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第9戦はラトビアとの戦い!

カナダ戦の時のように、メンバーの間でコミュニケーションをしっかり取ってフィンランド戦を快勝し、4勝4敗とした日本(中部電力)。予選は残り4試合となり、決勝トーナメント進出へ向けて負けられない戦いが続く。第9戦はバルト海に面し、リトアニアとエストニアの間にあるラトビアが対戦相手だ。ラトビアはどんなチームなのか。

世界ランキング17位のラトビア

ラトビアは5年ぶり4回目の出場。世界ランキングは17位と、今回の出場国のなかでは一番下になる。5年前の2014年大会は1勝10敗で12位(最下位)だった。
その前年(2013年)の大会はラトビアで開催されたため、開催国として出場し、藤澤五月選手がスキップを務めた中部電力とも対戦している。イベタ・スタシャ・シャルシューネ選手がスキップのチームで、点の取り合いになったが11-8で日本が勝った。この年の日本は5勝6敗で予選8位、ラトビアは1勝10敗で同12位(最下位)。ラトビアの世界選手権出場は、過去10年ではこの2度にとどまっている。
また、2013年12月には、小笠原歩選手がスキップだった北海道銀行が翌年のソチ五輪の世界最終予選でシャルシューネ選手のラトビアと対戦している。中盤で連続スチールをされたが終盤に連続スチールをやり返すという派手な展開で、最終的には9-7で勝利した。

今年もシャルシューネ選手のチームが出場

♡リード  エベリーナ・バローネ
カーリング歴は8年。

♡セカンド  イェバ・クルスタ
カーリング歴は17年。

♡サード  サンタ・ブルムベルガ
カーリング歴は8年。

♡フォース/スキップ   イベタ・スタシャ・シャルシューネ
カーリング歴は17年。

♡リザーブ  ティナ・シリニャ
カーリング歴は10年。

2013年に対戦したシャルシューネ選手のチームとの再戦となる。セカンドのクルスタ選手も当時からのメンバーだ。ラトビアはブロック予選があるミックスダブルス選手権やシニア選手権で不思議と同じ組になることが多いという。
今年の大会はここまで1勝7敗だが、序盤欠場したシャルシューネ選手が戻ってからは勝てない試合でも接戦を演じており、油断はならない相手だ。ラトビアのショット成功率はドロー76%、テイク71%でトータル74%。日本はドロー76%、テイク79%のトータル77%で、テイクショットの成功率が高いぶんトータルで上回っている。相手にテイクショットを強いる展開に持っていきたい。
残す相手はラトビア戦のあとはスイス、中国、スウェーデンと強い国が相手。決勝トーナメント進出のためには、取りこぼしてはいけない相手だが、過去の例からも点の取り合いになりがち。相手に後攻での複数得点を許さないよう心がけたい。試合は21日午前9時(日本時間午後5時)開始。前夜の試合から時間は経っていないが、しっかり休息をとって試合に臨んでほしい。

地元網走に帰ってきて5年半経ちました。元競馬専門紙編集部員。サッカーや野球、冬はカーリングなどスポーツ観戦が好き。もちろん、競馬も話題にしています。時事ネタや網走周辺の話題なども取り上げます。よろしければ、サポートもお願いいたします。