怒涛のホリデーシーズン目前に規制緩和のハワイ　イベントはもっと楽しめるのか

著：御手洗ケール

あっという間に11月。いよいよホリデーシーズンに突入です。至るところでクリスマスツリーが目につくようになり、心の準備ができていなくても、ホリデーシーズンは間違いなく、駆け足でやってきます。

11月第4木曜日のサンクスギビング・デーを待たなくても、11月、12月はなにかとイベントの多い月。ハワイでは、ようやくインドア、アウトドアのスポーツやコンサート、結婚式などへの参加条件、人数制限が緩和され、11月3日からはワクチン接種証明の提示が条件ですが、100％のキャパシティが許されるようになりました。UHフットボールファン待望のニュースですが、他にもこんなところに影響が…。

待ちに待ったコンサートは4度目の正直ならず

この発表を受け、誰もがやるに違いないと思ったのが、11月13日にリスケジュールされていたブレイズデル・アリーナでのダリル・ホール＆ジョン・オーツのコンサート。このコンサートの成功が、ハワイの今後の自信につながるとさえ思った矢先、キャンセルという大変残念なお知らせが届きました。

このコンサート、もともとは2020年3月に予定されていたもので、その後3回延期が発表に。本人たちはぜひハワイで演奏したい、待っているファンに会いたいとのコメントを延期のたびに発表していましたが、やはり調整が間に合わなかったよう。なにしろしばらく大規模なコンサートは行われなかったので、ワクチンカードのチェック態勢や、諸々の準備に時間がかかるのは予想できます。

同コンサートでオープニングを務めるはずだったヘンリー・カポノは、11月にワイキキシェルで予定していた自身のコンサートを1年延期したため、再度延期もありうる？とも噂されましたが、やはり一度白紙に戻すのが正解だったと思われます。

マスク着用は義務とはいえ、ワクチン済みでもいきなりフルキャパシティでの屋内コンサートに抵抗がある人だっているはず。「心から安心して楽しめる日まで待つ」という選択をしたホール＆オーツさん、ぜひまたハワイに来てね。

ハワイ国際映画祭とメイド・イン・ハワイ・フェスティバル

今週はハワイ国際映画祭、来週はメイド・イン・ハワイ・フェスティバルが開催されますが、どちらも今年は一歩前進。HIFFは、オープニングをビショップ博物館、クロージングをワードの映画館で行うほか、パスを購入して家で楽しむバーチャルと並行して、再オープンしたてのカハラシアターでも30作品以上を上映。話題の日本映画「ドライブ・マイ・カー」や「燃えよ剣」は、劇場での上映に限られるので、映画館に足を運ぶきっかけになるのではと期待されています。

Hawaii International Film Festival
11月4日〜14日（オンラインは28日まで）
https://hiff.org/

メイド・イン・ハワイ・フェスティバルは、例年8月にニール・ブレイズデル・センターでの開催が、11月に延期となり、場所もアラモアナ・センターの駐車場に変更。買い物をしたい人は、ウェブサイトで日にちと時間を予約。2時間限定で13ドルの入場料が必要となります。家族揃って、1日かけてのんびり楽しむというイベントではなくなるけれど、上質のメイド・イン・ハワイが1ヶ所で手に入るとあって、クリスマス・ショッピングでもローカルのスモールビジネスをサポートをしたい人にとって、絶好のチャンスとなりそうです。

Made in Hawaii Festival
11月11日〜14日
https://madeinhawaiifestival.com/

JALホノルルマラソン

屋外アクティビティといえば、12月のホノルルマラソンは大きなイベントの一つ。現在はワクチン接種済みのランナーに限り、海外からも参加が認められ（しかも人数制限なし）、12月12日に開催が決定しています。日本人に人気のレースですが、ただでさえ多忙な時期に急遽開催が決まってもスケジュールやコンディションの調整が難しそうですが、今年もバーチャルという選択もあるようなので、無理せず、安心して参加できる来年以降に、またたくさんのランナーがホノルルを駆け抜けてほしいです。

ハワイは、海外からの旅行者を歓迎する準備が整ったとして、昨日イゲ知事がさらなる規制緩和を発表しました。

詳細はこちら
https://www.hawaii-arukikata.com/news/2021_1102_hawaii_internationaltravel.html

日本も徐々に帰国後の隔離が緩和の方向に向かっているようですが、誰もがハワイ旅行、そして日本一時帰国を楽しめる日が来るのもそう遠くないのかもしれません。