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【京都2歳S(G3)回顧】推奨馬ギャンブルルーム11着…何処!?

【京都2歳S結果】
ソットサスの弟シンエンペラーが差し切って無傷2連勝!

25日、京都競馬場で行われた第10回京都2歳S(2歳・GIII・芝2000m)は、後方から徐々に進出し、直線で馬群を捌いて伸びたJ.モレイラ騎手騎乗の1番人気シンエンペラー(牡2、栗東・矢作芳人厩舎)が、中団から脚を伸ばした10番人気プレリュードシチー(牡2、栗東・高橋義忠厩舎)を差し切り、1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分59秒8(良)。

さらにハナ差の3着に3番人気サトノシュトラーセ(牡2、栗東・友道康夫厩舎)が入った。なお、2番人気ギャンブルルーム(牡2、栗東・大久保龍志厩舎)は11着に終わった。

勝ったシンエンペラーは、父Siyouni、母Starlet's Sister、その父Galileoという血統。全兄ソットサスは2020年の凱旋門賞馬。良血馬が名手に導かれ無傷の2連勝で重賞制覇となった。

【京都2歳S】~騎手コメント~

1着4-5 シンエンペラー(牡2、J.モレイラ・矢作芳人)
「正直言うと、スタートして理想的ポジションよりもちょっと後ろになってしまいました。さらに前の馬がなかなか進まない流れになってきたので、特にレースの前半は焦ったというか心配していました。向こう正面から少しずつ前に行きながら、直線に入って前に進んでる馬の後ろにつけられました。レースの後半から少しずついい流れになってきて、直線もスペースができるまで時間がかかりましたが、素晴らしい反応で勝つことができました。能力が高い馬にしかできない勝ち方をして、さすが凱旋門馬の弟でポテンシャルも高く、将来が楽しみです」

(矢作芳人調教師)
「負けたと思ったよね。強いな。まだ子供で、走りも子供。能力自体が高く、伸びしろはまだまだあるなと思う。線の細いところがあるので、馬の状態をよく見てからになりますが、問題がなければホープフルS(12月28日、中山、GⅠ、芝2000㍍)かなと思っています」

2着6-10 プレリュードシチー(牡2、幸英明・高橋義忠)
「馬はどんどん良くなっています。3着馬の勢いには負けませんでしたが、
勝ち馬にいい脚で来られてしまいました。十分、
力を見せてくれていますし、これからが楽しみです」
3着8-13 サトノシュトラーセ(牡2、川田将雅・友道康夫)
「馬の雰囲気も良くなりましたし、全力のいい走りをしてくれています」

4着3-4 ダノンデサイル(牡2、横山典弘・安田翔伍)
「よく頑張った。まだまだ若いんで、これからですよ」

5着3-3 キープカルム(牡2、鮫島克駿・中竹和也)
「ペースが流れていましたし、変に前半は急がせませんでした。ペースが落ち着くまで若干、忙しかったです。直線は一瞬、勝ったかと思いました。時計的にも2分を切っていい時計ですし、キャリア3戦目なので来年が楽しみです」

6着7-12 ディスペランツァ(牡2、M.デムーロ・吉岡辰弥)
「一瞬勝つかもと思いました。前よりピリピリしていて、『折り合いだけ気を付けて』と先生に教えられました。スタートはボーッとしていました。流れが速かったので、後ろでもいいと思っていました。勝ちたいから早めに動いたら、まだ子供で、甘くなってしまいました」

7着1-1 オールナット(牡2、北村友一・高野友和)
「新馬のときと全然ペースも違っていました。2番手でしたが、逆にリズムは良かったです。
さすがに4コーナーで外から来られたときに、すっと反応できる余力はなかったです。
流れ的にもしんどかったかなと。2回目でこのペースで2番手につけた経験が、
次に生きてきたらいいなと思います」

8着7-11 コスモキュランダ(牡2、角田大河・加藤士津八)
「ゲートの駐立が怪しかったですし、スタートを五分に切れませんでした。最後はいい脚を使ってくれました。まだ緩さがあるし、これから成長してくると思うので今後が楽しみです」

9着6-9 ホウオウプロサンゲ(牡2、坂井瑠星・矢作芳人)
「イメージ通りの形で、すごくスムーズなレースができました。現状の力は出し切れました」

10着8-14 カズゴルティス(牡2、和田竜二・杉山晴紀)
「返し馬からテンションが高かったです。4コーナーで反応させるところで、体ができていないので、気持ちが先行していました。短いところから作っていってもいいかもしれません。ただ、能力は確かです」

11着5-7 ギャンブルルーム(牡2、団野大成・大久保龍志)
「いい感じでいけました。ちょっと流れは速かったですが、道中の位置取りも良く、
あとは直線どれだけ伸びるかと思ったのですが、
追い出すと一気に反応がなくなってしまって…。ちょっと原因が分からないです」
12着4-6 パワーホール(牡2、横山和生・昆貢)
「直線に向いたとき、バランスを崩していたので、
最後は無理をしませんでした。何もなければいいですが」

13着2-2 ルカランフィースト(牡2、松山弘平・鹿戸雄一)
「前回とは頭数も枠も競馬の形も違いました。スタートも出れず、初めてもまれる形になりました。もっとやれる馬だと思うし、次、頑張ってほしいです」

14着5-8 コスモエスメラルダ(牝2、柴田大知・畠山吉宏)
「力不足ですね。メンバーが強かったし、これから力をつけていってくれれば」

推奨馬ギャンブルルーム(2人気)は、スタート良く先団後方6番手から3角では4番手まで押し上げ直線で一気に突き抜け優勝…のはずが?? 騎手に追い出されても反応が無く馬群へと沈み込んで11着惨敗…残念。

レースは、後方から徐々に進出し、直線で馬群を捌いて伸びたシンエンペラー(1人気)が、中団から脚を伸ばしたプレリュードシチー(10人気)を差し切り、1/2馬身差をつけ優勝。さらにハナ差の3着にサトノシュトラーセ(3人気)が入り、ヒモ荒れ決着!!

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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