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【武蔵野S(G3)回顧】推奨馬ペリエール9着…何処!?

【武蔵野S結果】
ドライスタウトが抜け出して重賞連勝

11日、東京競馬場で行われた第28回武蔵野S(3歳上・GIII・ダ1600m)は、中団前方から直線で力強く脚を伸ばした横山武史騎手騎乗の2番人気ドライスタウト(牡4、栗東・牧浦充徳厩舎)が、後方3番手から追い込んだ6番人気タガノビューティー(牡6、栗東・西園正都厩舎)に1.3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分35秒2(良)。

さらに1.3/4馬身差の3着に5番人気レッドルゼル(牡7、栗東・安田隆行厩舎)が入った。なお、1番人気ペリエール(牡3、美浦・黒岩陽一厩舎)は9着に、3番人気ペースセッティング(牡3、栗東・安田隆行厩舎)は5着に終わった。

勝ったドライスタウトは、父シニスターミニスター、母マストバイアイテム、その父アフリートという血統。前走のオーバルスプリントで2歳時の全日本2歳優駿以来の重賞勝利を挙げたが、ここを連勝し重賞3勝目を挙げた。

【武蔵野ステークス】~騎手コメント~

1着2-3 ドライスタウト(牡4、横山武史・牧浦充徳)
「予定よりちょっと抜け出すのが速くなってしまったけど、それだけ馬の反応が鋭かったということですし、すごくいいタイミングで乗せてもらいました。好位をとりたかったですし、思ったよりごちゃついたんですが、馬がよく我慢してくれました。先ほども言いましたが、抜け出すのが速くなってしまったので、最後ちょっと遊んでしまいましたが、まだまだ余力があるということですし、これから先が楽しみですね。調教でも乗せていただきましたけど、調教の時より競馬の方が良かったです。また、乗せていただける機会があったら、ぜひいい結果を出せるように頑張りたいです。(2週連続の重賞制覇)先週のコラソンビート(京王杯2歳S)に続いていい馬に乗せていただいているので馬に感謝してもしきれないです。これからも気を引き締めて頑張っていきたいと思います」

(牧浦充徳調教師)
「前走は頓挫がありつつ、地力で勝ってくれた感じでした。今回はここまで順調に来られました。横山武史騎手も栗東に来て調教をつけてくれて、馬の力を信じて乗ってくれたのが良かったです。今日の勝ち方なら1800mまでなら許容範囲でしょうし、馬の状態次第ですが、大丈夫ならチャンピオンズカップを視野に入れて、様子を見つつ進めていきたいです」

2着2-4 タガノビューティー(牡6、石橋脩・西園正都)
「陣営が一生懸命いい状態に仕上げてくれた。
勝つために馬のリズム重視で3~4コーナーもロスなく外に出せたし、
本当によく頑張ってくれた」

3着6-12 レッドルゼル(牡7、横山典弘・安田隆行)
「馬はよく頑張ってくれている」

4着5-10 ケイアイシェルビー(牡5、藤懸貴志・平田修)
「外の馬が速くて切り込まれたが、2番手を取れて思った通りの競馬ができました。
ずぶさを出すのはいつものことだし、最後まで頑張ってくれました」
5着8-16 ペースセッティング(牡3、団野大成・安田隆行)
「3勝クラスを勝って、ここに挑戦でしたが、悲観する内容ではなかったです。
外々を回る形でも最後まで頑張ってくれたし、また改めて期待したい」

6着1-2 ベルダーイメル(牡6、柴田善臣・本田優)
「ペースが遅くなった時にかかってしまい、そのぶん伸び切れなかった。それでも最後まで気持ちは途切れなかったし、そのあたりは状態がいいということでしょう」

7着7-14 ヴァルツァーシャル(牡4、三浦皇成・高木登)
「意図的に追い出しを待つように乗りましたが、最近の中では一番伸びてくれました。この内容ならチャンスはあると思います」

8着3-5 セキフウ(牡4、藤岡佑介・武幸四郎)
「直線でだいぶ外にはなったけど、よく伸びてくれました」

9着1-1 ペリエール(牡3、C.ルメール・黒岩陽一)
「芝スタートの走りがもうひとつで、少しつまずく感じになった。
道中はいい感じで、直線も伸びてくれたけど、ラスト150メートルで疲れてしまいました」

10着4-8 ヘリオス(セ7、菅原明良・西園正都)
「ゲートは出ているが、芝の部分で進んで行かず、外の馬が速くてカットされ、自分の競馬ができませんでした。それでもすごくいい馬です」

11着4-7 タイセイサムソン(牡5、横山和生・奥村武)
「形的にはうまくいっているけど、このクラスになると精神的な成長や経験がもう少し必要かもしれません」

12着8-15 カテドラル(牡7、田辺裕信・池添学)
「ゲート自体は良かったし、離れず急かさず追走できたが、追ってからの反応がもうひとつだった」

13着3-6 ライラボンド(牡4、永野猛蔵・杉浦宏昭)
14着5-9 マルモリスペシャル(牡4、北村宏司・大橋勇樹)
15着6-11 メイショウウズマサ(牡7、岩田康誠・安田隆行)

16着7-13 ステラヴェローチェ(牡5、M.デムーロ・須貝尚介)
「ダートの走り自体はきれいだったけど、今日は集中して走れなかった」

推奨馬ペリエール(1人気)は、スタート後の出脚が悪く先団後方追走から直線で一気に突き抜け優勝…のはずが?? 内側から抜け出すも、そこから反応なく馬群へと沈み込み9着惨敗…残念。

レースは、中団前方から直線で力強く脚を伸ばしたドライスタウト(2人気)が、後方3番手から追い込んだタガノビューティー(6人気)に1.3/4馬身差をつけ優勝。さらに1.3/4馬身差の3着にレッドルゼル(5人気)が入り、中波乱決着!?

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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