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【小倉記念(G3)回顧】推奨馬ゴールドエクリプス3着…ヨッシャ!!

【小倉記念結果】
エヒトが好位から抜け出し重賞2勝目を挙げる

13日、小倉競馬場で行われた第59回小倉記念(3歳上・GIII・芝2000m)は、好位から脚を伸ばした川田将雅騎手騎乗の3番人気エヒト(牡6、栗東・森秀行厩舎)が、逃げた5番人気テーオーシリウス(牡5、栗東・奥村豊厩舎)に2.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分57秒8(良)。

さらに1馬身差の3着に2番人気ゴールドエクリプス(牝4、栗東・大久保龍志厩舎)が入った。なお、1番人気マリアエレーナ(牝5、栗東・吉田直弘厩舎)は4着に終わった。

勝ったエヒトは、父ルーラーシップ、母ヒーラ、その父ディープインパクトという血統。昨年の七夕賞以来の重賞2勝目となった。

【小倉記念】~騎手コメント~

1着2-3 エヒト(牡6、川田将雅・森秀行)
「返し馬の雰囲気は良かったんですけど、ゲートがあまり得意な馬ではないので、こうなることも想定しながらということでした。やはり出ることができず、ポジショニングが悪くなりそうだったので、そこはちょっと本人には無理してもらって、だいぶ動かしながらポジションを取りに行きました。ポジションを取ってからはとても雰囲気良く、リズム良く走れていたと思います。海外では思うような結果を得ることはできませんでしたけど、今日改めてこうしていい雰囲気で4コーナーを走ってくることができ、直線もしっかり動いてくれましたので、本来の走りができたんじゃないかと思います。このぐらいの距離でこうやって安定して、素晴らしい成績を収めてますので、もう少し長い距離でも走れるとは思いますが、今日もゲート以外は上手に走ってくれたなと思います。僕はこの後小倉に来る予定がなく今週だけなので、とてもお客さんが多い中楽しんでいただけたらという思いで今週乗りました。こうしてメインレースもエヒトが勝ってくれましたので、九州のファンの皆さんにも喜んでいただけたんじゃないかと思います」
2着1-2 テーオーシリウス(牡5、西村淳也・奥村豊)
「いい感じでした。今日は褒めてあげたいです。
勝った馬はすごく強かった。一瞬で抜かれました」
3着4-7 ゴールドエクリプス(牝4、角田大河・大久保龍志)
「ペースが流れて、折り合いを欠くところはありませんでした。
もう少しスムーズにポジションを取れていれば、もっといい競馬ができていたと思います」
4着2-4 マリアエレーナ(牝5、松山弘平・吉田直弘)
「枠が良く、スタートも良かったので3番手でレースを進めました」

5着1-1 カレンルシェルブル(牡5、斎藤新・安田翔伍)
「小回りのコーナー4つでも折り合って運べました。いつもと違うインからの競馬になってもしっかり反応。次への収穫になりました。開幕週の馬場で、よくここまで脚を使ってくれました」

6着5-10 ククナ(牝5、岩田望来・栗田徹)
「いい感じで運べて、4コーナーまでは良かったです。
現状の力は出せたと思います。もっとグッとくるところが出てくれば」


7着8-15 レヴェッツァ(セ5、酒井学・斉藤崇史)「思い切った競馬をしようと。ハナには行きたくなかったので(逃げ馬を)見ながら。勝負どころをきっちり回りたかったですね。ただ、格上挑戦でよく頑張っています」

8着5-9 スタッドリー(牡5、坂井瑠星・奥村豊)「無理せずいいポジションが取れて、4コーナーまですごくいい感じでした。勝ち負けするには、もうひと伸びが欲しかったです」

9着4-8 エニシノウタ(牝5、永島まなみ・笹田和秀)「3、4コーナーでうまく上がって行けましたが、外を回ったぶん脚が上がってしまいました。ハンデ50キロをもっと生かしたかったです」

10着3-5 モズナガレボシ(牡6、小野寺祐太・荒川義之)「勝ち馬の後ろで、直線を向くまでじっくり運べました。久々だったぶん最後は息切れしましたが、いいものを持っています」

11着3-6 カテドラル(牡7、団野大成・池添学)
「ハンデと馬場を考慮して乗ろうと思っていましたが、いつも通りの競馬になってしまいました。
着順を少しでも上げる競馬をすれば良かったかも知れません」

12着7-13 アップデート(牡4、松若風馬・杉山晴紀)
「前半にもたもたして、進んで行けませんでした」

13着6-12 ザイツィンガー(牡7、国分恭介・牧田和弥)
「先行することを意識しました。枠は内の方がもう少し楽だったと思います」

14着7-14 ヴァンケドミンゴ(牡7、藤岡康太・藤岡健一)
「返し馬や道中で具合の良さは感じましたが、勝負どころからは年齢的なものがあるのか、以前の反応がありませんでした」

15着6-11 ワンダフルタウン(牡5、和田竜二・高橋義忠)
「夏場はダメですね。手応えがなくなりました」

16着8-16 スカーフェイス(牡7、幸英明・中竹和也)

2023年JRA年間プロモーションキャラクターの女優・見上愛が、8月13日に小倉競馬場で行われた小倉記念の表彰式プレゼンターを務め、コメントを発表した。見上愛「昨年の小倉記念に続きプレゼンターを務めさせていただきました。小倉競馬場は緑に囲まれた、とても気持ちのいい場所で、何度でも足を運びたくなります。そして小倉記念を制したエヒト、川田将雅騎手、関係者の皆さま、おめでとうございます。真夏の芝を懸命に駆けたエヒトの力強さ、美しさに心を打たれました。プロモーションキャラクターになり間もなかった昨年の小倉記念では、とにかくレースの迫力に圧倒されていたように思いますが、最近は、レース展開やレースまでの過程などに注目することで競馬の楽しみがどんどん広がっています。この先の夏競馬でも、新たなHEROが誕生することを楽しみにしています」

推奨馬ゴールドエクリプス(2人気)は、スタートで後手を踏み後方追走のまま3~4角辺りで一気に突き抜けて優勝…のはずが、馬群を捌くのに手間取り3着まで…残念。

レースは、好位から脚を伸ばしたエヒト(3人気)が、逃げたテーオーシリウス(5人気)に2.1/2馬身差をつけ優勝、中波乱決着!?

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