多聴して、脳に英語をやきつけよう

2024年1月9日 11:01

筆者とこの記事について

この記事は、Note.com マガジン『続く英語独学法 - TOEIC300点から海外就職・国際結婚』の、第3部です。
このマガジンでは、純ジャパ、18歳まで英語の偏差値が50以下、TOEICは300点だった筆者が、

ような、レベルの英語力を身に着けるためにしたすべてをまとめるものです。

多聴とは、たくさん英語を聞く勉強法です。
多読をがんばれば、すでに多聴を効果的にできるレベルに達しているでしょう。

最初は単語や文法を理解するのに時間がかかります。「これは、この文型だから～、この関係代名詞は、これの代入だから～」と、意識的に頭を使いながら、英文を理解しますよね？

でも、多く読んだり聞いたりすれば、日本語の文章を読むときのように、意識せずに理解できようになります。ちなみに、このように無意識で自動的に理解する文法を、認知文法と言います。

また、いろいろなアクセントにも慣れます。

わたしは、イギリス英語をぜんぜん聞き取れませんでしたが、Game of Thronesというドラマを1シーズン見た後は、かなり聞き取れるようになりました。

知っているアクセントと共通点が多いと、新しいアクセントにもすぐ慣れます。例えば、同じアメリカ人でも、人や地域によってアクセントが、びみょうに違いますが、イギリス英語よりはずっと早く聞き取れるようになります。

旅先でも同じです。最初は、アフリカや中東の英語を聞き取るのに苦労しましたが、今では1分聴けば、新しい旅先の新しいアクセントに慣れます。

効果があるのか、英語が伸びているのかなど、細かいことは考えずに、楽しむことが原則です。

なぜなら、多聴は、文字通り、多く聴く勉強法なので、継続がカギです。継続のコツは、楽しむことです。

だから、英語のニュースなど、堅いものよりは、海外ドラマや洋楽、映画などがおすすめです。もちろん、ニュースが好きな人にはニュースがおすすめです。

多聴は、精読、多読、精聴をしてから始めましょう。

高校の教科書をスラスラと読めるようになれば、たいていの海外ドラマや映画、オーディオブックは、なんども聞けばわかるようになります。

なぜなら、高校の教科書を終えた時点で、倒置法や関係副詞など、高度な文法も理解しているはずだから、スクリプトさえあれば理解できるはずだからです。

逆に、スクリプトがあっても理解できない英文を多聴してもほとんど効果はありません。

多聴をすると発音も良くなります。じつは、日本にいる外国人は英語のイントネーションが日本語っぽくなります。発音やイントネーションは伝染るんです。ちなみに、私の英語は「日本語アクセントとアメリカ英語のアクセントと、他にいろいろなアクセントが混ざっている」と言われます。

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