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100の本質06 ハードルを下げない。

フリーエージェントをやっていてつくづく思うのは、「仕事が名刺だ。」と言うことだ。いくらカッコいい名刺をデザインしても、それらしい肩書を書いても、仕事を呼ぶのは仕事だ。いつも思うのは、人に見せたくない(見せられない)ような仕事はしないでおこうと言うことだ。ホームページに設けている「works」と言うコンテンツページに出せないような仕事をしないと言うのが、ワシのハードルだ。それ以前に、自分が受け手として面白がれないものはやりたくない(やらない)と言うのもある。
ときにはクライアントであったり、間に入っているエージェントや制作会社の意向で企画の意図が歪められてしまうことだってある。でも、できるだけ抵抗したいと思っている。“抵抗”は、自分の思いや趣味に合わないからやりたくないと言うような幼稚なことではない。やらない方がクライアントのために良いと言う判断があるからだ。それも、自分のプロとしてのハードルだ。その判断力がないと機械と同じことだ。ただ、仕事を生産(量産)しているだけのことになる。それでは、自分の身にならないから、経験値やサクセス体験として次の自分につながらない。クソリティの低い仕事は看板や名刺にならないから、次の仕事につながっていかない。相手に合わせる(抵抗しない)と言う営業方針の方が仕事が来ると言う方もいる。それは、そうかもしれない。しかし、それは、自分の知見や理論につながることはない。やっていて面白くない。しんどいけどハードルを下げないで続けることがいちばんの営業だと思っている。組織の人には抵抗のある考え方かもしれないけど、大勢の社員の中で違いを出すなら、それでいいんじゃないかなあ。



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