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「はたらき」としての神…「復活の主」イエス・キリスト…聖霊、来て下さい!

教会ではすでに復活祭(イースター)は終わりましたが、4月に入ってますます春の活き活きした気分が高まる日々の中で、キリスト御復活の歓喜の余韻がまだ自分たち老夫婦の中に残っています。特にメンタルに重荷を感じる者たちにとって今生きておられる復活の主とは、絵に描かれているような神々しい姿の存在ではなく、使徒パウロが語っているように「自分のもろもろの弱さ」を痛感する時にこそ体験される「キリストの力」であり(Ⅱコリ12:9)、人を活かす力です。光に包まれて超人的な姿をした復活の主イエス・キリストが、十字架につけられたままの姿なのか勇壮にして華麗なる栄光の姿なのかはともかく、そのような存在としての神が、今も私たちの中に生きておられるといったことではなく、そうではなくて、人が限界状況に置かれて弱くなっている時にこそ、そこから立ち上がらせ生きる力を与えるはたらきとして、はたらきとしての神として、私たちの内におられるのだと信じています。八木誠一先生が「場所論的神の基礎文」と言われる聖句「万物のなかにあって万事を成り立たせる神」(Ⅰコリ12:6)参照。
今の日本社会にはさすがに「迫害」こそないまでも、社会生活での対人関係においては「侮辱」を受けたり、人格的「危機」に陥ったりして、人生に「行き詰まり」を感じる時、キリストの復活の力が聖霊によって与えられ、生きる希望と力とを与えられて、自分たちもそういう意味での「復活」を体験できます。
私は宗教以外では、スポーツ…特にサッカー日本代表(男女)の活躍によって困難な状況を乗り越える勇気と力を与えられておりますが、今、男子(森保ジャパン=SAMURAIBLUE)はまさに、キリストの復活の力を必要としているような厳しい状況にあるんです。女子(なでしこジャパン)は先日の2024 SheBelieves Cupではアメリカとブラジルに惜しくも連敗しましたが、なあ~に、オリンピックやワールドカップの出場とは直接の関係はありません。勝負は時の運とも申しますが、まさにアメリカもブラジルも運がよかっただけで、いずれも運が相手に味方したのであって、日本が勝ってもおかしくはない試合内容でした。そう、試合内容を見ればわかるとおり、なでしこジャパンの実力は世界に冠たるものであり、パリ五輪および次のW杯では金メダル、最低でも銅メダルは確実に獲得できます。これはまちがいありません!ところが男子(森保ジャパン)の方はそうではありません。なぜなら、先月の北朝鮮戦では不戦勝を含めての2連勝で、2026年のワールドカップ北中米大会(アメリカ、メキシコ、カナダ3か国共同開催)のアジア2次予選突破が決定し、6月は消化試合で、9月から始まる3次(最終)予選への進出が決まりましたが、先のアジアカップではベスト8止まりでサポーターからさえも監督解任の声が出るほど、日本のサッカーファンは大きな衝撃を受けることになったからです。もちろん森保ジャパンが掲げている最終目標は2026年のワールドカップでの優勝ですが、アジアで首位に立てないのに世界の首位になるなんてありえないといった声が、日本代表チームの課題とされてきたベスト16の壁を破るという目標さえ達成できるかどうかも危ういとの声と共に放たれている厳しい状況です。自分は、カタールW杯の終了時から、新生(第二次)森安ジャパンの目標は日本代表チームとして初の8強入りということに絞るべきだと思ってきたし今も同じです。優勝をめざすことは素晴らしいことですが、やはり目標と夢とはちがいます。多くのファンの期待と希望を背負って戦う以上、勝利の確率を高めるためにも、目標は現実的であるべきです。それにしてもエースストライカーである三笘選手の怪我とか伊東選手のくだらないゴシップによって、森安ジャパンの本来の実力が発揮できないということも歯がゆいですね。
森保ジャパンは一昨年(2022年)の11月から12月にかけて行われたFIFAワールドカップ(カタール)で、日本は「死の組」と云われたEグループでしたが、スペインとドイツという強豪を連破して首位通過を成し遂げました。決勝トーナメントではクロアチアに惜しくもPKで敗れてベスト16の壁を破ることはできませんでしたが、最終順位はベスト16では最高の9位という実績を残しました。アジア最終予選では出だしの3試合で2戦めの中国には勝ったけど初戦のオマーンと3戦めのサウジに敗れて1勝2敗ということで(あの時は雨の中での敗戦で、主将の吉田選手をはじめとする選手たちのずぶ濡れの姿がその心境を如実に表していましたが…)、森保監督の解任も取沙汰されて代表チームとしてはまさに絶望的な状況に陥ったかのように見えましたが、監督とコーチなどスタッフと選手たちとの信頼関係の絆が力を発揮して、そこから6連勝の快進撃を果たしてW杯出場権を獲得し、さらに本大会では「死の組」での首位通過という偉業を成し遂げて日本国民に大きな勇気と希望を与えたことは、私の如きが申し上げるまでもなく皆さんの御記憶のとおりです。そしてドイツとの再戦も含めての連戦連勝による盛り上がりで、選手たちの人気は急上昇し、森安監督は一躍、時の人になりましたね。あれから3年目を迎える森保ジャパンは、再びアジア最終予選の正念場を迎えることになります。どうか、森安ジャパンのSAMURAIBLUEの選手たちのユニホーム姿が、その若き雄姿が再びワールドカップのピッチ上で活躍することを楽しむことができますように…、それによって私たちも最近、県営住宅入居の抽選に落ちたり、教会も牧師さんの説教があまりに準備不足でひどくてだるいとか…、いろんな日々の生活上の憂さを晴らして前向きに生きてゆけますように…と黙想し、聖霊よ、来てくださ~い!と叫んでいます。ご一緒によろしくお願い申し上げます。

キリスト教関係のメディアでも伝えられない、あるいは伝えきれないキリスト教界のタブーに挑戦します。面白さを心がけているのでご期待下さい。