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【シリウスS(G3)回顧】推奨馬キリンジ12着…何処!!

【シリウスS結果】
ハギノアレグリアスが差し切り重賞2勝目!

30日、阪神競馬場で行われた第27回シリウスS(3歳上・GIII・ダ2000m)は、中団から脚を伸ばした岩田望来騎手騎乗の1番人気ハギノアレグリアス(牡6、栗東・四位洋文厩舎)が、好位から4角で先頭に立った2番人気アイコンテーラー(牝5、栗東・河内洋厩舎)に1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分04秒4(良)。

さらに3.1/2馬身差の3着に3番人気ヴァンヤール(牡5、栗東・庄野靖志厩舎)が入った。

勝ったハギノアレグリアスは、父キズナ、母タニノカリス、その父ジェネラスという血統。名古屋大賞典に続き重賞2勝目。四位洋文調教師はこれがJRA重賞初制覇となった。

【シリウスステークス】~騎手コメント~

1着8-14 ハギノアレグリアス(牡6、岩田望来・四位洋文)「大外枠だったので、気持ち良くゲートを切ることができました。1コーナーまで砂をかぶらなかったので、すごく馬が元気でいつもより前のポジションがとれました。4角でヘラルドバローズの内か外(に行く)か迷いましたが、ハンデ戦でもあって少しでも距離を多く走らせないようにと思って、内を選択しました。ハンデ戦でよく勝ち切ってくれたと思いますし、すごく状態も良かったです。もっともっとパワーアップすると思いますし、上を目指してほしいです。けがなどありましたが、よく復帰してくれて、重賞も勝ってくれて、もうひとつ上のステージで勝ちたいなと思います」
(四位洋文調教師)「大外枠だったけど、むしろ安心して見ていられました。スムーズな競馬でした。やっぱり、力のある馬が勝負どころで詰まったりして負けるのが一番嫌でしたからね。望来くんにも『内にこだわらなくていいから』と言っていました。牧場さんもしっかりケアしてくれて、すごくいい連携がとれて、いい夏休みを過ごせました。年齢のわりに数はそんなに使ってないので、もうひと頑張りしてもらいたいと思いますけどね。一戦一戦が勝負の馬なので(次走は)来週1週間、様子を見てからですね。ジョッキー時代からずっと、オーナーにも乗せていただいて、松田国英調教師の定年というご縁で預からせていただきました。すごく理解のあるオーナーで『馬中心で行ってください』と、じっくり待っていただける。本当にいつも助かっています。(JRA重賞初勝利は)やっぱりうれしいですよ。いい馬をたくさん預けていただいて、こうしてひとつ勝たせてもらって、もっともっといっぱい勝てるように、さらに頑張らないといけません。身の引き締まる思いです」
2着5-7 アイコンテーラー(牝5、団野大成・河内洋)
「まずは菱田さんの容体が心配です。馬は全くのテン乗りでしたが、返し馬のときからいい雰囲気で、ダートは合っていると感じました。レースでも勝負をかけていきました。3コーナーで気を抜くところがあって、そこからハミをかけ直していったので、直線まで長く脚を使わせる競馬をしました。最後は勝ち馬にかわされてしまって、勝ち馬は強かったですが、この馬もしっかり走ってくれましたし、力のあるところを見せてくれたと思います」
3着3-3 ヴァンヤール(牡5、荻野極・庄野靖志)
「最初から最後まですごく雰囲気が良く行けて(力を)出し切ってはくれているんですけどね。
悔しくも負けてしまったけど、前走からも立て直されていましたし、
本当によく頑張っていると思います」
4着4-5 フルヴォート(牡5、幸英明・西村真幸)
「しまいしっかり伸びて、距離は問題なかったです。むしろ長い方が良さそうですね。
ためればしっかり伸びてくれますし、今回の条件はいいと思います」

5着6-9 カフジオクタゴン(牡4、坂井瑠星・矢作芳人)
「ゲートが決まらず、ポジションが後ろになりました。もう少し位置を取れていたら、また違ったと思います」

6着4-6 ニューモニュメント(牡7、川田将雅・小崎憲)
「全力でよく走ってくれました」

7着6-10 トウセツ(牡4、M.デムーロ・杉山佳明)
「頑張りましたね。ただ、前が止まらない馬場でした。行きっぷりも良かったです。勝ち馬をマークしたところからレースができましたが、最後はジリジリでした。馬はすごく良かったと思います」

8着7-11 サンライズホープ(牡6、和田竜二・羽月友彦)
「スタートが遅れたが、せかすとスピードに乗ってくれました。前半ゆっくり任せる感じで、やめようとするところがあるのでハミをかけ直すような感じでレースしました。ただ、外から来られて苦しい感じになりましたが、こういう競馬も経験しないといけないですからね。今後の刺激になれば」

9着8-13 ゲンパチルシファー(牡7、鮫島克駿・佐々木晶三)
「ペースが落ち着きましたし、枠も厳しいところでした。もう少し、上がりのかかるレースになってほしかったですね」

10着7-12 クリノドラゴン(牡5、武豊・大橋勇樹)
「久々だったので最後は苦しそうでした。次はいいと思いますよ」

11着3-4 ヘラルドバローズ(牡4、松山弘平・寺島良)
「落ち着きがあって、すごく馬はよかったです。重賞でもよく頑張ってくれたと思います」

12着1-1 キリンジ(牡3、藤岡佑介・佐々木晶三)
「前回、砂をかぶってコーナーで頭を上げるところがありました。今日はペースが遅かったときはスムーズでしたが、3コーナーでペースが上がると頭を上げて嫌がっていました。
経験が浅いですし、コーナーでの器用さがないので、多頭数では厳しいです」

13着2-2 ロードブレス(牡7、川須栄彦・奥村豊)
「体調は2走前より良く感じた。内枠なのである程度のところで流れに乗れました。ただ、向こう正面で外の馬と接触したときに後肢を落としてしまい、リズムが悪くなりました」

14着5-8 サンマルレジェンド(牡5、酒井学・大橋勇樹)
「いつもよりゲートでごそごそしていたけど、メンバーを見て行くのは自分と思って行きました。右回りだと、どうしてもラチを頼るところがあります。他の馬にこられたら、手応えがなくなってしまった。ちょっと太いかなと思ったし、暑い時期も得意じゃないから。立て直して、展開が向けばですね」

推奨馬キリンジ(4人気)は、スタート良く先行3、4番手辺り追走も、3角辺りから騎手に追い出されても反応鈍く後方へズルズルと下がり直線では全く反応せず流され12着惨敗…残念。

レースは、中団から脚を伸ばしたハギノアレグリアス(1人気)が、好位から4角で先頭に立ったアイコンテーラー(2人気)に1.1/4馬身差をつけ優勝。さらに3.1/2馬身差の3着にヴァンヤール(3人気)が入り、本命決着!!

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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