪神2000m)では1.3秒差の13着も、叩き良化型なのに休み明けであった点と内有利の馬場でかなり外を回された点を考えれば度外視で良い。
6走前の桜花賞(GI・阪神1600m)で0.5秒差の4着と高速馬場のマイルは対応はできる印象も、ベストな舞台ではない。
先行してどこまで粘れるか。

注6枠11番 ルージュリナージュ

父がサンデー系かつ主流条件◎のディープインパクト系、母母父が米国型血統かつ本レース相性○のVice Regent系と血統からは適正が高いと思われる。
2走前の東京新聞杯(GIII・東京1600m)では0.6秒差の8着も、内前有利を外を回って差しているので度外視で良い。
5走前の長岡S(3勝・新潟1600m)では1:32.5の好時計で2着と、高速馬場の速い上がりが問われる舞台への適正あり
ただ脚質は後方からとなることが濃厚。少しでも前にいければ。

以上。

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