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【ユニコーンS(G3)回顧】推奨馬ブライアンセンス3着…危ねぇ!!

【ユニコーンS結果】
ペリエールが3馬身抜け出し重賞初制覇!

18日、東京競馬場で行われた第28回ユニコーンS(3歳・GIII・ダ1600m)は、道中好位の内で運び直線で脚を伸ばしたC.ルメール騎手騎乗の1番人気ペリエール(牡3、美浦・黒岩陽一厩舎)が、2番手から運んで粘り込んだ7番人気サンライズジーク(牡3、栗東・矢作芳人厩舎)に3馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分35秒(良)。

さらに1.1/4馬身差の3着に2番人気ブライアンセンス(牡3、美浦・斎藤誠厩舎)が入った。なお、3番人気グレートサンドシー(牡3、栗東・中内田充正厩舎)は5着に終わった。

勝ったペリエールは、父ヘニーヒューズ、母ソフトライム、その父フジキセキという血統。今回と同条件のヒヤシンスSを制して臨んだ前走のUAEダービーでは4着だったが、ここでは直線半ばまで追い出しを待つ余裕があり、正に脚の違いを見せつけての初重賞制覇となった。

【ユニコーンS】~騎手コメント~

1着2-3 ペリエール(牡3、C.ルメール・黒岩陽一)「今日は本当に能力を見せてくれました。重賞レベルで良いパフォーマンスをしましたが、海外での経験が彼にとって良かったので、今回はすごく強かったです。これまでのレースをよく見たところ、乗りやすい馬だと思いました。スタートからスピードを出して3、4番手につけ、直線は長くいい脚を使ってくれますが、今回はとても反応が良かったです。ペリエールはGIレベルで頑張れると思いますので、また応援してください」

(黒岩陽一調教師)
「まずポイントは遠征帰りでした。精神状態がレースになってみないと分かりませんでしたが、いざレースになると内枠からでも良い位置が取れました。今回は自分からスッと上がっていける脚がありました。スペースがあって、いつでもかわせそうな手応えでしたし、スタートを切ってからは安心して見ていられました。デビューしてから(馬体重の)数字や見た目はそれほど変わっていませんが、経験を積んできて、ジョッキーもとても力強い馬だと言ってくれました。目に見えない部分での成長が感じられるレースでした。今年3回使いましたし、夏は休養を考えています。秋以降は古馬を相手に走っていかなくてはいけませんから、じっくりと備えたいです」

2着4-7 サンライズジーク(牡3、三浦皇成・矢作芳人)
「返し馬では緩く感じましたが、折り合い面などは心配ないといわれていたので今までの形の競馬で行きました。勝った馬は強く2着も評価できます。最後までしっかり食らいついていて、
良い経験になったと思います」
3着7-13 ブライアンセンス(牡3、横山武史・斎藤誠)
「ポジションが欲しかったのですが、芝でのスタートは得意ではないようです。
今のこの馬の力は出し切ってくれたと思います。能力はあり、まだ成長途上です」
4着8-15 メイショウモズ(牡3、戸崎圭太・松永昌博)
「乗り味はいいけどまだ自由すぎる感じです。精神的に成長してくれれば」

5着5-9 グレートサンドシー(牡3、川田将雅・中内田充正)
「精神面のコントロールが難しく、競馬を作っていけない分能力を出すことが出来ません。ポテンシャルは高いので、精神面が成長していけばいいと思います」

6着1-1 オマツリオトコ(牡3、M.デムーロ・伊藤圭三)
「ズブい馬です。スタートして追って追っていき、ハナを切った馬は速かったですが、そのあとは遅いぐらいでした。それでもついていけない感じでした。直線に入ってジリジリとした脚でした」

7着7-12 ヘンリー(牡3、松山弘平・吉岡辰弥)
「スタート良く1600メートルでも無理せず好位で流れに乗れました。きょうは相手が強かったです。これから成長してくれると思う」

8着6-11 ニシノカシミヤ(牝3、永野猛蔵・伊藤圭三)
「今までにないくらい絶好のスタートでした。
単騎で行けて4コーナーではいけるかという感じでした。
時計は速いですし、よく頑張っていました」

9着4-6 アイファーテイオー(牡3、藤懸貴志・鮫島一歩)
「初めての1600メートルでも頑張ってくれた。芝スタートの部分でつまずき気味になるところがあったけど、最後は狭いところから勇気を持って頑張ってくれた」

10着8-14 ハードワイヤード(牡3、菅原明良・加藤征弘)
「いつも通りゲートを出てくれたけど外枠で壁を作れなかったのが痛かった」

11着3-4 ラフエイジアン(牡3、田辺裕信・中舘英二)
「毎回ゲートが悪い。最近はうまくいっていたけど、そのうちやっちゃうんじゃないかと思っていた。時計面とかもう一つパワーアップしてこないとこのレベルでは厳しい」

12着5-8 カレンアルカンタラ(牡3、津村明秀・新谷功一)
「ワンターンの1600mは条件的に忙しいです。1800mぐらいの4コーナーを回る方が良いようです。緩さを残していてまだこれから良くなってくると思います」

13着2-2 ジャスパーバローズ(牡3、丸山元気・清水久詞)
「1600メートルは忙しい。最低でも1800メートルぐらいあった方がレースがしやすい」

14着6-10 ニシキギミッチー(牡3、武豊・鈴木伸尋)
「距離が長そうだったし、まだ力もないので乾いた馬場も合わなかった」
15着3-5 ワールズコライド(牡3、大野拓弥・堀宣行)
「もまれる競馬が初めてでひるむようなところがあった。
いいものを持っているんですが、そこがモロに出てしまった」

推奨馬ブライアンセンス(2人気)は、スタート良く中団(8,9番手)追走から直線で一気に突き抜けて優勝…のはずが、馬群から抜け出し脚を伸ばすも3着まで…残念。

レースは、道中好位の内で運び直線で脚を伸ばしたペリエール(1人気)が、2番手から運んで粘り込んだサンライズジーク(7人気)に3馬身差をつけ優勝し、中波乱決着!?

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