カルマ清算とチャネリング
第17回過去ツイートまとめです。
2013年1月6日分の前半。
知的障害者入所施設での仕事中の話。
この日は自分のお尻の穴に指を入れて便をいじる癖のある、中学生くらいの利用者さんが宿泊に来る夜勤の日。
前回は愛の波動支援と仲間の協力でうまく乗り越えたが・・・
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◯◯「憂鬱そうですね。」
僕「当たり前じゃないですか。
またあの利用者さんが来るんですよ?
前回は冬季帰省で利用者さんの大半が家に帰ってました。
だからなんとかなりました。
今度はいつも通りたくさんの利用者さんが入所したままです。
夜中に話しかけにくる利用者さん、
徘徊する利用者さんも家に帰ってない日だから、
彼に添い寝するわけにもいかないし…」
◯◯「添い寝できないと何が憂鬱なんですか?」
僕「だって、こないだはペアの夜勤者に他の利用者さんを任せて添い寝できたから、うんこをいじられずに済んだんですよ?
今日は他の利用者さんもちゃんと相手しなきゃいけないから、うんこいじりされちゃいますよ」
◯◯「うんこいじりをされるとなぜ憂鬱なんですか?」
僕「そりゃあ朝からうんこの付いたシーツを冷たい水で洗うとか嫌だから・・・あ。」
◯◯「苦しみとは、どこから生じるのでしたか?」
僕「他人を、何かを、自分の思い通りにしようとした時・・・です。」
◯◯「前回あなたは、
うんこをいじられようが
自分がうんこまみれになろうが、
構わず愛情を注ぐことにだけ集中しました。
だから苦がなかった。」
僕「今回は【前回同様にうまくやらねばならない】と思い、
そのために利用者さんを【思い通りにしよう】と思いました。。。」
僕「苦しいわけだ。
他人が自分の思い通りになる保証はどこにもないのだから。
不安や恐怖や嫌悪にとらわれていました。」
◯◯「そうですね。
あなたは前回成功したがゆえに、
その成功体験にとらわれてしまった。
【またうまくやらねばならない】と。
だから苦しかったのです。」
僕「なるほど、
前回がどうだったとか、
利用者がどうであって欲しいとかを一切気にせず、
うんこをなぶられようが何だろうが、
全部受け容れるつもりになればよかったんですね。
たかがうんこまみれの布団を洗濯するだけのことにとらわれて憂鬱になるなど、
バカバカしいことでした。」
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【夜勤開始。】
例の利用者さんはどうも僕のことを覚えているようだ。後ろをついてくる。
利用者「お母さん迎えに来る?」
僕「ああ来るぞ。今日も一緒に待ってような。」
利用者「お母さんに迎えに来るよう電話してよ。」
僕「ああしてやるぞ(しないけどね)。」
◯◯「・・・。」
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利用者「仮面ライダー観たい。携帯貸して。」
僕「まだ充電中なんだけどな、まあいい。
Googleの画像検索で【仮面ライダー】っと。
はいよ。」
僕はiPhoneを手渡して記録業務を進めた。
ルルルルル!ルルルルル!
僕「ん?ちょっ!何勝手に電話してんだ!」
利用者「お母さん来る?」
僕「来ねーよ!
勝手に電話したらダメだろ!?
仮面ライダー観たいってのは、
俺の携帯から電話かけるための嘘か!」
利用者「・・・。」
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◯◯「因果応報の法則は知っていますね?」
僕「は?当たり前ッスよ。
自分のしたことは自分に返ってくるんでしょ?」
◯◯「あなたは彼に騙されました。
そのことを怒っているようですが、
あなたは彼を騙しませんでしたか?」
僕「そんなこと・・・あ!」
◯◯「あなたは先ほど
【お母さんに電話してやるぞ】
と彼に言いましたね。
彼はいつあなたが電話してくれるのかとずっと待っていたんですよ?」
僕「う・・・」
◯◯「あなたが騙したので、
あなたが騙されたのです。
まだ怒りますか?」
僕「いえ…僕が悪かったです。」
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僕「あれ・・・これって、
彼の前世ですか?」
◯◯「そうです。
少しだけ彼の前世をあなたに見せています。
彼の今世がこうなった理由がわかりますか?」
僕「こいつ・・・
前世で愛する親子を引き裂いてやがる・・・」
◯◯「あなたの施設に入所している利用者さん達は、
基本的には悟りを開いた神に近い魂の方ばかりです。
重度の障がい者という人生を最後の試練に選んでいる方々です。
しかし、この利用者さんは違います。
前世で犯した罪、
カルマによって障がい者に生まれました。
前世で愛する親子を引き裂いた。
だからその罪を償うために、
今世は自分がどんなに愛を求めても、
愛を与えられず、
愛に飢え、
皆に煙たがられる人生を歩むことになったのです。」
僕「自業自得とはいえ、悲惨な人生だな…
じゃあ、彼が物をいじったり、
してはいけないことをする時に
必ず近くの人を見るのは・・・」
◯◯「自分を見て欲しいからです。
愛情を求める時に、
話しかけても無視されるので、
無視されない関わり、
つまり問題行動を起こすというサイクルを作っているのです。
彼は愛情を求める時に、
相手を困らせる方法しか使えないのです。
そう決めて生まれて来ているからです。
そうすることで皆に煙たがられ、
愛情からさらに遠ざかることを
罪の償いとして背負っているのです。」
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僕「だったら・・・
俺といる今日だけは罪の償いも休日ってことにしてやりますわ。
えーっと、
普段は彼が話しかけても無視されるのが多いわけだから、
俺が話しかけ続けりゃいいのか。
おーい、お菓子って何買うのよ?」
利用者「仮面ライダーのお菓子。」
僕「ほー、モリヤって店で買うの?」
利用者「うん。」
僕「おもちゃはどこで買うの?」
利用者「イオン。」
僕「イオンはいいね。なんでもあるし。
前回言ってたけど、伊勢神宮は行ったの?」
利用者「熱田神宮に行くー」
僕「あー、熱田神宮もいいね。」
僕は事務仕事を止め、彼に話しかけ続けた。
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僕「なんだ。
話しかけたら楽しそうに話すんじゃん。
いつも悪さしようとした時に注意するばっかだったけど、
ありゃ俺が間違ってたな。
君が退屈しないように、
悪さで気を引かなくても関心を持たれていると思えるように、
ずっと話しかけりゃよかったのか。」
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利用者「そろそろ寝る。」
僕「ん?そうか?
まだお母さん来てないけど、寝て待つか。」
利用者「うん。」
0時の見回りをして、
他の利用者が就寝しているのを確認。
彼の泊まる部屋で布団を準備し、
添い寝をしてみた。
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・・・?
前回みたいに遊び半分に絡んでこない。
僕「あれ?
もう寝たの?」
◯◯「寝ましたよ。」
僕「前回は何度も窓を覗きに行ったり、
【電話して】ってしつこかったり、
うんこいじるそぶりをしてからかったり、
体を押し付けてきたりして全然寝なかったのに。」
◯◯「彼はもう十分母親を待ちました。
からかいによる愛情欲求も満たされています。
電話もあなたが【今日はしない】と
はっきり言ったのでかけるつもりもありません。
淋しさも満たされたので、
肉体的接触をする必要もありません。
彼はもう安心して眠れる状態です。」
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まあ途中でうんこしたくなって目が覚めたら、
トイレまで連れてってやろう。
とりあえず僕も壁際に座って目を閉じた。
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結局、3時に起きてトイレへ行き、
5時に見回り用にセットしておいた僕のアラームで起こしてしまった。
そのまま着替えてテレビを観ている。
抱えていた事務仕事も出来たし、
他の利用者もぐっすり寝ててくれたし・・・
なんだか前回よりはるかに楽に、
はるかに思い通りになってしまった。
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◯◯「無事終わりましたね。」
僕「終わりました・・・
こんな簡単なカラクリだったんですか?」
◯◯「そうです。
彼は愛情を求めても与えられないという人生を選択しました。
彼に罪の償いとしての問題行動を辞めさせるには、
愛と関心を与えるだけでいいのです。
彼と接する方もまた、
【いかなる時でも愛を注げるか?】
という試練に挑戦しているのですから。」
僕「じゃ、彼に関わるみんなが愛と関心を注げば?」
◯◯「彼は何の問題もない、
素晴らしい人に見えるでしょう。」
僕「・・・無理、ですね。」
◯◯「そうですね。
あなたがこのカラクリを話したとしても、
信じる人はほとんどいないでしょう。
実行する人もいないでしょう。
彼の贖罪は続くのです。」
僕「そんで、カラクリを理解して愛と関心を注いだ人に対してだけ、
彼は贖罪を一時中断して、
元の輝く魂の存在に戻るわけですか。」
◯◯「そういうことです。
相手がどんな存在であれ、
変わらず愛を注ぐ、
それができる人に試練を与える必要はないからです。」
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2018年5月5日の僕のコメント
あの利用者さん、
今もカルマ清算してんのかな…
いつもありがとうございます。 あなた様のあらゆる苦厄が取り除かれますように。 薬師如来真言唱えさせていただきます。 おんころころせんだりまとうぎそわか