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北海道カーリング選手権が開幕!

第41回北海道カーリング選手権大会兼アルバータ杯カーリング大会が、名寄市のサンピラー交流館カーリングホールで開幕。競技は1月12日(水)〜16日(日)の日程で行われる。
大会には道内各ブロックを勝ち上がってきた男女各8チームが出場。1回総当たりでラウンドロビン(予選)が行われ、上位4チームがプレイオフに進出。プレイオフはページシステムで行われる(詳細は後述)。
優勝チームは5月に行われる予定の日本選手権の出場権を獲得。準優勝チームは日本選手権出場枠選考会(ワイルドカード)出場の資格を得る。
この大会も残念ながら無観客での実施となるが、YouTube配信が行われることになっている。
稚内市で開催された昨年の大会は、男子は常呂ジュニア(北見) が優勝、準優勝は札幌ジュニア(札幌)、3位は北見協会(北見)だった。女子は北海道銀行フォルティウス(札幌)が優勝、準優勝はLS北見(北見)、3位は札幌協会(札幌)だった。
次に、出場チームを紹介しよう。

🥌男子は昨年準優勝の札幌ジュニアなど8チーム

☆札幌国際大学 (道央ブロック・札幌)
 青木 豪 / 荻原 功暉 / 新野 和志 / 佐々木 彩斗 / 鎌田 渓
 通称は絆ソラプチ。道央ブロック選手権では予選Aブロックを4戦全勝で1位通過し、代表決定戦1も快勝した。第35回日本選手権にteamIWAIのメンバーとして出場した青木豪選手のほか、昨年の日本ジュニア選手権出場者もおり経験豊富だ。

☆高松製作所 (道央ブロック・札幌)
 
高松 賢司 / 平野 崇範 / 石川 正樹 / 笠井 祐太朗 /河野 幹太郎
 通称はツキサップCC。道央ブロック選手権では予選Aブロックで3勝1敗の2位通過だったが、Bブロック1位との代表決定戦2を勝って北海道選手権に駒を進めた。2020年、2021年と北海道選手権は連続4位。今年こそもっと上の順位を。

☆札幌ジュニア (道央ブロック・札幌)
 
金沢 直輝 / 大内 遥斗 / 大内 拓斗 / 青木 亮 /敦賀 爽太 池崎 大志
 通称はCheckmate。道央ブロック選手権では予選Bブロックを3勝1敗で2位通過。札幌国際大学との代表決定戦1で敗れたものの、同2の敗者との代表決定戦3を制した。昨年は準優勝もワイルドカードが取りやめ。今年は優勝で日本選手権を狙う。

☆名寄市役所 (道北ブロック・名寄)
 滝ケ平 裕矢 / 吉川 和希 / 清水野 栞也 / 小川 達也 / 佐々木 偉月
 通称はBUDDY。第37回日本選手権で初出場ながら4位に食い込み旋風を巻き起こしたチームが今年も道北ブロックを勝ち上がってきた。昨年は予選敗退と不完全燃焼だっただけに、今年は積極的なプレーで再び代表の座を勝ち取りたい。

☆カールプレックス (道東ブロック・帯広)
 川平 晴信 / 中森 悠翔 / 渡邊 凌太 / 土谷 翔大 / 川平 景虎
 通称はカールプレックスJr。道東ブロック選手権の決勝では池田協会を破り、大会2連覇を達成した。昨年の日本ジュニア選手権に出場するなど、大舞台での経験も着実に積んできており、勢いに乗れば上位争いに食い込んできそうだ。

☆池田協会 (道東ブロック・池田)
 齋藤 良市 / 東 億 / 鈴木 健司 / 阿部 陽介 / 武田 和樹
 通称はサザンクロス。道東ブロック選手権では、予選Aブロック2位ながら準決勝でBブロック1位のチームを最終エンドの逆転で破り北海道選手権の出場権を獲得した。準決勝では1エンドで4点を得て主導権を握っており爆発力は侮れない。

☆北見協会 (オホーツクブロック・北見)
 
三浦 善也 / 目黒 良太 / 臼井 槙吾 / 平田 洸介 / 小林 駿汰
 通称はKiT CURLING CLUB。6チームによる1回総当たりで決着がつくオホーツクブロック選手権で5戦全勝し、1位で北海道選手権出場を決めた。昨年の大会は3位だったが、今年は昨年優勝の常呂ジュニアが不在なだけに、さらに上を目指す。

☆常呂CC (オホーツクブロック・北見)
 
中原 太亜 / 道谷 陽太 / 竹村 璃玖 / 木村 優太 / 澤向 裕希
 通称はアイスライン。ジュニアチームながらオホーツクブロック選手権では4勝1敗で2位となり出場を果たした。常呂ジュニア(ドラゴン)の弟分的なチームで、中原選手は常呂ジュニアの一員として日本ジュニア選手権でフィフスの経験もある。

🥌女子は新結成の北海道銀行など8チーム

★札幌協会 (道央ブロック・札幌)
 
南 真由 / 小川 香奈 / 安井 涼音 / 兼田 モモ / 京藤 乃愛
 通称はSTRAHL(シュトラール)。道央ブロック選手権では、予選Dブロックを3勝1敗とし、DSCの差で1位となり北海道選手権出場を決めた。昨年の札幌協会とは別チームで、2019年ICE GOLD CUPベスト4などの実績もあり、ここから飛躍を。

★チーム札幌 (道央ブロック・札幌)
 
秋元 亜月 / 石山 奈津子 / 本間 未保 / 工藤 千陽 / 石川 千佳
 通称はFreiheit(フライハイト)。道央ブロック選手権は予選Cブロックで3勝1敗、DSCの差で1位となって出場を決めた。秋元選手はミックスダブルスで第12回日本選手権出場。石山選手は札幌国際大学などで日本選手権に出場。経験を活かす。

★北海道銀行 (道央ブロック・札幌)
 田畑 百葉 / 仁平 美来 / 中島 未琴 / 伊藤 彩未
 北海道銀行フォルティウスから残った田畑、伊藤両選手に、田畑選手の以前のチームメイトだった2人が加わって結成直後の道央ブロック選手権は予選Dブロックを3勝1敗で2位通過し、代表決定戦1を制した。昨年優勝+3位のメンバーで怖い。

★札幌ジュニア (道央ブロック・札幌)
 田村 瑞季 / 外崎 杏実 / 髙松 杏都 / 敦賀 心羽子 / 原 瑞希
 通称はcrown。道央ブロック選手権は予選Dブロックで3勝1敗となりDSCの差で3位となったが、決定戦を連勝して最後の1枠に滑り込んだ。先月の全道高等学校カーリング選手権で優勝したばかりで、その余勢を駆ってここも上位進出を狙う。

★名寄協会JC (道北ブロック・名寄)
 高橋 佑奈 / 三浦 由唯菜 / 松永 愛唯 / 佐久間 優名
 通称はJJクレッシェンド。一昨年の日本ジュニア選手権で3位入賞、昨年は北海道ジュニア選手権で優勝して日本ジュニア選手権では準優勝を果たすなど、着実に力をつけている。昨年の北海道選手権は予選5位だったが、今年は予選突破を。

★チームとかち (道東ブロック・帯広)
 田中 美有 / 辻村 梨紗 / 脇田 未有 / 六車 佳奈美 / 七條 茉帆
 通称はとかぷち。道東ブロック選手権では予選を3勝1敗で1位通過し、決勝で畜大鈴木を下して3年ぶりの優勝を遂げた。最後はスキップの田中選手のミラクルショットが決まった。昨年は4位。コツコツと練習や遠征を重ねた成果を発揮したい。

★LS北見 (オホーツクブロック・北見)
 本橋 麻里 / 松澤 弥子 / 林 未来 / 青木 愛優凪 / 斉藤 茉由美
 通称はロコ・ステラ。昨年同様、かつて先輩が名乗ったLS北見のチーム名で出場する。オホーツクブロック選手権では、5戦全勝で1位となり、出場を決めた。昨年は準優勝だったが、メンバー2人を入れ替えて今年こそ悲願の初優勝を。

★常呂CC (オホーツクブロック・北見)
 白畑 桃希 / 石田 陽子 / 藤田 紗羅 / 小原 萌楓 / 澤向 舞佳
 通称はクラウンクラウン。オホーツクブロック選手権では、4勝1敗で2位となり、北海道選手権出場を決めた。11日の開会式では男子の札幌国際大学の青木豪選手とともに選手宣誓を務めた白畑選手が、冷静な判断でチームを勝利に導く。

🥌大会スケジュール

11日(火)に公式練習とチームミーティング、開会式が行われた。12日(水)より競技が始まる。

◎12日(水)

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◎13日(木)

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◎14日(金)

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◎15日(土)

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◎16日(日)

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【ページシステム】
プレイオフ1:予選の1位と2位が対戦し、勝者は決勝へ進出、敗者は準決勝へ回る。
プレイオフ2:予選の3位と4位が対戦し、勝者は準決勝へ進出、敗者は4位が確定する。
準決勝:1の敗者と2の勝者が対戦し、勝者は決勝へ進出、敗者は3位が確定する。
決勝:1の勝者と準決勝の勝者が優勝をかけて対戦する。
予選で2位以内に入れば、その時点で3位以内が確定し、初戦で勝てば2位以内が確定する。たとえ本戦の初戦で負けてもまだ優勝の可能性が残る。逆に予選3位以下が優勝するためには、1度も負けずに3連勝する必要がある。予選2位以内に入ることで非常に有利な条件を得ることができるシステムである。

🥌YouTube中継あり

大会は無観客で実施されるが、全試合のYouTube配信がある。

◎A・Bシート
名寄カーリング協会
https://youtube.com/channel/UCZl6x8Ux1UZ3wSPU3GjNzUQ

◎C・Dシート
北海道カーリング協会
https://youtube.com/channel/UCf0m4kz74LDZhhSDjLvn6Fw

🥌大会展望

男女とも混戦ムードだが、男子は昨年準優勝の札幌協会、3位の北見協会に経験豊富な札幌国際大学などが絡みそう。兄貴分の常呂ジュニアの刺激を受けている常呂CCがどこまでやれるかも注目。
女子は昨年準優勝のLS北見、結成直後とはいえ昨年3位のメンバー3人と前フォルティウスの伊藤選手が揃う北海道銀行、道央1位突破の札幌協会あたりが軸となるか。全道高校選手権を優勝したばかりの札幌ジュニアも勢いあり楽しみな存在。
ただ、ブロック大会に比べて参加チームが多いため大会期間が長いぶん、スタミナとコンディションキープが重要となる。コロナ禍でもしっかり準備をしてきたチームが浮上してきそうで、伏兵チームの台頭も十分あり得る。最終日まで目が離せない熱い戦いが続きそうだ。

地元網走に帰ってきて5年半経ちました。元競馬専門紙編集部員。サッカーや野球、冬はカーリングなどスポーツ観戦が好き。もちろん、競馬も話題にしています。時事ネタや網走周辺の話題なども取り上げます。よろしければ、サポートもお願いいたします。