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藤澤&山口ペアが過去2度優勝のハンガリーを撃破、ベスト8進出!

ノルウェーのスタヴァンゲルで開催中のミックスダブルスカーリング世界選手権は決勝トーナメントに突入。1回戦でハンガリーと対戦した日本は、激しい追い上げに遭ったが9-4と最終的には差を広げて逃げ切った。

【決勝トーナメント1回戦の結果】 ※カッコ内はラウンドロビンの順位
スウェーデン(1) 9-4 ニュージーランド(16)
オーストラリア(5) 8-1 スイス(12)
日本(13) 9-4 ハンガリー(4)
チェコ(9) 5-4 ノルウェー(8)
エストニア(3) 8-3 スコットランド(14)
ロシア(2) 8-5 スペイン(15)
アメリカ(11) 7-4 イングランド(6)
カナダ(7) 7-2 フィンランド(10)

1位通過の国ではハンガリー、イングランドの敗退が決まった。この結果、日本時間27日午前1時からの準々決勝の組み合わせは次の通りとなった。

オーストラリア×日本
スウェーデン×チェコ
カナダ×ロシア
エストニア×アメリカ

日本と対戦するオーストラリアはグループCを1位通過しているが、成績は5勝2敗。イングランドにスチールで逆転負けを喫したり盤石の強さを誇るチームとは言えなさそう。ただ、決勝トーナメント1回戦では強豪のスイスに大差勝ちしており、勢いに乗ると手強いチームのようだ。
女性はTahli Gill選手で、1999年生まれの19歳。クイーンズランドカーリングクラブでスキップを務めている。4人制女子オーストラリア代表として昨年のパシフィックアジアカーリング選手権に出場している。その大会の日本代表はロコ・ソラーレで、当時のスキップ対決となる。ちなみに昨年の大会では20-0というもの凄い大差で日本が6エンドでコンシード勝ちしている。
男性はDean Hewitt選手で、1994年生まれの24歳。ヴィクトリアン・カーリング協会に所属している。パシフィックアジアカーリング選手権には5年連続出場中。本来はサードだが、大会中はフォースを務める試合もあった。この大会の日本代表はコンサドーレで、オーストラリアには7-3で勝っている。
決勝トーナメント1回戦までのショット成功率をみてみると、オーストラリアはGill選手がドローショット72%、テイクショット49%でトータル68%。Hewitt選手がドロー73%、テイク69%でトータル72%だ。チーム全体ではドロー72%、テイク63%、トータル70%と、良いとは言えない。
日本は藤澤選手がドロー77%、テイク74%でトータル76%。山口選手がドロー84%、テイク80%でトータル83%。チーム全体ではドロー81%、テイク78%、トータル80%。ショットの精度では一枚も二枚も日本のほうが上だ。
Gill選手は昨年、20点取られて完敗した試合を否が応でも思い出すだろうし、精神的に有利に戦えそう。落ち着いて普段どおりに戦えば、勝てる相手だろう。日本時間27日午前1時からの試合で映像もない(YouTube中継はカナダ×ロシア)が、夜ふかしして大会ホームページのShot by Shotでプレーを見守りたい。


地元網走に帰ってきて5年半経ちました。元競馬専門紙編集部員。サッカーや野球、冬はカーリングなどスポーツ観戦が好き。もちろん、競馬も話題にしています。時事ネタや網走周辺の話題なども取り上げます。よろしければ、サポートもお願いいたします。