アヤワスカ み
どのくらいの時が経ったのだろう。
遠くの方から意識が近づいてきた。
あ、意識がある。
ということに氣がついた。
氣がつくということ。
「氣」が「付く」ということ。
これは意図的にできるものではない。
「氣」の方が「付く」のだ。
そんなことを思いながら目を閉じていた。
何かがおかしい。
でも何がおかしいのか分からない。
その何かに氣付くか氣付かないかの狭間で弄ばれていた。
氣付くかな?
氣付かないかな?
とアヤワスカに弄ばれていた。
眼を開けてみた。
目が見える。
いつも見ていた世界だけど調整できる。
見え方が調整できる。
光の具合や色の度合いを
パソコンのディスプレイを調整するように。
テレビのつまみを回すように。
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