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【シルクロードS(G3)回顧】どうしたマッドクール…クソッ!!


ナムラクレアが競り合いを制して重賞3勝目
29日、中京競馬場で行われたシルクロードS(4歳上・GIII・芝1200m)は、中団馬群でレースを進めた浜中俊騎手騎乗の2番人気ナムラクレア(牝4、栗東・長谷川浩大厩舎)が、直線で内目を突いて伸びると、その外から伸びた10番人気ファストフォース(牡7、栗東・西村真幸厩舎)との接戦を制して、これにアタマ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分07秒3(良)。
さらにクビ差の3着に逃げ粘った1番人気マッドクール(牡4、栗東・池添学厩舎)が入った。
なお、3番人気トウシンマカオ(牡4、美浦・高柳瑞樹厩舎)は4着に終わった。
勝ったナムラクレアは、父ミッキーアイル、母サンクイーンII、その父Storm Catという血統。
昨年6月の函館スプリントS以来、通算3度目の重賞勝利となった。

【シルクロードS】~騎手コメント~

1着2-2 ナムラクレア(牝4、浜中俊・長谷川浩大)
「良く勝ってくれました。道中も手応え良く行って、直線で前が開いたらいい瞬発力でしっかり伸びてくれました。接戦でしたし、最後まで気が抜ける状態では無かったですが、本当に馬が良く頑張ってくれたと思います。馬がフレッシュというか、疲れも取れて、硬さも取れて、いい気配で順調に調整してこられたのではないかと思いました。次のGIと同じ舞台で結果を出せたというのは自信にもなりますし、このまま行ってほしいです」
(長谷川浩大調教師)「良いレースをしてくれたと思います。レースの前に騎手と話していた、良い形のレースになりました。直線もうまく進路ができましたが、坂を上がってもうひとつ辛抱してくれたのが、前に出られた要因かなと思います。調教のパターンを変えたのが、(結果に)繋がってくれたかなと思います。厩舎としてもこの結果は自信になります。継続してやっていけば、GIに繋がると思います」
2着5-9 ファストフォース(牡7、団野大成・西村真幸)
「本当に頑張ってくれました。追い切りの段階から素軽さが出て、体も絞れていい状態でした。
レースはうまくいったんですが、きょうは勝った馬の切れ味がすごかったです。
直線に向いたときの反応も良かったです」
3着5-8 マッドクール(牡4、藤岡康太・池添学)
「すごくいいスタートを切って、楽に二の脚もついたので、
自分でレースを作ることを選択しました。内の馬場も良かったので。
最後まで反応してくれていたし、馬はよく頑張ってくれましたが、
1番人気で結果を出せず申し訳ないです」
4着8-15 トウシンマカオ(牡4、鮫島克駿・高柳瑞樹)
「高松宮記念を見据えて、無駄なレースはしたくなかったです。本番につながる走りはできたんですが、ナムラクレアと同じポジションからというところで、斤量が影響したのかなという気がします。明らかに内が有利の馬場状態で大外はしんどい面がありましたが、リカバリーするのが役目なので、そこは言い訳できないし申し訳ないです」

5着4-7 マリアズハート(牝7、吉田隼人・菊沢隆徳)
「スタートはのんびりしている馬でポジションが取れませんでした。でもじっとしてリズム良く運びました。もう少し器用に立ち回ればいいのですが、これも持ち味ですからね。この中で5着まで来たのですから力があります。まだまだやれる馬です」

6着1-1 シャインガーネット(牝6、岩田望来・栗田徹)
「ゲートは良かったです。レイハリアの位置が欲しかったんですけど、先に入られて、道中はかかり気味でした。最後までしっかり踏ん張ってくれました。重賞でも展開さえはまれば」

7着8-14 ウインマーベル(牡4、松山弘平・深山雅史)
「少し外の馬を気にして、スタートがあまり出られませんでした。外枠でしたし、4角でも外に振られました。きょうは斤量や枠など厳しい面がありましたが、そのなかでも7着に来てくれて力がある馬ですね。まだやれる馬です」

8着6-10 ショウナンバニラ(牝7、角田大河・武市康男)
「7歳で競馬もたくさん積んできてる子。操縦性の高さから、きれいなところを走れました。この馬なりによく頑張ってくれたと思います」

9着3-4 エイティーンガール(牝7、横山典弘・飯田祐史)
(飯田祐史調教師)「大きく負けたわけじゃないし、56キロを背負って最後までよく頑張ってくれました。これで繁殖入りさせます。」

10着3-5 シゲルピンクルビー(牝5、和田竜二・渡辺薫彦)
「ゲートでつっかけた。もう1列前で運びたかったんだけどね。出来は良かったです。やれそうなんだけどね。もったいなかった」

11着7-12 カイザーメランジェ(牡8、荻野極・中野栄治)

12着7-13 キルロード(セ8、福永祐一・田村康仁)
「外に連れて行かれたにしても、追ってから脚を使えなかった。返し馬の動きも良く、調子は良さそうだったんだけど」

13着4-6 レイハリア(牝5、古川吉洋・田島俊明)

14着6-11 テイエムスパーダ(牝4、今村聖奈・五十嵐忠男)
「練習では何もないんですけどゲートが…。
この馬らしいレースができなくて申し訳なく思います」

15着2-3 グルーヴィット(牡7、岩田康誠・松永幹夫)

推奨馬マッドクール(1人気)は、スタート良くそのまま先頭に立って逃げて直線で一気に突き抜けて優勝…のはずが、ゴール手前で接戦になり最後差されて3着…残念。

レースは、中団馬群でレースを進めたナムラクレア(2人気)が、直線で内目を突いて伸びると、その外から伸びたファストフォース(10人気)との接戦を制して、これにアタマ差をつけ優勝。さらにクビ差の3着に逃げ粘ったマッドクール(1人気)が入り、中波乱決着!?

当然ながら馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。

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