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【エルムS(GⅢ)回顧】推奨馬ペイシャエス1着~イエス!?

【エルムS 結果】
ペイシャエスが競り合いを制し重賞3勝目!

4日、札幌競馬場で行われた第29回エルムステークス(3歳上・GIII・ダ1700m)は、好位追走から直線での競り合いを制した横山和生騎手騎乗の5番人気ペイシャエス(牡5、美浦・小西一男厩舎)が、2番手から一旦は抜け出した1番人気ドゥラエレーデ(牡4、栗東・池添学厩舎)にクビ差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分44秒0(稍重)。

さらに1.1/4馬身差の3着に10番人気テーオードレフォン(牡5、栗東・梅田智之厩舎)が入った。なお、2番人気ナチュラルハイ(牡4、美浦・黒岩陽一厩舎)は8着に、3番人気ミトノオー(牡4、美浦・牧光二厩舎)は5着に終わった。

勝ったペイシャエスは、父エスポワールシチー、母リサプシュケ、その父ワイルドラッシュという血統。昨年のユニコーンS、名古屋グランプリに続く重賞3勝目を飾った。

【勝ち馬プロフィール】
◆ペイシャエス(牡5)
騎手:横山和生
厩舎:美浦・小西一男
父:エスポワールシチー
母:リサプシュケ
母の父:ワイルドラッシュ
馬主:北所直人
生産者:高村伸一

【エルムステークス】~騎手コメント~

1着6-9 ペイシャエス(牡5、横山和生・小西一男)
「今回(馬の)具合も本当に良くて、自信をある程度持って臨めたので。流れなんかもうまく読みながらうまくエスコートできたと思います」とうれしそうに振り返った。また、自身にとっても初めての重賞勝利が18年のエルムSだっただけに、「初めて勝たせてもらったあの日から、またこうやって札幌競馬場で勝つことができてとてもうれしく思います」

2着6-10 ドゥラエレーデ(牡4、武豊・池添学)
「レースはいい形で、やりたいことができました。1回突き放したかったですが、セーフティーリードが取れなかったです。初めて乗せてもらいましたが、いい馬ですね。さすがG1ホースです」

3着7-12 テーオードレフォン(牡5、丸山元気・梅田智之)
「今日は行きたくなくて、ペースも上がらず、いいところで収まってくれました。ペースが上がったところで、右手前がぎこちないところがある馬なので、ちょっと置かれてしまいました。それでも、今日はパーフェクトな競馬ができました」

4着5-8 シルトプレ(牡5、石川倭・米川昇)
「予定通りの競馬で、しまいを伸ばせました。着順も(昨年から)5着、4着と来ているし頑張ってくれているので、来年こそですね」

5着5-7 ミトノオー(牡4、松山弘平・牧光二)
「今日は返し馬のときから行きっぷりが良く、距離が短くなった方がいい方に出ると思っていました。しっかり踏ん張ってくれてはいるんですけど、もうひと押しでしたね」

6着3-3 ヴィクティファルス(セ6、池添謙一・池添学)
「ここ2戦はやめるレースが続いていたので、今日は集中力を切らさないレースをしようと思っていました。残り3ハロンからいい脚で頑張ってくれました。ただ砂をかぶると嫌がって、外を回す形になりました。ここ2戦でできなかったことができましたし、またこういう形なら走れるのでは」

7着8-14 プロミストウォリア(牡7、西村淳也・野中賢二)

8着3-4 ナチュラルハイ(牡4、永野猛蔵・黒岩陽一)
「スタートは絶好で、馬なりでいいポジションが取れ、理想通りの形になりました。ペースも流れていなくて、脚はたまっていましたが、ペースが上がってからしぶくなって置かれてしまいました。最後まで踏ん張っているけど、この相手との力関係を痛感しました。これがいい経験にはなってくれるのではと思います」

9着8-13 ベルダーイメル(牡7、角田大河・本田優)
「予定よりペースが流れず、1、2コーナーは外枠のぶん、うまく乗ることができませんでした。向こう正面からはいいリズムになりましたが、そのぶん上がりが速い競馬で伸び切れなかったです。脚を使うのは分かっていたので、そういうレースをしたかったです。展開もありますし、うまく乗ることができませんでした」

10着1-1 フルム(牡5、水口優也・浜田多実雄)
「行きすぎず下げすぎず、中団の理想のポジションが取れて、道中はこれはと思ったのですが、直線では外に出しても伸びあぐねてしまいました。重賞級で相手が強かったです。距離は問題なさそうでした」

11着7-11 タガノクリステル(牝5、古川吉洋・長谷川浩大)
「思ったより流れてくれなかったです。展開の助けが欲しかったです」

12着4-6 サヴァ(牡6、岩田康誠・上村洋行)
「前回がはまりましたからね。展開とか、色々なことがかみ合わないと。3、4コーナーでもう少し付いて行けたら我慢できたんですが」

13着4-5 ホウオウアマゾン(牡6、菱田裕二・矢作芳人)
「ゲートで軽くすべらせてしまいました。ダートスタートなので気を付けていましたが、うまくリズムに乗れませんでした」

14着2-2 ユティタム(牡4、佐々木大輔・須貝尚介)
「駐立が良くなくて、タイミングが合いませんでした。出た後につまずいたのが痛かったです。もまれなければ1700メートルはこなせると思います。1、2コーナーまでは砂をかぶっても耐えてくれていましたが、バックストレッチから3コーナーぐらいまでで我慢が利かなくなりました」

推奨馬ペイシャエス(5人気)は、スタート良く先行5番手追走。折り合いながら3~4角辺りから追い出されて直線先に抜け出したドゥラエレーデをゴール前で交わしてゴール!

レースは、好位追走から直線での競り合いを制したペイシャエス(5人気)が、2番手から一旦は抜け出したドゥラエレーデ(1人気)にクビ差をつけ優勝。さらに1.1/4馬身差の3着にテーオードレフォン(10人気)が入り、中波乱決着??

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