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100の本質04 常識を疑え。

仕事をルーティンにするな。
面白い仕事をされていますねえと、よく言われる。でも、それは、違うと思う。
はじめから面白い仕事なんかはない。けれど、工夫すればいくらでも面白くできる。
面白く出来ない仕事はないと、考えているかどうかだ。この仕事は、こうやる。あの仕事は、これでよい。そんなふうに考えることを放棄して、仕事をルーティンにしてしまうことが、自分にはもっとも嫌いなことだ。
効率は良いのかもしれないけど、そこから、面白いことは生まれない。年をとってなんでも知っている顔をしているひとに限って、仕事のやり方や、アイデアの枠を最初から決めてしまっている。
そして、若者に言う。「こんなことも知らないのか」「この仕事は、こうやってやればよいのだ」と。
そんな経験は何の役にも立たない。アタマとココロを縛るだけだ。それが、ルーティンという考え方であり、バイアスの極みだ。幾つであろうと、そういう思考になっているなら、いますぐペンを置け、創造的な仕事には向かない、と言うことだろう。
最新のアドテクノロジーの知識や技術などでは若者にかなわない。でも、アイデアはどうだろう?
年をとって経験を積んで、いろんなものを見てきて、いつも企むことを忘れないベテランほど手強いものはない。(これは、岡廉道さんの言葉)
そう思って仕事に取り組んでいるつもりだ。そして、工夫(糸井重里さんはクリエイティブとは小さなオリジナルな工夫と定義している)が大好きなら、いつまでも進歩できると、思っている。

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