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「夏のサイン」に

1つ1つ
月曜は正月連休の最終日。月曜だが休日で、休みでも勢いよく仕事に出るという、1周回る感じのオープニングとなった。それにしても、毎日本当に暑い。

朝からDream Trainへと出かけ、キャリア教育の初回第2部(前回と違うグループが対象)を実施した。
構成には一工夫加えてみたものの、受講者の年齢が下がったこともあったのか、リアクションは薄い。事前準備も含め、段取り自体は改善したが、今度は本番中の課題が浮かび上がる。なかなか難しいものだな。

打ち込めば画面上に表示される質問箱は、非常によく機能した。手を挙げさせるパターンではおそらく出ないであろう数の質問が、 Padletを通してスクリーンに映し出される。

一足飛びに答えを教えてもらおうとする姿勢が見受けられるのは、致し方ないことか。明確な回答はせず、回を重ねる中で自ら考え、意見を捻り出す習慣を身につけてもらうようにしていくしかない。もどかしいが、大切なことだ。

やればやるほど、修正箇所が可視化されていく。前向きに1つ1つ。この改善をひたすら積み上げよう。

すれ違い
外出は極力控え、その動線もできうる限り短くしている。
普段買い物に出る行動範囲ではそうでもないが、そこから外れた場所では、「すれ違う」ことや「見かける」ことが確かにある。その度に、言い知れぬ緊張感が漂う。

車道の交通量は確実に増加している。よく行くショッピングモールの店舗開店率も、今や目測90%といったところか。店内飲食もほぼ解禁され、このシーンだけを切り取れば、平時と遜色ない賑わいとなっている。

ATMは相変わらずの大行列。現金の補充状況によるのだろうが、待ち時間0で引き出しできる日や時間もあるようだ。ただ、私が最近目にしたのは、順番待ちで喧嘩になったり、6時から並んでいたと誇らしげに語る人だったりする。
かつて、仙台駅1FにあるATMの5分の待ち時間に舌打ちをしていた自分が、懐かしく思えてくる。


すっかり忘れていたが、この時期はパダウが咲く。写真のような、黄色くかわいらしい花だ。女性たちが髪に差したり、車内や店内に飾られては、その場を明るく彩ってくれる。

周りをよく見渡せば、そこかしこで目に入る。街中に賑わいが戻ったかのような感覚になりながらも、“この時期ならでは”に気づくことができない。
こんなところでも、今の余裕のなさを実感する。たわわに実るマンゴーも、まったくノーマークだった。

これほど分かりやすい「夏のサイン」を見落とすとは…。自分で思っている以上に、私は隙だらけなのかもしれない。そんな反省とともに、パダウとマンゴーを見つめた。

明日も朝からDream Trainへ。予定が立て込んで、ベルトコンベヤーのような1日になりそうな予感がする。
「余裕を持て」と自分に言い聞かせても仕方がないので、こんな時は本を読む。腰を据えての2周目。瞑想の代わりに、噛み締めるように読み直す。

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