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ジーズアカデミー入学から2023 Spring GGAまでを振り返って


はじめに

 2022年10月から2023年4月の半年間、G's ACADEMYというめちゃくちゃかっこいいエンジニア起業家養成スクールにFUKUOKA DEV12期として通っていました。

入学から卒業そしてGGA(GLOBAL GEEK AUDITON)までを振り返っていこうと思います。

入学を決心

 僕は、悶々とした社会人ライフを過ごしていました。
先輩の言うことを聞いて、作業をして、やることはしっかりやっていましたが自分の意思で自分の手で何かを成し遂げている感覚が全くありませんでした。
このままでは、もし会社が潰れた時自分は生きていけるのか?と思うようになりました。真面目に言うことを聞いているので社内の評価は良かったですが、社外に出ると一気に意思なし+スキルなし人間になってしまう。
そういった恐怖心がありました。そして自分には妻と二人の娘がいます。自分がコケてしまったら、誰が家族を守るんだ。今の自分には家族を守る力が本当にあるのか。そういったことを思っていました。

 そういった思いを持ちながら通勤していた時、電車のドア横に貼ってあったジーズアカデミーの広告が目に入り「半年間プログラミングを勉強してたら起業してた」という趣旨のメッセージを見ました。「え?そんなことある?」と興味を持ち家に帰ってサイトを調べ、「セカイを変えるGEEKになろう」「スタートアップ思考であたりまえを変える」というメッセージを読み、「ここで頑張ったら今自分が抱いている悶々とした気持ちが晴れるのではないか、中途半端な自分を変えられるのではないか」と思い入学を決意しました。

 

授業(フロントエンド)

 最初の課題でチーズアカデミーというWebサイトをHTMLとCSSで作成します。
講師の方からは「自分の好きなように魔改造して良い」と言われました。そのため自分はアイコンを増やしてみたり、文字にカーソルを当てると文字が消えたりする改造をしていました。「めっちゃ改造しちゃったww」なんて思って次の講義を受け、同期の作品を見て驚愕しまいた。

画面いっぱい真っ赤なきっもち悪い(良い意味で)サイト作ってたり、台湾?の観光サイト作ってたり「え!?魔改造ってこんなにぶっ飛んでいいの??」とびっくりしたのを覚えています。でも同期みんなでそんな魔改造作品を心から誉めて笑って讃える風土がありました。僕はここで1個目の頭のネジが飛びました。

FUKUOKA DEV12期はチューターさんからも「とても仲が良い期」と言われていましたが、多分、みんなが全力で魔改造をして、それを嬉々として発表して、それをみんなが全力で誉めるということを最初の課題から毎週毎週ずっと続けていったからだと思います。講義を受けるたびに絆が強くなっていった気がします。本当にDEV12期で良かった。

次にJavaScriptを習い、ジャンケンをする課題が出ます。
そこでチュータさんに過去作った作品を見せてもらったのですが、ここでも驚愕をしました。RPGゲームやうま娘のゲームを作っていました。「え!?魔改造ってこんなにぶっ飛んでいいの??」と先週ぶり二度目の驚愕をしました。ここで自分は完全に頭のネジが飛びました。
「そっちがその気ならやってやろうじゃないか」と感じたのを覚えています(笑)。

 そして作ったのが「じゃんけんパックマン」

https://twitter.com/hayaharu_3220/status/1591996956548943872?s=20

このアプリを作るのに毎日2時〜3時まで起きてプログラミングしていました。会社のトイレで気絶するように5分間寝てしまったり、
寝不足のあまり嗚咽しながら仕事していましたがネジが飛んでいるのでお構いなしでした。
 じゃんけんパックマンは同期からも誉めていただき今でも一番の自信作です。ただ、実はこのアプリ途中まで全然動かなくて、夜の2時までバグって何も進捗がない。焦りで体が震える。どうしようか作るの辞めようか、いや辞めたら結局今までと変わらない。。そういった思いと葛藤しながら作っていました。
ここで諦めず、努力できたことが今振り返ってもブレイクスルーポイントだったと思います。

授業(バックエンド〜卒業制作)

 後半はPHPとデータベースを学び、Laravelを使って卒業制作を作ります。
PHPの後半に入ったあたりから仕事が忙しくなってきました。
日によって前後しますが、だいたい9時~20 or 21時まで仕事をし、帰ったら22時、晩御飯、お風呂、明日の準備をしたら23時、そっからすぐにプログラミングに取り掛かれば良いんですが、体力、気力が0のためちょっと休憩。プログラミングをするのは24時前からという日々が続きました。
また、1歳の娘が夜泣きをする日もあり、流石に日中面倒を見続けてくれる妻は寝かせてあげたいので夜泣き対応は自分がしました。赤ちゃんの夜泣き対応はめちゃくちゃ睡魔が襲ってきて、ほとんど自分もそのまま寝落ちしてしまいました。

3時まで勉強をしても3時間しかコードを書けず、課題のクオリティや理解度も下がっていきました。前半は同期の質問を答えることができていましたが、この時期は時間的にも精神的にも余裕がなく、同期を助ける機会が減ってしまいました。
 土曜日は授業に参加していましたが、日曜日は家族で過ごしたいので日中はコードを書かず、コードを書けるのはやっぱり夜のみという日々でした。僕はなるべく気丈に過ごしていましたが、(過ごしていたつもり)毎日とても悔しい気持ちでいっぱいでした。自分を変えるつもりでジーズアカデミーに入ったのに努力時間が圧倒的に足りない。偉大な先輩たちはもっと努力をしていたはず。それに及ばない。でも仕事をサボるわけにはいかない。そういった気持ちでいっぱいでした。
器が小さいことは承知で正直にいうと、21時とか自分が会社から帰宅中にモクモク宣言している同期を見るとめちゃくちゃ羨ましい気持ち、悔しい気持ちになっていました。

 そういった負の感情がある中で頑張ることができたのは、じゃんけんパックマンを作ったことでそれ以降、同期がずっと僕のことを誉めてくれたたり期待してくれていたからでした。

 また、看護師で夜勤をしながら課題をしたり、3児の母親業をしながら課題をしたり、修論を書きながら課題をしたり、オーストラリアから毎週遠隔で授業を受けていたりそういった努力の塊人間がたくさんいて、みんなが泣き言を言わず頑張っているから僕も頑張れました。(僕は泣き言言ってましたが。。。)
なので本当にDEV 12期で良かったです。そして羨ましい気持ち、悔しい気持ちになったことを反省しています。みんなめちゃくちゃ努力していた!

 時間の問題は、通勤時間に講義動画やUdemyの動画を見たり、昼休みにコードを書いたり、電車を待っている間に駅のホームでノートを広げて卒業制作の企画の草案を書いたりして時間を捻出しました。

セレクション

卒業制作をなんとか提出し、次はGGA出場者を決めるセレクションがありました。僕は「夫婦がマイホームを建てる際の情報共有をサポートし、理想のマイホームの検討を手助けするアプリ」(アプリ名:homeny)を作りました。
卒業制作物提出時にセレクションに参加できる候補日が5日ほど伝えられ、参加できる日をチェックします。そしてセレクション日程の連絡を受けるのですが、自分はセレクション1日目でした。そしてその日は連絡を受けた次の日でした。
卒業はできたもののCSSが悪く卒業後も開発を続けていたので、スライドは全く作っておらず、そこから急いで徹夜でスライドを作りました。ただ企画自体を毎日振り返っていたし、伝えたいことやストーリは練っていたのでそこまで苦労はせず、日々の繰り返しの努力が自分を助けてくれました。

セレクションは後半になるにつれて、参加者が増えていました。
「準備の時間を作るために前半の候補日にチェックしなかったんかな〜」と勝手に失礼な推測をしていましたが、個人的には前半にセレクションを受けてスッキリした気持ちでGGAの準備をする方が良いと思います。そして、そういった戦略が取れるために毎日企画と向き合うと良いと思います。
セレクションがいつだろうと配られた手札で勝ちましょう。勝つための準備は事前にしときましょう。

GGA(GLOBAL GEEK AUDITION)

 セレクションが終わり、僕はGGAの登壇者に選んでいただけました。めちゃくちゃ嬉しくて家族にすぐに言いました。登壇順は16番中2番手でした。こういった採点を付ける大会は前半は不利という意見もありますが、先ほど書いたように「配られた手札で勝つ」という気持ちでプロダクトの改良とスライドの準備をしました。(ちなみにこのセリフはスヌーピーの名言です)

プロダクトの改良はGGAの一週間前までずっとやっていました。特にデザイン周りを修正し、そして設計士が利用するページも作成しました。ただ、これはメンターをしてくださった佐野さんとの話し合いでプロダクトの軸がブレると判断し削除しました。

スライドも毎日毎日推敲し、メンターである佐野さんに壁打ちをしていただきました。
さらにGGA当日の深夜0時にG's卒業生で過去のGGAの優勝者の長友さんにピッチを聞いてもらい、そこからスライドを5枚変更しました。
スライドが完成したのはGGA本番の9時間前でした。かなりの賭けでした。完成版のスライドで時間を測った練習はその時点でしておらず、前日のスライドで行くか、当日のスライドで行くか悩みましたが、僕は挑戦を選びました。そっからめちゃくちゃイメトレと練習をしました。

結果、GGAでは5分ピッタリで発表ができ自分の思いも伝えることができました。
ただ、入賞はできませんでした。正直悔しいです。
 でも、この半年間は今までで一番努力したと胸を張って言えますし、家族、同期、メンターの佐野さん、チューターさん、他にもたくさんのオーディエンスの方から温かい言葉をいただけたので悔いはありません。

そして何より、GGAに登壇した全員がここまでめちゃくちゃな努力をしてきたことを知っているから「悔しい」を上回る「おめでとう」がありました。
僕が一番好きな写真は登壇者全員が発表終わって控え室前の廊下で笑顔で写っている集合写真です。ライバルというより仲間って感じの一体感が会場にはありました。ジーズアカデミーで出会った人はみんな最高だと思いました。

最後に、僕はピッチとかあまり緊張しないし原稿も作らないタイプなんですが、
理由は二つあります。
 一つは「使う側より、作る側の方が強い。壇上に立った人が壇の下で評論するやつより偉い。」といういう考えを持っているからです。
 もう一つは、目を閉じてもスライドとセリフが思い浮かぶほど練習をして、自信があったからです。ここで練習とはスライド完成後の練習だけじゃなく、毎日のイメトレも含みます。

これからGGAに出る後輩たち、緊張で押しつぶされそうになったらこのことを思い出して欲しいです。

最後に

ジーズアカデミーでたくさんの人に支えられながら走り抜けることができました。これからは僕が支える側、手助けする側になれるように頑張りたいと思います。(もしできたら福岡校のチュータとかも。。)

そして僕自身の挑戦も終わりではなく、これからも努力を続けます。
とりあえず基礎力強化のため「JavaScript本格入門」を書いました。
homenyのフロント側も作り直そうと思います。
また、今まで書いたことがない技術も挑戦してきます。

また、ここでは書けなかたった技術の細かい話やセレクション、GGAのコツ、メンターの佐野さんから学んだことなんかもこれから書いていこうと思います。

これからも頑張りますので皆さん仲良くしてください。
一緒にセカイを変えるGEEKになりましょう!!

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