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【アイビスサマーダッシュ(G3)回顧】推奨馬ファイアダンサー18着…ウソッ!!

【アイビスSD結果】
オールアットワンスが差し切って同レース2勝目!

30日、新潟競馬場で行われた第23回アイビスサマーD(3歳上・GIII・芝1000m)は、中団後方から脚を伸ばした石川裕紀人騎手騎乗の9番人気オールアットワンス(牝5、美浦・中舘英二厩舎)が、中団から脚を伸ばした6番人気トキメキ(牝6、美浦・斎藤誠厩舎)差し切り、1.1/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは54秒9(良)。

さらにクビ差の3着に12番人気ロードベイリーフ(牡6、栗東・森田直行厩舎)が入った。なお、1番人気ファイアダンサー(牝5、美浦・鈴木慎太郎厩舎)は18着に、2番人気シンシティ(牝6、栗東・木原一良厩舎)は6着に、3番人気スティクス(牝5、栗東・武幸四郎厩舎)は9着に終わった。

勝ったオールアットワンスは、父マクフィ、母シュプリームギフト、その父ディープインパクトという血統。一昨年のこのレースに続き、重賞2勝目を挙げた。

【アイビスサマーダッシュ】~騎手コメント~

1着2-3 オールアットワンス(牝5、石川裕紀人・中舘英二)
「(検量室前でガッツポーズをしたのは)この馬が初めてアイビスサマーダッシュを勝った時とはまた違った喜びがあっての感情だったと思います。彼女には、自分で調教に騎乗したことはないのですが、関係者がいつも良い状態で持ってきていただいていて、何度かチャンスがありながら、良い走りを見せることができず、悔しい思いがあっての勝利でした。去年と同じ枠で、内に行くことは考えず、外ラチ沿いを取りに行きたいと考えていて、イメージ通りの良い競馬ができました。前半は無理をしていないので、初めてアイビスサマーダッシュを勝った時とは違った手応えで、すごく良い勝ち方ができて、良い切れ味を発揮してくれました。急遽の乗り替わりでしたが、彼女のことは僕が一番わかっていると、自信を持って乗せていただきました。本当に良いスピードを持った馬ですので、これからも応援よろしくお願いします」
2着5-10 トキメキ(牝6、松岡正海・斎藤誠)
「理想通りの競馬でした。良い感じに前が開きましたが、
結果的には上手くいきすぎました。勝った馬が一枚上でした」

(斎藤誠調教師)
「展開がうまく行きすぎて、早く仕掛ける形になってしまいました。ただあそこで引くわけにはいかないので、仕方ないですね。1000mにも慣れてきました。6歳ですが馬は若いですし、むしろ調子も上がっていました。秋は中山1200mか新潟の千直を考えています」

3着1-2 ロードベイリーフ(牡6、西村淳也・森田直行)
「この馬の力は出し切ってくれたのではないかと思います」

4着5-9 サトノファビュラス(牝6、丸田恭介・宗像義忠)
「初めての直線1000mで頑張ってくれました。中ほどの枠で、上手く外に切り替えながら競馬ができました。上位馬の方がよりスムーズなレースをしていました」

5着8-18 レジェーロ(牝6、団野大成・西村真幸)
「スタート良く前を行く馬の後ろにスッとつけられたが、手応えのいい馬にはじかれてしまいました。そのあたりがスムーズなら、さらに上位もあったと思います」

6着同着3-6 ジャングロ(牡4、戸崎圭太・森秀行)
(森秀行調教師)「隣の2頭がゲート内で悪く、あおられて、出がもうひとつになってしまった。もう少しゲートを出れていれば、最後まで踏ん張れたと思うが、長期休養明けのなかよく頑張ってくれた」
6着同着8-17 シンシティ(牝6、田中健・木原一良)
「良い枠を引けて、ブリンカーを着けて、思い通りのレースはできました。
最近のレースよりも踏ん張ってくれました。差はないのですが時計が少し速かったです」

8着6-11 メディーヴァル(牡5、今村聖奈・寺島良)
「初めて乗りましたが、乗りやすい馬で前半の入りも思い通りでした。ただラスト200メートルでごちゃついてリズムが狂ってしまい、もったいない競馬になってしまいました」

9着7-14 スティクス(牝5、坂井瑠星・武幸四郎)
「良いスピードを見せてくれて、最後も手応えがなくなりながらもよく踏ん張ってくれたと思います。ただ、理想はもっと楽に先行できる形かなと思います」

10着4-7 チェアリングソング(牡6、藤田菜七子・青木孝文)
「ゲート入りで最後の馬が入るところで潜りだしてタイミングが合わなかったです。
ラストもきているし、千直適性もあるだけにもったいなかったです」

11着1-1 スワーヴシャルル(牡7、田辺裕信・安田隆行)

12着7-15 マウンテンムスメ(牝5、柴田善臣・中野栄治)
「ペースは速かったけど自分のレースをした。連闘で北海道から輸送のマイナス面が出てしまったかもしれないが、いいスピードを持っている」

13着3-5 バンデルオーラ(牡4、幸英明・牧浦充徳)

14着7-13 ヴァガボンド(牡5、岩田望来・清水久詞)
「道中の雰囲気は良かったが、ゲートを出てから何度かぶつけられてしまった」

15着2-4 ロサロッサーナ(牝4、津村明秀・伊坂重信)
「一か八か、内を突く競馬をしました。そう甘くはなかったけど、まだこれからの馬だと思います」

16着4-8 ライオンボス(牡8、大野拓弥・和田正一郎)
「スタートの出自体は良かったが、周りの馬が速かった」

17着6-12 ヤマトコウセイ(牝4、小林脩斗・武井亮)
「いいスピードはあるけどオープンで行った行っただと厳しいので、もう少しタメが利く競馬ができれば」

18着8-16 ファイアダンサー(牝5、武藤雅・鈴木慎太郎)
「敗因がはっきり分かりません。ゲートから進んでいきませんでした、
何事もなければいいのですが」

推奨馬ファイアダンサー(1人気)は、スタートから反応鈍く後方から凄脚で一気に突き抜けて優勝…のはずが、全く伸びず18着惨敗…残念。

レースは、中団後方から脚を伸ばしたオールアットワンス(9人気)が、中団から脚を伸ばしたトキメキ(6人気)差し切り、1.1/4馬身差をつけ優勝。さらにクビ差の3着にロードベイリーフ(12人気)が入い、大波乱決着!?

当然ながら、馬券はハズレ…(ノД`)・゜・。


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