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4色ペン競馬講座②考えを都合よく残す

こんにちは。ハウマです。
競馬新聞を眺めるのが好きな競馬ファンです。

前回は、4色ペンを用いた競馬新聞への記入に関して、使い分けと、振り返ることの重要性を整理しました。そのつづきです。

レースの振り返り(復習)に際して大事にしたいことは、「勝った時のイメージを深める」ことだと思います。どういうことでしょうか。

ふつう大勝ちした際は強いインパクトが残りますが、同じくらい「なぜこの馬を選べなかったのか!」「惜しい!気になっていたのに!」という、負けたことに思いが至りがちです。しかし、競馬は10回同じメンバーでやれば毎回着順が変わりうるものだと思います。

そこで、トリガミ(当たったけど損)でもいいから、「この馬やはり来たな!推理が当たったな!」この感覚を反復して、自分の馬選別スタイルを固定していくことが大事だと思います。そのときに「なぜその馬を選べたのか」理由を刻み込んでいくことによって、明確になります。

私は競馬新聞を眺め、自分の考えた後を残して、またそれを見るのが好きーということに、最近改めて気づきました。

人は都合よく解釈しがちです。だから「当たった時だけ刷り込む」考え自体も相当に都合良いのですが、しかしたまたま選んだものを自分の手中に収めることはできない。

逆に、10回のうち9回は当たっていたであろう考え方を、1回の間違いで消してしまうことはとてももったいないです。

ヤクルトや阪神で監督を務められた故・野村克也監督が「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」と言いましたが、ここではあえて逆に「勝ちに不思議の勝ちなし、負けに不思議の負けあり」の精神でいくべきと考えています。

■緑色が大事■

前回の記事に示した、私がスタイルとしている競馬新聞に書き込む法則のうち、下記の緑がとても大切です。

赤①上位人気3頭の馬番を囲む②体調の良い馬に印を入れる
青①極端な戦法が見込める馬に印を入れる②厩舎の潜在能力への期待を感じ   
 る馬に印を入れる③レース後の結果を5着まで着順を記入する
黒マイナス要素のある馬の部分を囲む

レース後、うまく拾えた馬の理由を囲む
あるいは拾えなかった馬の理由を囲む

うまく拾えたその理由、たとえば前走成績、コース実績、血統、騎手、厩舎コメント、何でもいいのですが、明確に意識します。

いま「あるいは拾えなかった馬の理由を囲む」と書きました。矛盾するのでは、と思われるかもしれません。そうではなく、「あるいは拾えなかった馬の((強いて言うなら買えそうだった))理由を囲む」ことが大事で、自分に都合よく解釈し、負けを強引に勝った法則の延長線上に乗せてしまうのです。

どうしてもそれが見つけられない時があります。「この馬はどうしたって買えない」。多くの場合、大穴のケースでしょう。競馬に絶対はないため、1日数回は発生します。この発生頻度をできだけ抑えていくことが、競馬予想において大切だと思います。

4色ペンを用いて、予想の痕跡を残すことで、レース後もまた色々深く分析できる。見直したくなる競馬新聞をつくるのが、私は好きですね。

今回は振り返りの意味と、記入する理由について書いてみました。これからは実例も混ぜながら書いてみたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。

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