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3位以内で北京五輪カーリング出場権! 4人制の世界最終予選がスタート

カーリングの北京五輪出場権を争う世界最終予選は、11日から男女4人制の試合がスタート。ミックスダブルスでは残念ながら日本の出場はならなかったが、男子のコンサドーレ、女子のロコ・ソラーレにはなんとか枠をゲットしてほしい。
世界最終予選には男女それぞれ9ヵ国が出場し、3位以内に入れば出場権を獲得できる。
男子は開催国のオランダ、今年の世界選手権出場国の日本、イタリア、ノルウェー、ドイツ、デンマーク、韓国、さらに1次予選通過のチェコとフィンランド。
女子は今年の世界選手権出場国の日本、韓国、イギリス、ドイツ、チェコ、イタリア 、エストニア 、そして1次予選通過のラトビアとトルコ。
ラウンドロビンは1回総当たりで、1位になるとストレートで北京五輪出場権を獲得となる。2〜4位の3ヵ国はプレーオフを戦い、残り2つの出場権を争うことになる。
各国を日本の対戦順に紹介しよう。なお、国別世界ランキングは最新の世界カーリング連盟(WCF)発表のもの。チームランキングは同じく最新のWCF発表のワールド・カーリング・チーム・ランキングより。名前の読み方はおそらくNHKと違う場合がある。対戦日時は日本時間。太字の選手はスキップ。

🥌男子はイタリア、ノルウェーなどが強敵

☆日本 (北海道コンサドーレ札幌カーリングチーム) 【国別世界ランキング6位、チームランキング17位】
4:松村 雄太
3:清水 徹郎
2:谷田 康真
1:阿部 晋也
R:相田 晃輔

☆ドイツ 【国別11位、チーム43位】
4:シクステン・トツェック
3:マルク・ムスカテヴィッツ
2:ヨシュア・ズートア
1:ドミニク・グラインドル
R:マグヌス・ズートア
 ※11日午後10時より対戦

☆デンマーク 【国別12位、チーム159位】
4:ミケル・クラウセ
3:メス・ノアゴー
2:ヘンリック・ホルターマン
1:カスパ・ビクステン
R:トビアス・チューネ
 ※12日午後5時より対戦

☆ノルウェー 【国別7位、チーム25位】
4:ステファン・バルスタッド
3:トルガー・ネルゴール
2:マルクス・ヘイベリ
1:マグヌス・ボーグベリ
R:マグヌス・ネードレゴッテン
 ※13日午前3時より対戦

☆韓国 【国別9位、チームーー位】
4:キム・チャンミン
3:キム・スヒョク
2:チョン・ジェイク
1:キム・ハクギュン
 ※13日午後10時より対戦

☆チェコ 【国別16位、チーム45位】
4:ルカシュ・クリーマ
3:マレク・チェルノフツィ
2:イジー・チャンドラ
1:サミュエル・モクリシュ
R:ラデク・ボハチ
 ※15日午前3時より対戦

☆オランダ 【国別13位、チーム31位】
4:バウター・ヘスヘンス
3:ヤープ・ファン・ドルフ
2:ラウレンス・フックマン
1:カルロ・クラスベアヘン
R:トビアス・ファン・デン・フルク
 ※15日午後10時より対戦

☆イタリア  【国別8位、チーム26位】
4:ジョエル・レトルナス
3:アモス・モザネル
2:セバスティアーノ・アルマン
1:シモーネ・ゴニン
R:マッティア・ジョバネッラ
 ※16日午後5時より対戦

☆フィンランド 【国別24位、チーム111位】
4:カル・キイスキナン
3:テーム・サロ
2:レオ・オウニ
1:パーヴォ・クオスマネン
R:ジェルム・ペリャネン
 ※17日午前3時より対戦

🥌女子は韓国、イギリスなどが手強い

★日本 (ロコ・ソラーレ) 【国別7位、チーム5位】
4:藤澤 五月
3:吉田 知那美
2:鈴木 夕湖
1:吉田 夕梨花
R:石崎 琴美

★イタリア  【国別13位、チーム76位】
4:ステファニア・コンスタンティー二
3:マルタ・ロ・デゼルト
2:アンジェラ・ロミ
1:ジュリア・ザルディーニ・ラチェデッリ
R:エレナ・ダミ
 ※11日午後5時より対戦

★ドイツ 【国別11位、チーム17位】
4:ダニエラ・イェンチ
3:エミラ・アッベス
2:クララ・フォン
1:アナリーナ・イェンチ
R:ミア・フーネ
 ※12日午前3時より対戦

★チェコ 【国別12位、チーム62位】
4:アンナ・クベスコヴァ
3:アルジェベタ・ボーディショヴァ
2:ミカエラ・ボーディショヴァ
1:エジェン・コルチェフスカ
R:クララ・スヴァトニョヴァ
 ※12日午後10時より対戦

★イギリス(スコットランド) 【国別8位、チーム6位】
4:イヴ・ミュアヘッド
3:ヴィクトリア・ライト
2:ジェニファー・ドッズ
1:ヘイリー・ダフ
R:ミリー・スミス
 ※14日午前3時より対戦

★ラトビア 【国別14位、チーム128位】
4:エヴェリーナ・バローネ
3:サンタ・ブルームバルガ
2:イエヴァ・ロジータ
1:イエヴァ・クルスタ
R:ティナ・シリナ
 ※14日午後10時より対戦

★韓国 【国別3位、チーム10位】
4:金 恩貞
3:金 敬愛
2:金チョヒ
1:金 善英
R:金 栄美
 ※15日午後5時より対戦

★エストニア 【国別16位、チーム89位】
4:ケルリ・レイドサル
3:リイサ・サーマン
2:ヘイリ・グロスマン
1:エリカ・トゥヴィケ
R:カロライナ・アーク
 ※16日午前3時より対戦

★トルコ 【国別18位、チーム72位】
4:ディルサット・ユルス
3:オズヌール・ポラト
2:ベルフィン・シェングル
1:アイセ・ゴズトク
R:ミフリバン・ポラト
 ※16日午後10時より対戦

🥌NHK BS1(一部102ch)で放送

ミックスダブルスは直前になって会場にアダルトグッズ販売会社の広告が出ていることが問題となり、NHKはアメリカのNBCとともに中継を控えたが、男女4人制の日本戦に関しては全試合ライブ中継されることが正式発表された。スコアボード下の看板は取り除けても、短い日数でアイスの中に埋め込まれた会社ロゴまで除去するのは難しいと思われたが、逆転の発想で上から隠してさらに氷を張った。代わりに、#equalityforallというハッシュタグの文字が置かれている。

無事中継されるのはなにより。関係者の皆様の努力に感謝します。

🥌日本は男女とも力上位

ランキングを見てもわかる通り、日本は実力通りならこの中では上位。とはいえ、世界選手権と違うチームが出てきている国もあり油断大敵。
例えば男子では韓国は4月の世界選手権とは別のチームだし、デンマークなどのように一部のメンバーを入れ替えているチームもある。1試合1試合大事に戦って、できれば1位となってプレーオフを経ずに出場権を獲得してほしいものだ。

地元網走に帰ってきて5年半経ちました。元競馬専門紙編集部員。サッカーや野球、冬はカーリングなどスポーツ観戦が好き。もちろん、競馬も話題にしています。時事ネタや網走周辺の話題なども取り上げます。よろしければ、サポートもお願いいたします。