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【毎日杯(G3)回顧】アドマイヤイル…何処!!

【毎日杯結果】
シーズンリッチが抜け出し角田大河騎手と人馬で重賞初V

25日、阪神競馬場で行われた毎日杯(3歳・GIII・芝1800m)は、中団を追走した角田大河騎手騎乗の5番人気シーズンリッチ(牡3、美浦・久保田貴士厩舎)が、ゴール前で馬群の中から抜け出し、外から追い込んだ2番人気ノッキングポイント(牡3、美浦・木村哲也厩舎)に1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分46秒6(良)。

さらに1/2馬身差の3着に6番人気ドットクルー(牡3、栗東・笹田和秀厩舎)が入った。なお、3番人気ドクタードリトル(牡3、栗東・今野貞一厩舎)は4着、1番人気キングズレイン(牡3、美浦・手塚貴久厩舎)は12着に終わった。

勝ったシーズンリッチは、父ドゥラメンテ、母エバーシャルマン、その父ハーツクライという血統。共同通信杯6着から巻き返して重賞初制覇を果たした。通算成績はこれで5戦2勝。鞍上の角田大河騎手にとってもこれが重賞初勝利。

【毎日杯】~騎手コメント~

1着3-3 シーズンリッチ(牡3、角田大河・久保田貴士)
「久保田厩舎(の馬)に初めて乗せていただいて、チャンスをつかむことができて感謝の気持ちでいっぱいです。トップスピードに入るのが早く、じりじり脚を使うので、それを生かそうと思っていました。思い描いた展開で、いい位置がとれました。馬群を割って、馬の根性に感謝しています。いい時に乗せていただきました。将来性が楽しみです。新人も入って来ましたし、もちろん誰にも負けてられません。これからも精進します」
(久保田貴士調教師)「いいポジションで、正攻法の競馬をしてくれました。馬場も考えて、ある程度、前めでと指示をしました。テン乗りでしたが、非常にしっかりゲートを出して、うまく乗ってくれました。デビューから期待していた馬で、あえて自己条件を使わず、強いところにぶつけてきました。ようやくタイトルをとれました。折り合いの不安もないし、距離が延びていい馬。(賞金のボーダーを見ながら)できればダービー一本で行きたいです」
2着6-8 ノッキングポイント(牡3、藤岡佑介・木村哲也)
「先週にルメールから特徴を聞いていました。ゲートをスムーズに出て、勝ち馬と3着馬の間のポジションにいたんですけど、跳びが大きいと聞いていたので、広いところで走らせたかったので、ひとつ下げて外を回しました。よくきているんですけどね。結果論ですけど、下げないでも良かったかなという気がします。伸び切れていない感じがします。もう少し沈んでいけそうな感じがするので、そのあたりが成長してくればと思います。凄くいい馬ですよ」
3着8-13 ドットクルー(牡3、岩田望来・笹田和秀)
「外枠だけど、自分の競馬をして最後まで踏ん張ってくれました。
着差が着差だけに悔しいけど、現状の力を出してくれました」
4着5-7 ドクタードリトル(牡3、松山弘平・今野貞一)
「最後はいい脚で来てくれて、能力のあるところを見せてくれました」

5着7-10 エマヌエーレ(牡3、和田竜二・平田修)
「ゲートを上手に出て、一番いいところにはまったと思ったんですが、手応えほど伸びませんでした」

6着4-4 オメガリッチマン(牡3、石川裕紀人・安田翔伍)
「欲しかったポジションから一列後ろになり、最後でさばくのに手間取ってしまいました」

7着1-1 フェイト(牡3、藤岡康太・矢作芳人)
「ゲートを上手に出て好位のインで運べましたが、追い出してから調教のような反応が見られませんでした」

8着2-2 セレンディピティ(牡3、吉田隼人・音無秀孝)
「スタートが良く、マイペースでハナに行きました。まだ子どもっぽさがあるので、そのへんが解消してくれば」

9着6-9 マイネルメモリー(牡3、吉村智洋・宮徹)
「スタートで遅れてしまいました。伸びそうな感じはありましたが、最後は同じ脚いろになりました」

10着8-12 アドマイヤイル(牡3、団野大成・友道康夫)
「この馬のタイプを考えてもう少し前で競馬ができればと思っていました。初速がつくのに時間がかかりました。道中の手応えは悪くなかったんですけど、まだ体も緩くて外枠ということもあり、最後は反応しきれませんでした」

11着7-11 フルメタルボディー(牡3、松田大作・清水久詞)
「いい感じで運べましたが、最後はばったり止まってしまいました」

12着4-5 キングズレイン(牡3、岩田康誠・手塚貴久)
「2、3番手でもいいと考えていたんですけど、進まなかったです。
出していっているんですけど…。申し訳ないです」

13着5-6 ダブルジョーク(牡3、横山典弘・昆貢)

推奨馬アドマイヤイル(4人気)は、スタート悪く中団後方7、8番手追走から向こう正面辺り追い出され、直線で一気に突き抜けて優勝…のはずが、伸びを欠き馬群へと沈み込み10着惨敗…残念。

レースは、中団を追走したシーズンリッチ(5人気)が、ゴール前で馬群の中から抜け出し、外から追い込んだノッキングポイント(2人気)に1/2馬身差をつけ優勝。さらに1/2馬身差の3着にドットクルー(6人気)が入り、中波乱決着!?

当然ながら馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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