見出し画像

ARIAという漫画

今日はサウナに行く予定でした
しかし録画した坂道ゴールデンを観ていたらいつのまにかサウナの閉店時間になってしまっていたので...寝るまでに時間が出来てしまい、ふと本棚をみると僕の人生のバイブルARIAを見つけたのでこれについて書いてみようと

ARIAについての概要

物語は、惑星マンホーム(地球)から来た少女、水無灯里(みずなし あかり)の視点で語られる。灯里はウンディーネとなるために、人間一人、猫一匹の小さなゴンドラ観光会社「ARIAカンパニー」(アリア―)に入社する。経営者で先輩のアリシアは業界一の成績を持つウンディーネであり、灯里はその優しい指導の下で成長していく。

また、灯里は同じこころざしをもつ二人の少女と友人になる。一人は老舗観光会社「姫屋」の跡取り娘、藍華(あいか)。もう一人はまだ学生ながら、一流の操船技術を持つアリス。3人の所属会社は違うが合同で練習を行い、観光案内と操船の技術を磨いていく。
(Wikipedia引用)

ARIAは本当に大好きな漫画で、心が廃れている時に読むと心を正しい位置に引き戻してくれます。

特にキャラクターたちのちょっとした会話から出てくる名言が心を揺さぶります。そのいくつかを覚えてる範囲で紹介したいと思います。
気になった方は是非読んでみてください。

・「昔は楽しかったじゃなくて、昔も楽しかったのよ」
主人公灯里の上司アリシアさんの言葉です。
上に書いてあるように灯里ちゃんは2人の友達がいるのですが、その2人にも同じように上司がいて指導を受けています(藍華は晃、アリスはアキナ)。実はアリシア、晃、アキナも昔は同じように3人でよく練習をしていた過去があり、しかし今ではお互いに忙しく気軽に会うことすらできない。
そんな状況を憂い、将来私達も会えなくなっちゃうのかなあと呟く後輩達に対してアリシアさんが言った言葉です。

いやぁ歳を取ればとるほど響きますよねえ。
昔“も”楽しかったなんて言えないですよ....つい昔のほうが楽しかったなんて言いたくなってしまう。
大事なのは今の現状でも楽しいと思える理由を見出すことなのかなと。
例えばアリシアさんは、昔みたいに3人揃うことはできないけど、可愛い後輩たちが居るだけで毎日楽しいわという素敵溢れる言葉を放っています。
僕も冷静に考えれば、死ぬかと思った新人時代を経て今自分が新人を指導している。これ実はめちゃくちゃ有難いし幸せなことなんじゃないかと。
ふとした時に現状を振り返るキッカケになる言葉です。

・「充分反省してる人間にこれ以上叱るなんて無意味っしょ」
藍華ちゃんの上司の晃さんの一言です。
アリシアさんは天才肌で超優しい人なので指導もとっても優しいのですが、この晃さんは努力で這い上がった凡人タイプです。
指導は超厳しいです。

この話ほぼ後輩3人は怒られてばかりで、最後には満潮になりゴンドラが通り抜けられない状態になってしまい、それでも3人で知恵を振り絞ってどうにか目的地までたどり着きます。 
そして安心するのもつかのま、絶対怒られると晃の方を振り向くのですが、そこで放たれたのが上の一言。

指導する人間は間違いがあれば正すのが仕事だと思っていますが、
自分で振り返って原因を考えているならば、その思考過程を指導者が叱って遮ることはタダの邪魔でしかありません。
大事なのはミスの原因を考えること。そして結論に至るまでの過程でヒントをあげるのが僕ら指導者の役割。
でも難しいんですよねえ!反省してるかどうかなんてわかんねーもん!すごいなあ晃さん!

・「会うためのきっかけなんてアリスちゃんがいるだけで充分だよ」
主人公灯里ちゃんが言った言葉です。
アリスちゃんは後輩3人の中では最年少なのですが、ゴンドラ操縦がとても上手いので、1人だけ1人前に昇格するんです。
1人前になると観光案内の仕事がめちゃくちゃ入ってくるので大忙しになります。
忙しい中やはりアリスちゃんは2人に会いたいなあと思うも、きっかけも理由もないと我慢している日々。しかし家に帰ったら何故か灯里と藍華がピザを食っています。何を勝手にと思うアリスですが、同時に嬉しさも隠しきれず。
そこで自分の思いを吐露したアリスちゃんに対して灯里が言った一言が上の言葉です。

要は会うためにきっかけや理由なんて要らないんだよってことなんです。
学生時代は遊んだり飯食いに行く理由もきっかけも要らなかったと思います。
ただ、大人になると何故か会うためには理由やキッカケが必要になってしまうんです。

でも、この言葉が示すように、あなたがいることが会う理由なんだよと。

まぁでも会いたいから会おうぜなんて恥ずかしいことは言えないので、その思いをなんとか隠すために映画とか美味い飯屋とかわざわざ探すんですよ笑
大人ってなんかバカみたいですよね笑
ちなみに僕は気になってる人に会うためにわざわざ好きでもない日本酒の美味しい店を探したりしました。
会いたいなら会いたいって言えばいいのにね笑


こんな感じです。
また長くなってしまった。なっちょもビックリの長さだ。
なっちょといえば、この漫画の主人公灯里ちゃんは日常に潜むどんな小さいことも素敵だと思い込むサイコパゲフンゲフン良い子なのです。
日向坂でいうとなっちょと丹生ちゃんを足して2で割らない感じです。超ポジティブシンキング。

勿論ポジティブシンキングだけでは解決しないこともあります。でも、現状を楽しむこと、感謝することってけっこう忘れがちですよね。
そういうのを思い出させてくれるのって、日向坂に出会う前はこのARIAという漫画をして他にありませんでした。

僕は本当に能天気で考えの足りない人間と自負していますが、こういうやつ1人ぐらい居ていいんじゃないかと思えるのは、ARIAと日向坂の後押しがあるような気がするからです。
これからも大好きな作品です。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?