桜の木とチャネリング

第23回過去ツイートまとめ
2013年1月22日の分です。

仕事中の散歩にて。
※入所施設なので利用者さんを数人連れて散歩に出かけるという仕事が支援員にはあります。

目的地の公園に到着し、腰を下ろした。

桜の木「こんにちは。」

僕「やあ、こんにちは。」

桜の木「奥さんのことが心配ですね。」

僕「な、なにをいきなり?」

桜の木「ああ、すみません。

私たちはテレパシーで話しますから、

林さんの頭の中のイメージを見るんですけど、

頭の中に奥さんを心配する様子があったもので。」

桜の木「頭の中を読み取られるのって、嫌ですか?」

僕「いや、俺は全然。

むしろ面倒な言い回しがカットされて快適だよ。

でも、それが嫌な人はたくさんいるんだろうなって思ったから、

それを読み取って『嫌ですか?』って聞いたんだね?」

桜の木「はい。」
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僕「うちの知的障害の利用者さん、

ここに5人連れて来てるけど、

何考えてるかわかる?」

桜の木「うーん・・・ちょっと表現できないですね。

思考そのものがあるような、ないような、

不思議な感じです。」

僕「そうなんだよねー。

俺もこの子らが何考えてるのかは滅多に読めないんだよね。」

◯◯「利用者さんには思考自体がすでに存在しない方も何人かいらっしゃいますよ。」

僕「マジっすか!

考えずに生きられるのかよ!」

◯◯「人間の苦は心が生み出すもの、

もっと言えば思考が生み出すもの。

ですから、思考がない利用者さんは苦がないのです。」

僕「めちゃくちゃ言いやがる。

確かに思考が止まった状態では苦しみもないだろうけど・・・」
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桜の木「人間さんって楽しそうですよね。」

僕「そうか?

コミュニケーション面倒くさいし

お互いに殺し合ったりしてるし、

嘘はつくし、

結構しんどいぞ?」

桜の木「人間さんって、

どんなことでも主体的で能動的じゃないですか。

私たちは基本的にここから動けないし、

切られたり蹴られても受け容れるしかないし。

自分で決めて自分で何かしよう!って

何でもできるのが楽しそうだなーって思います。

あ、別に今の桜の木である自分に不満とかないんですけどね。」

僕「は〜ええこと言うねぇ。

でもニュースなんか見ると

政治だの戦争だの原発だの、結構悲惨よ?

世の中どうなっちゃうんだろうって思うこともある。」

桜の木「私は生まれてからずっとここに居ますから、

この近所のことしか知りませんけど、

殺し合いも戦争も原発もない平和そのものですよ?」

僕「・・・なるほど。

そりゃそうだな。

この辺は平和だわな。

んでもって、君にとってはそれがすべてだもんな。

なるほど。

いいこと聞いたわ。」

桜の木「この近所以外のことでも、

他の仲間や鳥さんからテレパシーで様子を聞くことは出来ますし、

地球さんに聞けば何でもわかりますけどね。」
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僕「何をどう見るかなんて、自分の自由だよなー。」

桜の木「どうしたんですか?」

僕「いや、つくづく俺は自分の見たいように世の中を見てんだなってわかっただけだよ。

しかし、君、綺麗だね。

透明で吸い込まれそうな波動だよ。」

桜の木「ありがとうございます。」

僕「また来るよ。ばいばい。」

桜の木「はい、お仕事がんばり過ぎないで下さいね。」

僕「俺、がんばってるように見える?」

桜の木「え?

私に聞かなくても、

自分でわかるじゃないですか。」

僕「だよな。

自分のことは自分でわかるよな。

他人に証明してもらう必要なんて、

ないよなぁ。」

桜の木「私もそう思いますよ。」
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ああ、そうか。

植物とか、自然とか、何でもそうだけど、

みんな何でも知ってるんだ。

知ろうと思えば何でも知れるんだ。

でも、興味も関心もないんだ。

そりゃそうだよな。

桜の木が鳥さんにどこどこで事件があったとか、

知りたいと思って聞くわけがない。

僕らは見たいものだけ見て、

知りたいことだけ知る。

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2018年5月8日の僕のコメント

植物こそ思考なんてないよな。

あれは自己との対話だったのかな。


いつもありがとうございます。 あなた様のあらゆる苦厄が取り除かれますように。 薬師如来真言唱えさせていただきます。 おんころころせんだりまとうぎそわか