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【中京記念(G3)回顧】推奨馬ディヴィーナ2着…クソッ!!

【中京記念結果】
8番人気のセルバーグが逃げ切って重賞初V!

23日、中京競馬場で行われた第71回中京記念(3歳上・GIII・芝1600m)は、逃げた松山弘平騎手騎乗の8番人気セルバーグ(牡4、栗東・鈴木孝志厩舎)が、中団から外を通って脚を伸ばした2番人気ディヴィーナ(牝5、栗東・友道康夫厩舎)に1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分33秒(良)。

さらに1.1/2馬身差の3着に1番人気ルージュスティリア(牝4、栗東・藤原英昭厩舎)が入った。なお、3番人気ウイングレイテスト(牡6、美浦・畠山吉宏厩舎)は4着に終わった。

勝ったセルバーグは、父エピファネイア、母エナチャン、その父キンシャサノキセキという血統。前走の米子Sは、直線入り口で致命的な不利を受けて12着だったが、その鬱憤を晴らすように見事逃げ切っての初重賞制覇となった。

【中京記念】~騎手コメント~

1着3-6 セルバーグ(牡4、松山弘平・鈴木孝志)
「枠も良く、馬場状態(芝)も悪くなって、長くいい脚を使うこの馬にとっては向いたと思います。ハナを切って、この馬の持つ持続力が生きてくれて、最後まで頑張ってくれました。枠も馬場も展開も、全てがいい方に向いてくれたこともあります。渋太く長く脚を使ってくれました。前走は結果を出せませんでしたが、続けて乗せていただいたことに感謝しています。結果を出せてよかったです。これからもやってくれる馬だと思います。距離は現状マイル路線がいいと思います」

(鈴木孝志調教師)
「ジョッキーと相談して、行けたら行こうと。プラン通りに運べました。スパッと切れないけど、1分32秒台の持ち時計もある馬ですから。いろいろと工夫して、いれ込みもましでした。関屋記念(8月13日、新潟)を視野に入れて調整します」

2着6-11 ディヴィーナ(牝5、M.デムーロ・友道康夫)
「ゲートはうまく出て折り合いはつきました。3、4コーナーでは馬場の良いところを走りましたが、外枠で外々を回る形になりました。流れは遅く勝った馬は楽をしていました。
直線でも伸びて良い脚を使ってくれました。頑張ってくれました」

(友道康夫調教師)
「最低限賞金を加算できたからね。次は関屋記念あたりかな」

3着8-16 ルージュスティリア(牝4、川田将雅・藤原英昭)

(藤原英昭調教師)
「3角で寄せられて、てつまずいた。外枠でも前に壁を作って計算通りの競馬はできたんだけど」

4着5-10 ウイングレイテスト(牡6、松岡正海・畠山吉宏)
「調子は良かったです。位置取りも良くて、追い出した時は勝てるかもと思いましたが、もうひと踏ん張りがなかったです。チークピーシーズを着けるとか、次は馬具を工夫しようかと思います」

5着4-8 サブライムアンセム(牝4、三浦皇成・藤原英昭)
「ゲート練習をしっかりやってもらい、クリアしてくれました。内に入らないように、いいポジションもキープできました。最後はササっていたので、右回りの方がスムーズに伸びるのかも知れません。力は見せてくれました」

6着4-7 アナゴサン(牡5、国分恭介・牧田和弥)
「返し馬で少し硬さを感じていました。スタートが良かったので、馬場のいいところを走らせました。3コーナーの手応えはひと息でしたが、最後はよく伸びていました」

7着1-1 ヴァリアメンテ(牡5、西村淳也・中内田充正)
「勝負に行きました。位置を取りに行き、4コーナーでもいい手応えでした。直線では(馬場の良い)ギリギリのところに出しましたが、止まってしまいました。出来はすごく良く頑張ってくれたと思います」

8着2-4 メイショウシンタケ(牡5、角田大河・千田輝彦)
「勝ち馬と同じラインにいて、みんなが外を意識するなか、内を選択しました。右回りの方がいいのかも知れませんが、結果を出せず申し訳ないです」

9着1-2 シュリ(牡7、荻野極・池江泰寿)
「器用に走ってくれました。いいポジションで運べましたが、内で脚をとられながらの追走でした。そこで消耗したのかなと思います」

10着8-15 ミッキーブリランテ(牡7、和田竜二・矢作芳人)
「思い切って前に行けば良かったのかも。後手後手に回ってしまいました」

11着7-14 カイザーミノル(牡7、横山典弘・北出成人)

12着6-12 ダノンスコーピオン(牡4、横山和生・安田隆行)

13着2-3 アドマイヤビルゴ(牡6、岩田望来・友道康夫)
「枠も枠で、内を回される形になり、4コーナーでギアを上げていく時、今まで1800mから2000mを使っていたので置かれるところがありました。最後もじわじわ伸びていますが、スッと動けない分、スペースを取られる形になり、気持ち良く走らせてあげられませんでした」

14着5-9 ホウオウアマゾン(牡5、坂井瑠星・矢作芳人)
「調教通り、まだいい頃の動きではありませんでした。それでも最後は止まっていません。立て直して、また頑張ってほしいです」

15着7-13 ベジャール(牡4、菅原明良・田中博康)
「ゲートが良くなくて(序盤に)ついて行けませんでした。速い脚がない馬。ペースも遅く、今日の形では厳しかったです」

16着3-5 ワールドウインズ(セ6、幸英明・笹田和秀)
「展開が向かなかったです。内枠で馬場の悪いところを通りましたし、伸び切れませんでした」

*ルージュスティリア(牝4)騎手川田将雅は,4コーナー手前での御法(前の馬に接触した)について戒告。(被害馬:8番・12番・13番)

タレントの高田純次(76)が23日、中京競馬場を訪れ中京記念の表彰式でプレゼンターを務めた。第3回中京競馬広報大使でもある高田は「中京競馬場70周年おめでとうございます。記念すべき時に広報大使になることができ、とても光栄でした。中京記念、観戦させていただきましたが、すごい盛り上がりでしたね。とても見応えのあるレースでした。優勝したセルバーグと松山弘平騎手おめでとうございます。また、トークショーも楽しくお話しさせていただきました。中京競馬場、毎週でも来たいです」とコメントした。

推奨馬ディヴィーナ(2人気)は、スタート後ルージュスティリア(1人気)をマークするように中団後方追走から3~4角で押し上げられ直線で一気に突き抜けて優勝…のはずが、逃げたセルバーグ(8人気)が、中団から外を通って脚を伸ばしたディヴィーナに1.1/2馬身差をつけ逃げ切って優勝。さらに1.1/2馬身差の3着にルージュスティリア(1人気)が入り、中波乱決着!?

馬券は、相手馬の選択に失敗して、ハズレ…(ノД`)・゜・。


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