見出し画像

だって生まれてきたんだ貴方に会う為に

2022年8月8日(月)
CRUSH OF MODE HYPER HOT SUMMER '22 -名古屋- @名古屋E.L.L

えんそく、なんと3年振りの名古屋!
名古屋の人間ではないけれど名古屋には10代の頃からライブで何度も何度も訪れている私、名古屋はライブに関してはホームと言っても過言ではない大好きな街なのだ。
だのに!だのに!
えんそくを好きになってからというもの、全然名古屋でライブがない!wぶうさんも「えんそくはクラッシュでしか名古屋に来ないと思ってるでしょう!」と言っていたくらい。幸い大体日本の真ん中、それなりに東西どちらにも動きやすい土地に住んでいるので近くに来なければ行けばいいじゃない精神で今まで行けるところには飛んできたけれど、でもやっぱり自分のホームで観る好きなバンドっていうのは特別なもの。
そんな特別な名古屋でのライブが私にとって最大級に特別なものになるとは、前日までの私は知る由もなかったのです。

この日のえんそくはトリ。でもせっかく全休を取ったので、オープンから入ってすべてのバンドを観た。全部全部楽しくて、やっぱりクラッシュの空気好きだなー!って思った。ELLのあのスカスカの前方フロア、帰ってきたぜ……という気持ち……。天照の弁当泥棒の話は本当に笑った。弁当箱抱えて寝てるサポートベースの方Kawaiiね!そろそろポジショニングしとくか、と思ってDaccoで2列目くらいに入ってしまいこれは手を抜いたらアカンってなって本気でやったらえんそくでめっちゃ動けたのでありがたかった。超準備運動!すっころんだじょいさんの真似めっちゃ笑った。

えんそく。
久しぶりの名古屋だからこの曲で始まったらいいなってぼんやり思ってたアイツが町に~で始まって、もうこの時点でいきなりのクライマックス状態。めっちゃ待ったよバカ!って拳振りまくった。やっぱりELLで観るえんそくかっこいいなぁ!すごく天井が高くて後ろのあの特徴的な照明がキレイで、お立ち台に立つぶうさんがいつもに増して神様に見える。ELLは正直2柵の方が見やすいんだけど、ぶうさんを観る時はいちばん前のフロアで、できればより近くで、首が痛くなるくらいにずっとずっと見上げるのが好き。ぶうさんの神様レベルがアップするから。
お次は待ってましたの夏をぶっ壊せ!やっと、やっと!夏をぶっ壊せた!!いつもみたいに櫓は作れないし盆踊りで回れないけどその場でめちゃくちゃ盆踊った!ぶうさんのこともめちゃくちゃ扇いだ!うわーーーークラッシュだ!って扇ぎながら泣きそうになっちゃった。
ぶうさんはマイクスタンドを忘れて、「マイクスタンドを忘れてしまった!できればもってきてくれるとうれしい!w」とか最前の方に「お前マイクスタンドやってくれ!」とか言ってて笑ったハンマープライスのPENICILLINやん。スタッフさんがマイクスタンド持ってきてくれた後もマイクセットするのにもすごい手こずって、歌い出しに間に合わなくてワタワタしてたの可愛すぎた。
MC、名古屋に来ない言い訳をすごい勢いでじょいさんが東北出身なせいにしていた。じょいさんかわいそう。申し訳ないと言いながら、主要都市といえば名古屋が入るだろうという驕りがあるんじゃないのか!?とか言われてヒデェと思った。名古屋飛ばしという言葉があるくらい蔑ろにされてるのに!w
配信リリースの宣伝などして1999年のブルース。リリース後すぐに生で聴けたのうれしすぎた。力強くて本当にかっこいい。ミドラップ最高~!!
ぶうさんがクラオカさんの後ろで大の字ジャンプしてたのって1999年のブルースの時だったかな?違ったかな?クラオカさんの打点に比べて全然跳べてないぶうさん(私の記憶ではクラオカさんの股下にぶうさんの顔があったレベル)愛しさ5億点だったし、センター戻ってきた時に股関押さえてたの笑った。おまた裂けちゃったのかな?
雨、解凍す。解凍ワンマンに名古屋は含まれてなくてまだ解凍されてないからやってくれたのかな、って思ったらめちゃくちゃ感動した。ようやく解凍された。えんそくちゃん、本当にちゃんとそういう意味合いとかすごく大事にしてくれるの信頼だなぁって思う。いつもセトリひとつひとつに意味があって、うれしい。
5次元シティ始まる時もなんかかっこいいこと言ってた気がするんだけど覚えてない。くやしい!全部覚えていたいのにどうして忘れてしまうんだろうか……。そういや私、5次元シティに当たった時ブタレンジャーポーズしかやってないなって気付いてちょっと他のポーズもやってみたくなったけど、きっと次もセンターに入っちゃうんだろうな。
アリス、正直これがいっちばん予想外だった。なんとなくワンマンのイメージが強かったからすごく意外で。イベントで聴くアリスもめちゃくちゃかっこいいなー!もうアリスはさ、イントロからもうずっとサビ!って感じで華やかでワクワクが止まらなくなるし高まりすぎてヘドバンで頭飛んでっちゃいそうになる。あの天井の高いステージで見上げるツインギターも尊い以外のなにものでもないんだよな。本当にキレイなんだよ、すごく。
再びのMC。「待機の間何をしゃべろうかって色々考えてるんだけど、今日は前のバンドが全部しゃべってくれるから話すことなくなっちゃった!」って言ってた。弁当泥棒の話はさすがにしてたけどwでもそのお陰でやっと名古屋に来れたよ!っていう話をたくさんしてくれたのうれしかったなー。名古屋のお客さんは全員褒める!って言ってお前名古屋!?お兄さん名古屋!?かっこいいね!お前は名古屋じゃないだろ!とかやってたの笑った。ここで冒頭で書いた「えんそくクラッシュでしか名古屋に来ないと思ってるでしょう!」の話になるんだけど、「お前らの本命はもうとっくに大阪へ行ったよ!!」ってザマァ!くらいの勢いで残ってくれてるであろう他盤ギャさんを煽り出してぶう節が炸裂w
「でもせっかく久しぶりのえんそくだし観てってやるかって人もいるでしょう。どうせ帰ってからはぁ~やっぱり○○くんかっこよかったぁ(うっとりするジェスチャー)ってなるんだろ!?でもえんそくのライブは本命より暴れたなーって思って帰ってほしい。そういうライブをやります」
「他のバンドマンよりはちょっとぽっちゃりしてるかもしれないけど、あなたを救う歌を歌うことはできるから」
全部ニュアンスだけどこんな感じの熱いことをぶうさんが言っていて、好きが爆発した。全部全部私の好きなぶうさんが詰まってて、ちょっと信じられない気持ちすら抱いてしまった。理想が目の前で理想をしゃべってる。夢????
長々喋りすぎてミドさんに笛吹かれたのここだったかな?「そんな強く笛吹くことある!?」ってなってたぶうさん可愛い。あなたを救う歌を~のとこだったかヒュ~って冷やかすみたいな口笛をクラオカさん?かミドさん?が吹いてぶうさんが「えっ?誰?」みたいになった後にじょいさんも吹いてまた「え?」ってなったらSINさんも吹いてて、「SINくんもえんそくに染まっちまったなぁ!」って言ってたぶうさんすごくうれしそうで可愛かった。私もSINさんがこういうのに自ら入ってきてくれたのうれしかったなぁ!
そんなほっこり空気の中で、またぶうさんが気を取り直した感じで「まだあと10分あるので、」ってしゃべり出して(こんな流れだったかどうかは正直自信がないけど、後ろを向いてあと10分あるのでって言った時のぶうさんの背中はハッキリ覚えてる)「なかなか名古屋に来れなくてごめんね。でも今回やっと来れたから、みんなに贈ります「ハイウェイ・スター・ラヴ」」

言霊YABAI!!!!!!!!
ぶうさんがハイウェイ・スター・ラヴって言ってあのイントロのドラムが鳴った瞬間頭真っ白になって意識飛ばしそうになったけど、フォロワーさんに肩叩かれてなんとか正気を取り戻した。やばかった。
名古屋だし、正直少しだけ期待はしていたけれどまさか。なんでこんなに全部叶えてくれるんだろう。えんそくってすごい、それはあまりにもベタでしょwみたいなことはしないのにこういうポイントだけは外さないの、ほんとずるいよ。
久しぶりに聴いたハイウェイはそれはそれは極上で、ぶうさんの足元でぶうさんを見上げながら聴くハイウェイは「だって生まれてきたんだ貴方に会う為に」の極みだった。いつもの歌声がやっと名古屋で聴けたんだな~。クラオカラップに重なっていくぶうさんの歌声がほんともうめちゃくちゃにキレイで、やっぱりぶうさん圧倒的に歌うまくなってるよね!?すごすぎる。同世代だからわかる、何においてもこの年齢から成長するってなかなかできることじゃない。もう後退していくばかりだよ、本来なら。うらやましいよ。
夢みたいな時間に浸っていたらあっという間に最後の曲。聞き慣れた音が響いて、最後のえんそくが始まる。お約束みたいな曲だけど逆にそれが「またすぐに来るから待っててね」っていうメッセージみたいに聞こえちゃった。この町から出て行こうのとこでハートの中におさめたぶうさん、今までハートの中におさめたぶうさんの中でいっっっちばんかっこよかったな。神様だった。

わざわざ「あと10分あるから」って言ったぶうさんになんだかこんなこと言うの珍しいなぁって思ったんだけど、そこまで散々前方のイイコには目もくれずに後ろの他盤ギャさん達を煽ってたのに「みんなに贈ります」って"名古屋=ハイウェイ"みたいなその流れがイイコにしかわかんないような曲をやるなんて、最後の10分は完全に私たちにくれたのかな?なんて都合の良い解釈をしてしまった。本当に今日この日の名古屋の為のセトリだったんだなぁ。翌日の大阪のバッチバチの挑戦者セトリを見て尚更思った(大阪は大阪で\これがえんそくじゃー!刮目せよ!/って感じで良いなぁって思ったけど)。

私、ひそかにこの日の名古屋でハイウェイ・スター・ラヴが聴けたらぶう本命になるんだって願掛けをしていて。それは少しだけ期待していたからこそ賭けたっていうのもあるんだけど。
まさか本当にやるなんて思わないじゃないですか!?
でもセトリを見る度に、もうぶう本命になるにはこの日しかなかったんじゃないかって日が経つほどに思う。前から決まってたんじゃないの?って。ちょうど仙台のワンマンが決まった頃、ついつい名古屋飛ばしを愚痴ってしまった時があってそれをすごく後悔していたんだけどその後からトントン拍子にツーマンにワンマンにって決まって、ちょっと怖いくらいだった。そんなんで迎えた3年振りの名古屋がこれって。まるでレールが敷かれてたみたい。

「今度は俺がいるだろ?」
「もっといいものをあげるこっちにおいで」
日々元本命への不信とぶうさんへの信頼が深まる中、こんなの極まってる時に言われたらコロッといっちゃうかもな~なんて思いながら聴いてた言葉を願掛けした日に畳み掛けるように聴いてしまい、トドメにハイウェイが来てあぁもうこれは完敗だよと思っちゃった。意外だな~って思ったアリスだって、騙されてでもペテン師の手を握るんだから私にとってのぶうさんのことじゃん。最後のえんそくも、あぁ私ついに本命へのただいまを捨てちゃったんだなって後から気付いて、鳥肌立っちゃった。活休の間だけえんそくに出掛けたつもりが、ただいまを捨てちゃった。
本当に誂えたようなセトリで、イベントの数曲のセトリでこんなにひとりの人間の人生を変えちゃうし物語にしちゃうんだからえんそくはすごい。敵わないなぁ。

えんそくを好きになってライブに足を運ぶようになってから5年。この5年間一生新規ハイみたいにずっとずっと楽しくてぶうさんのこともずっとずっと大好きで、だからこそ本命になったことで今までなかった感情が出て来てそれを拗らせて苦しむのが怖かった。でももうそんなこと言ってられないレベルまで来てたんだなー!!今は2回目の新規ハイみたいな感じでまさにオタク3日目、めちゃくちゃたのしい!!ずっとこのままならいいけどどうだろうな!?それは神のみぞ知る!!
ずいぶん遠回りしたけどきっと元本命が休んでる間に出会った時からいつかはこうなる運命だったのでしょう。抗ったってきっとぶうさんもえんそくももう手を離してくれないだろうし私も離す気なんてまるでないから、このまま身を委ねて私のバンギャル余生を託すことに決めた。これからの終わりなき旅路、たのしみだな!よろしくお願いします!