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男女ミックスの帯広の大会がスタート!

帯広のカールプレックスおびひろカーリングホールにて、第5回ICE GOLD CUPが3月25日(金)〜27日(日)の日程で開催される。
大会の歴史、会場、参加チームをご紹介したい。

ICE GOLD CUPとは

ICE GOLD CUPは2018年から始まった帯広市のカールプレックスおびひろカーリングホールで行われている大会。
ICE GOLD CUPは、APCT大会(アジアパシフィックカーリングツアー)の1つとなり、帯広初の賞金大会として2017年にスタートした。第1回のこの年は11月に行われ、道内から8チームが参加した。
チームの4人の編成が男子・女子・混合どれでもOKというユルい大会で、晩成カーリングクラブは竹田夫妻に男性2人というメンバーだった。
🥇晩成カーリングクラブ
🥈CP帯広
🥉帯広市役所

2018年から9月に移り、この年も男子・女子・混合いずれもOKで合わせて12チームが参加した。道外からHard Nuts、チーム青葉(ともに東京)、Maple Leafs(神奈川)が遠征し、全国規模の大会となった。
🥇KiT Curling Club
🥈チーム青葉
🥉北見工業大学

2019年からは男女別の大会となり、女子は10チームが参加し、内訳は道内7チーム、道外2チーム、道内・道外混成が1チーム。男子は道内8チーム、道外4チームの12チームが参加した。
[女子]
🥇SC軽井沢クラブJr.a
🥈チーム札幌
🥉Team Tanaka
[男子]
🥇KiT Curling Club
🥈LOHAS
🥉Maple leafs

2020年の大会はコロナ禍の影響から延期となり、2021年3月に賞金はなく男女混合の大会に戻ってすべて道内の12チームが参加して開催された。
🥇LOHAS
🥈晩成カーリングクラブ
🥉北見工業大学

第5回大会は、2022年3月に前回同様男女チーム混合のオープン大会として開催される。道内9チーム、道外1チーム(SC軽井沢クラブJr=長野)が参加する。

カールプレックスおびひろカーリングホールとは

ここで、会場のカールプレックスおびひろカーリングホールについて紹介しよう。

カールプレックスおびひろの裏手にある建物の外壁にあった看板がこれ。「寒冷気候は宝物」なのである。カーリング場を通年稼働させるためには、多くのランニングコストが必要となる。そこでカールプレックスおびひろでは、冬季の気候を利用して製氷を行い、夏季にその冷熱を活用するアイスシェルターの技術を導入しているのだ。
建物の中に250㌧もの氷を貯蔵し、除湿・冷房・換気に利用することで環境にやさしくコストを抑えた運営を実現している。なかなか冬の寒さからエネルギーを得るとか考えにくいが、「冬の寒さは無限の資源」というコンセプトで、活用する研究や開発に努めてきたという。
これまでに雪冷熱を使った冷房はあるが、雪の場合は年によって降雪量に違いが出てきたりする悩みがある。一方、アイスシェルターは、「貯水庫」に水をはったコンテナを置いた施設である。冬季に自然の冷気で水を凍らせ、夏季には氷が解けて冷気を発することで低温を保つ。アイスシェルターは積雪量の多寡にかかわらず0度を下回る寒冷な気候であれば活用が可能なのだ。
また、ため置いた水がエネルギー源なので、雪のように運搬のためのエネルギーやコストをかける必要がないのも特長だ。とても理に適ったものであり、エコという観点からもすぐれた施設といえ、今後カーリング場にかかわらず同規模の建物をつくる時に大いに参考にしてほしいものだ。

それでは、大会に参加する10チームをご紹介しよう。
★=女子チーム ☆=男子チーム

🥌Aブロック

★Jewelry Ice (帯広)
梶結楽里
佐藤七希
市山ひおり
市山ひまり
中村碧音

☆ノーザンライツ(帯広)
川平 晴信
大川 侑己
佐藤 真康
橋本 孝広
伊賀 淳貴

☆いしざんまい(帯広)
松田 俊哉
長崎 柊史
長澤 秀高
大野 福公
酒井 駿

★SC軽井沢クラブJr(長野)
上野 結生
山本 冴
荻原 詠理
上野 美優

☆LOHAS(札幌)
高橋 駿
松岡 和輝
河野 幹太郎
沙魚川 拓生

🥌Bブロック

☆Lizards(帯広)
林 慶太
中森 悠翔
浦野 雄太
下川原 駿
松浦 零

☆checkmate札幌(札幌)
敦賀 爽太
大内 拓斗
大内 遙斗
金沢 直輝
青木 亮

☆レクス(帯広)
岡崎 員仁
田中 皓
仲川 翼
木下 航希
藤田 俊一

★LOCO STELLA(北見)
斉藤 茉由美
松澤 弥子
本橋 麻里
青木 愛優凪
林 未来

☆NOSH(札幌)
大原 玄嗣
西澤 圭太
堀越 直人
坂口 竜太

🥌タイムスケジュール

参加選手は、抗原検査を毎日受け、感染対策を万全にしつつ行われるようだ。大会はTwitter公式アカウントを持っており( @ICEGOLD CUP )、情報発信をしている。
アカウントからタイムスケジュールがツイートされていた。リンクを埋め込む形にしたらなぜか全体が表示されない感じなので、画像を転載させていただいた。

黄色がAブロック、グレーがBブロック
カールプレックスおびひろカーリングホールの外観

最初は1棟2シートだったが、同じサイズのものがもう1棟建てられ、現在は4シート。2棟はシート部分は別棟だが、他の部分でつながっている。

🥌YouTube配信も実施

また、例年通りYouTube配信も行われることが発表された。

お正月にはこんな素敵な映像も。

開催要項には、「新型コロナ感染症の影響により海外遠征や、国内の大会などが中止になり、厳しい状況が続いておりますが、今大会を開催にあたって、日本カーリング界が少しでもレベルアップできればなと思い開催することになりました」とある。
和気藹々としたなかにも、各チームがお互いに刺激になるような、素晴らしい大会になりますように。

地元網走に帰ってきて5年半経ちました。元競馬専門紙編集部員。サッカーや野球、冬はカーリングなどスポーツ観戦が好き。もちろん、競馬も話題にしています。時事ネタや網走周辺の話題なども取り上げます。よろしければ、サポートもお願いいたします。