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12/26,27 vs宇都宮ブレックス レビュー ばすけっとって ながれのすぽーつ なんだよなぁ

久しぶりのレビュー投稿になります。ご無沙汰してますOKEYです。

年内に何とか一本!ということで何とか書き上げました。良ければ最後まで読んでいってください。

GAME1 三河82-宇都宮88 

公式Twitterのレポートの通り後半の猛追及ばず敗戦となりましたが、実際に試合を通して観ると点差以上の余裕を宇都宮から感じる内容だったように思えます。

沈黙する精密機械

開始早々から宇都宮の遠藤による徹底マークを食らいます。リーグ屈指のディフェンダーによるフェイスガードは当然予想していたはずですが、それでも金丸に預けて一気に流れを持って行こうと考えたのでしょうか。金丸以外の4人は自身のプレーよりも金丸を探すことを考えているように見えました。

結果として金丸は満足にボールを持たしてもらえずオフェンス全体のリズムが鈍ってしまいます。宇都宮はトランジションやロシターのボールプッシュから得点を重ね、一気に10得点を立て続けに奪われるという開始約4分間でした。(この日金丸は3Pが0/2。試合を通して僅か4得点。)

たった1Q、されど1Q。エースを塞がれた上に頭から2桁点差を追う展開に持ち込まれ、嫌な雰囲気を開始早々から感じることになってしまいました。


セカンドユニットとは言わせない??

1Q終盤から交代を重ねた結果、スタメンのガードナー以外のコート上のメンバーが入れ替わりました。長野・柏木・高橋・ウィティングトンという面々。

金丸を探している様にすら見えた序盤から、人とボールがよく動くようになりました。攻撃のベクトルがペイント内に向いてリズムが生まれます。交代で出てくるユニットが大きな役割をこなせることは三河好調の要因の1つでしょう。

特に長野はGAME2で見せた大爆発の布石になるような、スピードを生かしたアタックを見せていました。

宇都宮の余裕の要因は

1Qの大幅リードも要因の1つでしょうが、この日の宇都宮は試合を通して余裕を持っているように見えました。

この試合の宇都宮の3P成功率は42.9%、対する三河は29.2%という数字でした。今季の成績ではリーグ1,2を争う3P成功率の三河が3割を下回り、現状上位ではあるものの3Pが特別武器という訳ではない宇都宮が4割を超える成功率……。この逆転現象が試合の流れに大きく影響したのではないかと思います。

この日の三河のインサイドのディフェンスは機能していたものの、パスアウトからのオープン3Pを防ぎきれずに要所を締められてしまいました。

GAME2 三河90-宇都宮70


キャリアハイ20得点 大長野祭

GAME1で見せた大活躍の萌芽をGAME2で開花させた長野が文句なしのMVP。

マッチアップする鵤を尽く抜き去る姿は圧巻でしたが、ディフェンス面でも持ち味のアグレッシブさに加えポジション取りも改善して攻守に貢献しました。

3Pの成功率が高い三河ですが、彼のようにペイント内を切り裂ける選手は相手からしたら非常に厄介な存在でしょう。

個人的Play of the game 3Q 9-0のラン

3Q残り2分30秒頃。三河は奪ったリードを1点差まで詰められたところで、根來のコーナー3P→直後の宇都宮オフェンスをストップ→長野のドライブからレイアップでand1獲得→宇都宮ターンオーバー→トランジションからウィティングトンの3Pと、一気に9得点を奪いました。

長野のand1ショット前に宇都宮はタイムアウトを取りますが、9得点までにかかったのは約1分。タイムアウト直後のターンオーバーからの3Pが宇都宮的にはダメージが大きかったでしょう。100%三河の思惑通りに進んだ夢のような60秒間でした。

確実に決めた得点も素晴らしいですが、最初の3P後に守りきったディフェンスも大きかったです。

このランで接戦の展開から一気に三河優位に引き寄せたと見ました。

渋い活躍。キャプテン根來

この日は得点こそ3P一本のみでしたが、序盤でのシェーファー負傷後はロシターとマッチアップし、泥臭くルーズボールに食らいつき、守備面で重要な役割を果たしました。

メンバー構成がオフェンスに偏りがちな三河の中で、ディフェンスで重要な役割を果たす根來はチームの戦い方に安定感をもたらすでしょう。

3P確率がもう少し上がってくると尚(๑•̀ㅂ•́)و✧

宇都宮、GAME1から一転

GAME1では40%を超えた3P成功率がガクッと24%まで落ち込んでしまった宇都宮。それでも先述の3Q終盤までは接戦を繰り広げましたが、GAME1程の余裕はありません。逆に三河は3P%を4割近くまで戻しました。

ロシターのボールプッシュも思うように決まらず、インサイドに起点を作りきれ無かったことも宇都宮の得点が伸び悩んだ一因かもしれません。

三河はインサイドを固めてアウトサイドをある程度離すディフェンスがハマった格好で、宇都宮を70得点に抑えることが出来ました。

駆け足のまとめ

年内最後に一本が何とも大味なものになってしまいましたが、「三河ブースターの皆さん。良い気分で今年を一旦締め括りましょうや」との思いで書きました。

年内ラストを久しぶりの宇都宮からの勝利という最高の形で仕上げることができました。

単純な勝利以上に、GAME1からGAME2の修整はチームとしても得るものが非常に大きかったんじゃないでしょうか。

シーホース三河の益々の活躍と、こんなご時世でもバスケが観られる喜びと、日々頑張る方々への感謝を込めて……良いお年を。

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