はやおき

詩とフィルム/女性

はやおき

詩とフィルム/女性

最近の記事

  • 固定された記事

マフラー

さみしい夜はないかな 思い出して苦しくないかな 昔々の人々の思い込み 君は神様を信じているかな やわらかい光の中にいて 安心した日々を送り 希望とか、思わなくても たくさんの好きと暮らして 外に出たら悪いやつらが いるけど 外に出ろよ 君の心のやさしさがあれば 大丈夫だと信じているよ 絶望に近い本当 未来はくらいのかもしれない そのままでいられなくなる日が 迫っているから眠れないのだろう ぼくは今日もまた 一人で思い詰めてたよ 笑ってしまうくらい変われない だれかにやさ

    • 近影

      寝ても覚めても変わらない顔 きっと今日も静かに老いていく 悪意から身を守ろうとして悪意になってく きみはやさしい、と、 昔よく言ってくれた人のこと思う このまま、苦しみが、 過ぎ去るまで待てるか 青空がぼくを試している きみをお守りにして ぼくは生きてる 日の当たらない生活と 言っても過言はないけど ぼくには痛い場所なんてない ただ、行きたい場所がある パスポート用証明写真 5年10年と経ってしまえば 今なんて黒歴史とか笑い話とか そんなものになるだろう このまま、雨

      • ひだまり

        ピアスのしてる耳に聞こえた海なり 音楽によって美化された街並み 笑っているあなたの横顔は 傷つけたくなるようなかわいさ とりのこされたい現代 社会とは、みえないぼくら あえて名前を知らないまま 愛してみるのもいいかもしれない 知らない雲、みない花 とらえどころのない風景にうつる ぼくのひだまりに焦点を当てて

        • きらいな海

          心ここに在らずのまま 流れていく街 いつきても同じ… なんともない海 もっと君のこと知りたいと 好奇心が殺した猫 夏を困らせたくて 目を逸らした現実 空元気なぼくを海も憐んでいるね 手痛い今、失恋に似た痛み どうせなら二兎でも追おうか 埋めたい心、明日からの白紙 合わせる顔もないけど 偶然を装ってまた会いたいの 綺麗な海も嫌いになる 君が思い出に変わっていく

        • 固定された記事

        マフラー

          cure

          悪影響が明らかにされて 唱えられるこれから 手遅れのぼくらは今更で 萎縮したならどうすればいい 危うい心子どものままで ねえ俺今どこにいる アカルイミライにしていくために 希望をみつけたんだけど それはいけないことなのかな 溺れていると人は言う いつか幸せになりたい 具体的にはいえないけど せめて普通になりたい 砂のようにさらさらと 僕の手から落ちてゆく日々 美しい人 うまくいえないけど 君から生まれたかったよ

          プレヴェールの女

          あなたの車、あなたと似てるね ちょっと吊り目でどこにでもいる それでも尊いのはなんで あたまから離れないどうして あぁこどものわたしは 君の辛さを何もしれない 死んだ顔してたのこの間みかけたよ 癒したいけど、どうする あなたとわたし だなんてわたしだけが 夢の中にいるのかもね なついてること 不思議に思わないで 傷んでるってあわれまないで 無口なところも好きだから 言わなくても分かりたかった わたしは、個人的にはだけど、 辛い時にはおなかも減らない 脅しじゃないわ、だ

          プレヴェールの女

          嘘を編む

          天気はあんまり関係ない 会えない日々はあってないようなものだもの 君に恋したけどこれは 本能だ、そして煩悩だ 体も心もふたつあればいいのに 不誠実だ、どうせ遺伝だ ひとめでもいい、暗がりでもいい 動物だよね、だって本当に痛い しあわせなひとめぼれ さわやかな雨が降る 優しそうな君が泣くこともあること クールな君が恋に熱くなること ただそれがたまらないの 君に誕生日があるなら教えてほしい それを僕の宝物にしよう

          春と忘却

          ほとんど無意識のうちに ゆるやかにぼくを忘れていくのだろう ねむりのたびに 忙しい日々と情報の渦の中で 新たな顔と名前はきみを どんなきもちにさせるだろう おはようおつかれ あいさつなんかでは 君の心をのぞくことできない 春だからお別れです 気づけば無意識のうちに 患っていたのでしょう 懐かしい何かに似て なぜか姿かたちが愛おしい 泣きたくなるような残像に 遠い日のわすれもの 安っぽい笑顔では 何の力にもなれないね こんな日々も強制終了 春だからお別れです 愛して

          ほとんど多分

          存在を尊ぶだけで十分 あいつかわいい顔してメカなんだ ぼくに言いたいことがあるんだけど 巻き戻らない日々の美化はもうやめにしないか 提案なんだけど これは絶対なんだ みんな思った以上に人間 ここには生まれてきて生きてきた人だけ ほとんどが決めつけや勘違い、 それから騙し合い なんていうかこう、なんていうかこう 書けないままで死ぬ漢字に似た なんていうかこう、なんていうかこう 心象風景と言っても過言ではない まだ好きとかではないけど それに似た感情

          ほとんど多分

          CHAO!

          1しかし街に溢れてる君の車 知らない顔のドライバー 毎日はとても平凡なのに なぜかパトカーは後ろめたいよ さて海に行きましょう 最も強い言葉で非難しても 今はしょうがない とりあえず車を走らせよう 飛ばしたい気持ちなだめて 信号機に従いましょう 机上の空論 やめて音楽鑑賞 予め作っておいたdrive playlist 今日の気分は シャッフルに任せたよ 2世界一かわいいFIAT500 オーナーも世界一かわいい わき見したいクラシックカー いつのまにかsuper shom

          2024

          今夜は雪が降っているけど きれいな月が見えました 君がいつか切り取ってくれたのと同じ ほぼ満月の丸い月でした それが暖かくも冷たくもみえました ありがちな愛の言葉も まだ本物かどうか判断ができなかった 心をあげないようにして なんとなくそばにいて ぼくは僕自身を守っていたのです 365日のしるしに君がくれたのは 昨日と同じ今日 それがどんなに嬉しかったか 言葉にできずに泣きました 眠ることのないぼくの日記には なかったことにできなくなる恐怖すら 感じないほど夢中になった 36

          白紙

          季節の変わり目に便乗して 僕らしくないことはもうやめる いつもあとから気づく傷 痛くはない、ではなんのために消えない? 最後まで白黒つけない関係 だって煌めいた昼夜全部 美談にしたかった 君のほんとを暴かない口実 腹を割った話なんて勿論 嘘つきにはできっこない さよなら、と君を焼き付けて 待っててねと頬に口づけ あのころ脈打っていた二人のムードに 音楽なんていらなかったのにね 身から出た錆全てのことは だらしない夜を繰り返した性 なんとなく気に入って眺めていた横顔を なんとな

          どうどうめぐり

          1 長い長い後悔がようやく形になって これで良かったのかもしれないと 今日は少し思えた ぼくはおかしかったんだとおもう 熱にうかされていたんだとおもう だけど今でも君はすてきだとおもう 夢にもでてくる ほんとに時々、泣いてしまう 秋の車窓は記憶を呼び戻す 懐かしくって黙り込んでしまう ぼくのだめさを街は誰よりも知っている こわくて仕方ないけれど 前に進みたい 2 君の理想がどんなに高くても ぼくは一生運命の人を 演じ続けるつもりだった 見透かされていたんだとおもう これで

          どうどうめぐり

          愛は有線になって

          いくつもの夜を超えてきたけど 長い話にはしない 手作りのケーキも手編みのマフラーも 機械が作ったと思っていてね ぼくの愛を受け止めなくていい 君にはわからないだろうから 便箋に涙が落ちてしまうだろうから 手紙はださない いつかこの歌が君のいるスーパーで オルゴールになって流れればいい ぼくの愛に気づいたりして 君が道に迷ったりしないように ふたりはいつもふたりになれず 誰かのものになるだろう ふたりはいつかふたりになれず 誰かの歌になるだろう 愛は有線になって この街に

          愛は有線になって

          悩みごと

          生温い日々を過ごしていて 君に会わせる顔がない 思い出にしがみついたまま 早く終わってしまえばいいと 時間を持て余して レジはみんな冷たいし 自由に喋ることを許されてない わたしはどこか変なのだろうか それも誰も教えてくれない 人が変わってしまうときは 大抵自覚がないから怖い きみを愛していたいけれど 君が今どんな人かもう知らない

          マジックアワー

          飛ぶ鳥跡を濁して ラブレターを送り続けた 見返りを求めない愛に 返す言葉もない 永遠とかんちがいした愛 あれはマジックアワーだったのに シャッターを切っていたせいで いつまでも消えてくれない sometimes I want to die because of you この悲しみに名前をつけないまま 悼んでいる青い春 飛ぶ鳥あとを濁して 限りない空に嘆いた 空を見てたらぼくをみてと あの日の君の声がする 盲目になっている夜空 朝焼けに会えたら今度こそ シ

          マジックアワー