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こども園の英語レッスンを見学直後のインタビュー

英語のレッスンプランはネット上でいくらでも拾えるこの時代。
それでもやっぱり、いざ英語を教えるとなると「何から教えてよいのかわからない」という方のヒントになればと思い、書いてみます。

こども園、見学レポート

これはNさんのこども園で、年中と年長の2つのクラス見学したレポートです。担当講師は、ハヤのJunさんです。約10年ほどの指導歴の先生です。

事前にレッスンプランを2クラスとも共有してもらっていたので、目を通して可能な限り、想像を膨らませて、実際に見学するのをとても楽しみにしていました。

当日は、教えているJunさんの観察をしながら、こどもたちと一緒に歌ったり踊ったりしました。記憶が鮮明なうちにと、帰ったらすぐにもらっていたレッスンプランにメモを書きまくりました。

2Dだったレッスンプランが3Dに

まず最初の衝撃は、2つのクラスで”Hello”の言い方が異なったこと。レッスンプランには、どちらも同じで”Hello, everyone! Let’s get practice”とだけ記載されており、違わせることはどこにも記載されていませんでした。レッスンプランに書かれていることだけでなく、実際は他のバリエーションも存在することが明らかになり、もっともっと知りたいと思いました。それとこの”Hello”を違わせたJunさんのアドリブの意図を聞きたいと思いました。

“Louder”とか”Jump”とか、スクリプトとして、レッスンプランに載っていますが、実際にどの立ち位置でどんなジェスチャーで言うのかはレッスンプランには書いてませんでしたので、非常に参考になりました。声かけの文字面だけでなく、立ち位置などの環境設定、声の大きさ、顔の表情などノンバーバルなノウハウが散りばめられていました。

ペラーンとした紙で2Dだったレッスンプランがまるで3Dになって動き出したかのように見え方が変わり、メモでいっぱいのレッスンプランを愛おしく感じるほどになりました。

少しでもレッスンをしてみようかなという気分になってもらえたら大成功!

見学しないまま、Nさんがもしこのレッスンプランだけをみて、自分で指導してみるとしたら、”Hello, everyone! Let’s get practice”と言うだけになるのではないかと思ったようです。しかし、実際のレッスンが見れて、次は私もやってみたいと思ってもらえたようでよかったです。

こどもたちとの極めて自然な関わり

こども園に向かっている車の中で、JunさんがNさんに、「どんなところが特に知りたいですか?」と尋ねました。

「Junさんとこどもたちとのやり取りを知りたいです」と答えました。

熟練講師のじゅんさんは子どもたちと関わり方は、極めて自然でした。
さりげなく力が抜けた状態で子どもたちと関わっているように見えました。

アルファベットソングの時も小さな技が散りばめられてた。場の真ん中にいて、一つ一つのジェスチャー。「LMNOPは速いよー」とか。
レッスンプランには一つも書いてない。英語を教えたことがない人が知りたいのはそう言うことなんですと。

初レッスンに向かう気持ち

やったことがない新しいことは、不安ですよね。でも実際にこどもを前にすると、容易に想像できると思うのですが、スクリプトの棒読みには決してなりません。Hello!と言ってみて、反応が鈍かったら、大きな声で言ってみたり、耳に手を当てるジェスチャーをしてみたりと、どうにかしようと足掻くでしょう。この小さくて大切な技(工夫)たちは、経験を積んでいくと実践的な知識として習得するもので、勝手にどんどん増えていくでしょう。それを事前に1つでも2つでも学んでおくだけで、初めてのレッスンに立ち向かう気持ちがとっても軽くなる。それだけで非常に価値のあることなのだとわかりました。

英語に初めて触れるこどもたちを見てみたい

Nさん曰く、次は何にも知らないこ子に教えるところ、例えばこども園の1回目からみたいとのこと。何も英語を知らない子たちはどう反応し、講師はどう教えるのかを知りたいそうです。
こども園でレッスンの1回目を見学するには4月にならないと新しいクラスはないので、英語のレッスンをしていないこども園を探して、ボランティアで教えにいくなど、次の研修の機会を模索します。ちなみに、どうやってそんな教えさせてもらえるこども園を探すの?とよく聞かれますが、今までハヤで探して見学させてもらったインターナショナルスクールとか、実際の英語のレッスンをさせてもらったこども園など、ノウハウの蓄積があるので、またそれは別の機会に書くことにします。

すでに英語を教えている方のお悩みをシェアください。回答させていただく形でこのブログで紹介します。そしてその方法を試してみていただき、フィードバックをもらって、という風な循環ができたら嬉しいです。

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