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【府中牝馬S(G2)回顧】推奨馬ルージュエヴァイユ2着…ヨッシャー!!

【府中牝馬S結果】
ディヴィーナが逃げ切って重賞初制覇!

14日、東京競馬場で行われた第71回府中牝馬S(3歳上・牝・GII・芝1800m)は、抑え切れない手応えで逃げたM.デムーロ騎手騎乗の1番人気ディヴィーナ(牝5、栗東・友道康夫厩舎)が、中団後方から脚を伸ばした4番人気ルージュエヴァイユ(牝4、美浦・黒岩陽一厩舎)にハナ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分46秒1(良)。

さらにクビ差の3着に10番人気ライラック(牝4、美浦・相沢郁厩舎)が入った。なお、2番人気プレサージュリフト(牝4、美浦・木村哲也厩舎)は5着に、3番人気シンリョクカ(牝3、美浦・竹内正洋厩舎)は10着に終わった。

勝ったディヴィーナは、父モーリス、母ヴィルシーナ、その父ディープインパクトという血統。中京記念、関屋記念と重賞で連続2着だったが、その雪辱を果たし見事重賞初制覇となった。

【府中牝馬ステークス】~騎手コメント~

1着5-7 ディヴィーナ(牝5、M.デムーロ・友道康夫)
「追い切りに乗って、イレ込んでいたので気難しいと思っていた。直線は長かったね。
最近、いつも2着で残念に思っていたので。今日は頑張ろうと思っていた。
うれしい、メチャクチャうれしい。先生(友道調教師)とは距離はもつと話をしました」
(友道康夫調教師)「レース前に、ペースが遅くなるかもしれないのでリズム良く行かせて下さいとデムーロ騎手が言っていたので、行ってもらいました。最初は2頭で行って引っ掛かり気味でしたが、1頭になってからは折り合いがつきました。お母さんのヴィルシーナもヴィクトリアマイルを勝っていますが、この馬も抜かせない勝負根性を見せてくれました。確実に走ってくれる血統で、最近は安定して走ってくれています。デムーロ騎手はここ3回乗ってくれて、すごく手が合っている感じがしましたし、返し馬から折り合いがついていました。オーナーともう一度相談しますが、距離は大丈夫だと思うので、エリザベス女王杯に行けそうです」
2着4-5 ルージュエヴァイユ(牝4、横山武史・黒岩陽一)
「残念のひと言です。調教では四肢がバラバラでチップは合わないのかなと思ったけど、
芝ではすごくいい走りで本番でいい馬ですね。逃げてもいいかなと思っていたけど、
スタートがうまく出れず後手になった。リカバリーしたけど、最後、もう少しでした」
3着6-8 ライラック(牝4、戸崎圭太・相沢郁)
「久々に乗せてもらったが、けいこの感触が良くて、それが競馬につながればと思っていました。東京の切れ味勝負は少し分が悪いけど、よく頑張ってくれました」

4着8-13 フィアスプライド(牝5、北村宏司・国枝栄)
「枠も枠(8枠13番)だし、スタートは切れたけど外を回る形に。しまいにかけて一瞬、坂の手前で捉えられるかと思ったけど最後の100メートルで甘くなりましたね。それでも、だいぶ復調してきています」

5着5-6 プレサージュリフト(牝4、C.ルメール・木村哲也)
「超スローペースで逃げる馬と離れてしまった。スタートで少し邪魔があって、
後ろの方になってしまった。手応えはあったけど、直線(で前)が壁になって抜けてこれなかった」

6着6-9 アンドヴァラナウト(牝5、鮫島克駿・池添学)
「状態は素晴らしかったです。ゲートも出たし、二の脚も使ってくれました。一瞬の脚はすごくいいけど、横一線のところで止まってしまいました。かみ合えば、もっとやれる馬です。(6枠9番に)もう少し内枠がほしかったですね」

7着3-3 ルージュスティリア(牝4、川田将雅・藤原英昭)
「とてもいいリズムで運べて、直線どれだけ伸びるかなという雰囲気だったんですけどね。これだけ伸びなかった理由を探さないといけません」

8着1-1 コスタボニータ(牝4、松山弘平・杉山佳明)
「スタートして、いい形で脚を溜められました。もう少し馬場が渋った方がいいのかもしれません」

9着8-12 イズジョーノキセキ(牝6、岩田康誠・中村直也)
「ペースもあるが、道中で力んでいた。能力的にはまだまだやれる。ただ、ちょっと最近は力むところが出てきている」

10着7-11 シンリョクカ(牝3、吉田豊・竹内正洋)
「外枠(7枠11番)だったので、オークスと同じく厳しい競馬になりました。内に入れたかったけど、入れられませんでした。結果的にもっと極端な競馬をすれば良かったです。使えば良くなるし、また一からやり直しですね」

11着2-2 エリカヴィータ(牝4、三浦皇成・国枝栄)
「いい位置で競馬ができたけど、休み明けで余裕がありました。使って良くなります。上がりを求められるレースも合っていなかったですね」

12着7-10 ファユエン(牝5、横山和生・勢司和浩)
「このメンツだと、ちょっとしんどかったです」

中止4-4 ストーリア(牝4、菅原明良・杉山晴紀)
競走中に疾病〔左第1指関節脱臼〕を発症したため4コーナーで競走中止。

推奨馬ルージュエヴァイユ(4人気)は、スタート悪く後手に回り最後方追走から3~4角辺り徐々に中団まで進出。大外から直線で一気に突き抜けて優勝…のはずが、抑え切れない手応えで逃げたディヴィーナ(1人気)が、中団後方から脚を伸ばした同馬にハナ差をつけ優勝。さらにクビ差の3着にライラック(10人気)が入り、中波乱決着!?

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