CentOSのシステム全体にpyenvのインストールから実行まで
前提条件は以下になります
・CentOS7
・gitは事前にインストール済み
・pyenvのインストールはroot
参考サイト
CentOSにpyenvとrbenvをシステム全体にインストール
基本この通りにやっていくだけなんです。
/etc/profile.d/に起動ファイルを置いておく
/etc/profile.d/の中に書く事でシステム全体とかユーザー単位でも使える用になります。/home/ディレクトリの中に入れるとrootなどだと使えないため、例えばapacheやnginxと連携しようとするとエラーとなります。
pyenvのインストール
/usr/localに置きます。
# git clone git://github.com/yyuu/pyenv.git /usr/local/pyenv
# git clone git://github.com/yyuu/pyenv-virtualenv.git /usr/local/pyenv/plugins/pyenv-virtualenv
起動時に読み込まれるファイルを書く
# vi /etc/profile.d/pyenv.sh
export PYENV_ROOT="/usr/local/pyenv"
export PATH="${PYENV_ROOT}/bin:${PATH}"
eval "$(pyenv init -)"
シェルの再起動をします
exec $SHELL -l
これで完了です。
pyenvのコマンド
ここからはrootではなくてユーザーでも問題無くできます
バージョン表示
$pyenv version
インストールが可能なバージョンの一覧
pyenv install -l
インストール
pyenv install 3.1.5
ここではバージョン3.1.5をインストール。
※環境によっては時間かかる
ローカル環境に3.1.5を適用
pyenv local 3.1.5
システム全体で3.1.5を適用
pyenv global 3.1.5
ローカル環境とシステム全体の違いは、例えばユーザーのホームディレクトリ/home/hogeでは3.2.1を使いたいけど、システム全体では3.1.5などが良いなどの時にローカルでは3.2.1を指定してあげることで別バージョンのpythonを使う事ができます。
注意点
これはシステムにインストールしただけなので、Apacheやnginxなどブラウザ経由では見れません。pythonファイルを作成して実行だけになります。
hogeユーザーで実行
hogeというユーザーがいるとして、ホームディレクトリは/home/hogeとします。
このhogeユーザーの環境を3.1.5にします
hogeユーザーでログイン
まずはhogeユーザーでログインをし、先ほどのコードを入れます。
※事前にpython3.1.5がインストールされている前提
pyenv local 3.1.5
バージョン確認
[hoge@localhost ~]$ python --version
Python 3.1.5
このようにでればOKです。ユーザーのログインシェルが/sbin/shだと毎回シェルの再起動をしないと駄目なので、シェルが/sbin/bashなのを確認しておいてください
※ログインシェルが/sbin/bashだと【ユーザー名@localhost ~】なっています。
適当なパイソンファイル作成
[hoge@localhost ~]$ vi sample.py
#coding:utf-8
print ("hellow world")
print ("こんにちは!世界!")
とかいて保存します
実行してみます
実行してみます。うまくいけば表示されます。失敗すればエラーになります。
[hoge@localhost ~]$ python sample.py
hellow world
こんにちは!世界!
[hoge@localhost ~]$
無事成功しました。ブラウザで実行する方法はいずれ書いてみたいと思います。この記事書いている段階ではまだ連携していないため
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