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子育ての一端をお任せする=外注。

息子は「学校に行かない」宣言をしたが、週に2回は登校し、支援級にて1時間過ごしている。

学級担任はとりあえず置いといて(笑)、支援の先生には本当にお世話になった。女優の永野芽郁さんに似た可愛らしい女性の先生。U先生と呼ぶ。
U先生とは、最初から上手くいったわけではない。
ハヤブサとU先生、私と先生、ハヤブサと私…、何度も何度も話し合い、時にはバトルもして、少しずつ理解と愛情を深めていった。
毎日、学校であった事.家庭での様子を綴った交換日記、送り迎え時にも必ず顔を会わせての情報交換、定期的な面談……。
ハヤブサが過ごした3年間は、まんまU先生との思い出と言ってもいいくらい、伴走してくれた。

そこで感じたのは、子供は、地域で見守られ、社会の中で生きていくということ。そして、学校もハヤブサを取り巻く社会のひとつだということ。
心ない言葉をかけられたり、異端を見るような目で見られることもある。(まぁ、異端なんだけど)
そこは、理解してもらう努力と鈍感力が必要だ。
そういう冷たい反応は過剰に意識せず脇に避けておいて、ハヤブサの成長を見守ってくれる人が、親以外にもいるということが、私は嬉しい。

あなたを知りたい。

ハヤブサはピアノが好きで、コンクールにも挑戦している。今回、2年ぶりにコンクールに挑戦した。
その時、今年から支援の担任をしてくださるMT先生がこっそり観に来てくれた。(MT先生はパソコンが得意なお兄さんのような先生)
U先生がしっかりと引き継ぎをしてくれたので、MT先生とは初対面からスムーズに関係が保てている。
そしてコンクールの様子を録画して(了承済)、後日、職員室で校長、教頭、学級担任、U先生、支援主任の先生達にビデオを見せてくれた。

学校では小さな反逆者のイメージしかないハヤブサが、舞台上で堂々と演奏をする小さなピアニストであることに驚き、初めて知ったその一面(もちろん、U先生は以前から知っている)を喜んでくれた。そして、金賞をとったことを報告すると、手をたたき、飛び上がって讃えてくれたのだ。

ずっと見てるよ。

それは、学校でなくても良い。近所のおばちゃんだって、何かの親の会の仲間だって、誰でも良い。息子の事を知り、成長を見守り、応援してくれる第3者がいてくれると、親は心強く感じる。

それには、出会いやコミュニケーション、知ってもらう努力が必要で、HSP気味な私には億劫な時もあるが、会えて良かった、話せて良かったという経験があるから、次も私を動かしてくれる。

ハヤブサは、他にも大好きなピアノの先生、プログラミングを教えてくれるお兄さん、英語を教えてくれる家庭教師…、色々な人が成長を見守ってくれている。

1人で抱え込まない。時には外注もする。それも大事だと思っている。その方たちから、私の知らなかったハヤブサの新しい一面を教えてもらえることもある。

でも、外注は慎重に選ばなければならない。
そのはなしはまた今度。

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