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北海道ジュニアカーリング選手権 男子は常呂ジュニア、女子は札幌協会が優勝!

札幌市のどうぎんカーリングスタジアムで9月19日に開幕した第28回北海道ジュニアカーリング選手権は、23日に大会最終日を迎え、男女の準決勝、決勝、3位決定戦が行われた。まずは、下記の記事以降の、予選最終日(21日)の成績から。

男子は常呂ジュニア、女子は札幌協会が首位!|大場 礼 @hatugenchu #note https://note.com/hatugenchu/n/nc65e8c44787d

【男子】

🥌競技12
札幌ジュニア

0111 04XX=7
0000 10XX=1
チームAOKI🔨

カールプレックスJr. 
1100 1010=4
0002 0201=5
常呂ジュニア🔨

チーム後藤
0200 000X=2
2011 121X=8
稚内北星学園大学🔨

帯広ジュニア
0310 120X=7
1001 001X=3
平取高校🔨

🥌競技14
カールプレックスJr.

3021 001X=7
0100 110X=3
平取高校🔨

札幌ジュニア🔨
4032 32XX=14
0100 00XX=1
稚内北星学園大学

常呂ジュニア🔨
2200 030X=7
0011 101X=4
帯広ジュニア

チームAOKI🔨
4312 11XX=12
0000 00XX=0
チーム後藤

☆男子予選最終順位
❶常呂ジュニア     7-0 Q
❷札幌ジュニア     6-1 Q
❸チームAOKI      5-2 Q
❹稚内北星学園大学  3-4 Q
⑤ カールプレックスJr.   3-4
⑥チーム後藤     2-5
⑦帯広ジュニア     2-5
⑧平取高校      0-7

常呂ジュニアがしぶとい戦いぶりで7戦全勝で首位通過を果たした。競技12で1敗同士の"札幌ダービー"を制した札幌ジュニアが2位となった。その試合で敗れたものの最終戦で完封勝ちしたチームAOKIが3位に入り、4位には稚内北星学園大学が食い込んだ。
準決勝は1位×4位、2位×3位で行われ、男子は上位2チームが11月17日より青森市のみちぎんドリームスタジアムで開催される第29回日本ジュニアカーリング選手権の出場権を得る。

〈準決勝〉
常呂ジュニア × 稚内北星学園大学
札幌ジュニア × チームAOKI

【女子】

🥌競技11
十勝JCC🔨

0100 1111=5
1011 0000=3
北見ジュニア

常呂CC
0000 01XX=1
3103 10XX=8
札幌協会🔨

チーム札幌🔨
0202 0100=5
0010 1013=6
名寄協会CC

🥌競技13
常呂CC🔨
1100 1100=4
0002 0033=8
名寄協会CC

十勝JCC
2012 1202=8
0101 0010=3
チームおびひろ🔨

札幌協会🔨
1011 302X=8
0100 010X=2
チーム札幌

★女子予選最終順位

❶札幌協会    6-0 Q
❷名寄協会CC   5ー1 Q
❸北見ジュニア   3-3 Q
❹チーム札幌   3-3 Q
⑤常呂CC     2-4
⑥十勝JCC    2-4
⑦チームおびひろ  0-6

札幌協会が最終戦の札幌勢対決も制して7連勝で首位通過。2位には競技12でチーム札幌に大逆転勝ちするなどで1敗を守った名寄協会CCが入った。さらに3位に北見ジュニア、4位にチーム札幌が入り、準決勝に進出した。
女子は上位3チームに第29回日本ジュニアカーリング選手権の出場権が与えられる。

〈準決勝〉
札幌協会 × チーム札幌
名寄協会CC × 北見ジュニア

日本ジュニアカーリング選手権出場を懸けて

4連休が終わっても続く戦いはいよいよ最終日。23日の札幌は最高気温が22.9℃と過ごしやすい気候だったが、どうぎんカーリングスタジアムの中では熱い戦いがこの日も繰り広げられた。
YouTubeで連日、大会の模様が配信されたが、映像を通じても選手たちの熱気が伝わってきた。
午前9時から準決勝男女各2試合が行われた。

【男子】

①常呂ジュニア🔨
2022 02XX=8
0100 10XX=2
④稚内北星学園大学

②札幌ジュニア🔨
2010 1020 0=6
0102 0102 1=7
③チームAOKI

常呂ジュニアは4エンドで2点スチールするなどで試合を優位に進め、稚内北星学園大学を寄せつけなかった。
チームAOKIは、2点のビハインドを7エンドに追いつき、最終エンドは不利な先攻。しかし、冷静な戦いぶりで土壇場に札幌ジュニアのミスを誘い1点スチールして決勝進出。日本ジュニアカーリング選手権出場を逃した札幌ジュニアにとっては悔しい最終エンドになった。

【女子】

❸北見ジュニア
0010 000X=1
1103 111X=8
❷名寄協会CC🔨

❶札幌協会🔨
2110 210X=7
0001 001X=2
❹チーム札幌

名寄協会CCは、先攻でも点を狙いに来る積極的な展開でスチールを連発して北見ジュニアを圧倒した。前日の予選最終戦に続いて札幌勢の対決となったもう一試合は、札幌協会がチーム札幌を返り討ち。相手の小さなミスを逃さない試合巧者ぶりが出た試合だった。

この結果、決勝および3位決定戦は次の組み合わせとなった。

〈決勝〉
男子 常呂ジュニア × チームAOKI
女子 札幌協会 × 名寄協会CC
〈3位決定戦〉
男子 札幌ジュニア × 稚内北星学園大学
女子 北見ジュニア × チーム札幌

激戦となった女子3位決定戦

昨年の第28回日本ジュニアカーリング選手権には、北海道からは男女とも4チームが出場。男子は北海道勢が3位までを独占した。ところが、今年は男子2チーム、女子3チームと出場枠が縮小。
今大会の最大目標を「日本ジュニアカーリング選手権の出場権を得ること」としていたチームも多く、準決勝を突破した後も緊張感を維持できるかどうかも決勝の見どころであった。
決勝の結果は以下の通り。

【男子】

①常呂ジュニア🔨
1002 0021=6
0010 0100=2
③チームAOKI

【女子】

❶札幌協会🔨
2110 210X=7
0001 001X=2
❷名寄協会CC

男女とも予選を全勝で1位突破したチームが順当勝ち。常呂ジュニア、札幌協会ともに完全優勝を果たした。決勝も相手の後攻で複数点を取らせない形を徹底。隙のない戦いぶりは見事だった。
一方、前述の通り女子は3枠のため、女子の3位決定戦が大一番となった。北見と札幌の意地が激突し、お互いに後攻で1点だけ取らされるという手に汗握る戦いが続いた。
3位決定戦の結果は以下の通り。

【男子】

②札幌ジュニア🔨
2040 203X=11
0101 030X=5
④稚内北星学園大学

【女子】

❸北見ジュニア🔨
0101 1001 0=4
1010 0110 4=8
❹チーム札幌

札幌ジュニアは準決勝敗退の鬱憤を晴らすかのような攻撃的な試合運びで快勝。底力を十分に見せつけた。敗れた稚内北星学園大学も大会を通しての健闘が光った。稚内には素晴らしいカーリング場ができただけに、稚内勢は練習環境が充実して今後より一層強くなりそうだ。
白熱した女子3位決定戦は、0と1だけが並ぶスコアで8エンドを終えて4-4。エキストラエンドに突入した。有利な後攻はチーム札幌。
札幌はリードがきっちりとウィックを連続で決めるなどしてやりやすい形を作っていく。北見もしっかり応戦するが、No1を狙った石がTラインより奥に行ってしまったりドローショットで苦労。
札幌はタイムアウト後のスキップの1投目でガードに隠れる強いNo1を置き、No2まで札幌に。北見はラストストーンでNo1を置けたが、これはガードに隠れていない。最後はTライン奥の赤もまとめてダブルテイクアウトしてチーム札幌に4点となり、熱戦にピリオドを打った。
同じ札幌市内で切磋琢磨する2チームと、予選最終戦の対常呂CCで7エンドと8エンドに3点ずつ入れて逆転するなど終盤のしぶとさが身上の名寄協会CCが臨む日本ジュニアカーリング選手権が今から楽しみだ。惜しくも出場を逃した北見ジュニアも随所にテクニックを見せる良いチームだった。北見にも新たにカーリング場ができるだけに、より一層技と作戦に磨きをかけてほしい。

🥌第29回日本ジュニアカーリング選手権

日時:11月17日(火)〜22日(日)
会場:青森県青森市 みちぎんドリームスタジアム

他地区も、10月24日(土)~25日(日)に関東中部ジュニアカーリング選手権が軽井沢アイスパークで行われるなど今後代表が決まっていく。
ジュニア世代の戦いにもぜひご注目を!


地元網走に帰ってきて5年半経ちました。元競馬専門紙編集部員。サッカーや野球、冬はカーリングなどスポーツ観戦が好き。もちろん、競馬も話題にしています。時事ネタや網走周辺の話題なども取り上げます。よろしければ、サポートもお願いいたします。