見出し画像

円熟の熱き戦い! 第21回日本シニアカーリング選手権大会

今年で21回目を迎えた日本シニアカーリング選手権大会は、11月23日(木・祝)から26日(日)の日程で、軽井沢アイスパークにて開催される。
日本シニアカーリング選手権は、日本カーリング協会(JCA)が主催する50歳以上の選手によるシニアカーリングの全国大会
第1回大会は、2003年に開催された。2020年から2022年3月にかけての第17〜19回大会は、新型コロナウイルス感染症の状況悪化を鑑み開催が中止となったが、2022年11月に第20回大会が久しぶりに開催された。
しばらく春先に開催されていたが、この機会に第1〜7回大会が開催されていた晩秋に開催時期が戻り、昨年に続いて11月下旬に行われる。
参加チームは男子が10チーム、女子が8チームで、それぞれ2つのブロックに分かれて予選を戦い、各ブロックの上位2チームが準決勝に進出する。決勝と同時に3位決定戦も行われる。

昨年の大会を振り返ると⋯

ここで、昨年の第20回大会を振り返ろう。
昨年は青森市のみちぎんドリームスタジアムで11月24〜27日の日程で開催された。
男子決勝はAブロックを4戦全勝で1位通過した軽井沢C.C.SENIOR(長野県)と、Bブロックを4戦全勝で1位通過のAOMORIの戦いとなり、8-6で軽井沢C.C.SENIORが勝ち、優勝を遂げた。
3位決定戦は札幌Sr(北海道)が7-4で青森県協会(青森県)を下した。
女子のCブロックで2勝1敗で1位の成績だった札幌協会(北海道)が途中で出場を辞退したため、同じく2勝1敗の青森CA(青森県)と1勝2敗で3位だったチーム愛知(愛知県)が繰り上がりで1、2位となった。Dブロックは、3戦全勝のチーム北海道(北海道)が1位となった。
決勝は1位チーム同士の戦いとなり、チーム北海道が9-2で青森CAを下して第13回〜第16回大会から通算して5連覇を達成した。
3位決定戦は、チーム愛知がD2位の東京都協会を10-4で破った。
男女とも昨年の優勝チームが出場してきていて、連覇を狙っている。
それでは、今年の大会に参加する男子10チーム、女子8チームを紹介しよう。

男子は昨年優勝の軽井沢C.C.SENIORが地元で連覇を狙う

◎Aブロック

🥌札幌Sr.(北海道)
4:伊藤 哲也
3:酒井 信太郎
2:竹野 弘明
1:北川 弘
A:酒井 健策
コーチ:伊藤 朋子
昨年の第3位チーム。今年は酒井健策選手が交替選手で加わった。北海道シニア選手権ではBブロックで3勝1敗の成績で1位となり代表を決めた。伊藤コーチは札幌協会の審判部副部長。

🥌チーム小中(北海道)
4:小中 淳一
3:山本 裕志
2:鎌田 雅貴
1:石屋 忠浩
A:町田 秀昭
小中選手は2019年の第16回大会で、札幌シニアのセカンドとして出場して以来。北海道シニア選手権ではAブロックで3勝1敗で2位となり、決定戦でTEAM WATANABEを下して代表となった。

🥌IWATE Sr.(岩手県)
4:中田 勇司
3:生内 雄二
2:田中 知明
1:佐々木 敏則
A:大西 尚樹
コーチ:小松 益徳
同じ名称のチームは2019年の第16回大会にも出場しているが、中田選手以外のメンバーが入れ替わった。東北シニア選手権では大接戦の末に2位決定戦を制して代表を決めた。

🥌チーム神奈川(神奈川県)
4:笠原 有仁
3:塚本 俊
2:北川 康行
1:一場 繁
A:小高 正嗣
コーチ:塚本 達
関東中部シニア選手権では「神奈川マグナム」というチーム名。準決勝で群馬氷援隊に勝ち、決勝で軽井沢C.C.SENIORにも勝ち優勝。笠原選手はチーム青葉で日本選手権の出場経験あり。

🥌チーム岡本(広島県)
4:岡本 光明
3:越智 崇典
2:古志野 泰弘
1:大下 耕一郎
A:玉井 宏
昨年の第20回大会はAブロックで1勝3敗にとどまり予選突破はならなかった。メンバーは昨年から2人入れ替わり、今年は勝ち星の上積みを狙う。岡本選手は広島県協会の会長さん。

◎Bブロック

🥌名寄CA(北海道)
4:小川 健二
3:松澤 大介
2:開発 伸広
1:松田 慎司
A:小泉 博
北海道シニア選手権では札幌CAとの代表決定戦を制して第4代表に滑り込んだ。昨年はBブロックで4連敗と不本意な結果に。昨年出場の3人に新たに2人が加わり、今年はリベンジを。

🥌チーム鈴木(北海道)
4:鈴木 岳
3:菊永 重美
2:橋向 利勝
1:千葉 一傑
A:齋藤 滋
北海道シニア選手権では、Aブロックで4戦全勝し、1位で代表に決定した。鈴木選手と菊永選手は、2019年の第16回大会にチーム藤澤のメンバーとして出場し、見事優勝している。

🥌チーム岩手(岩手県)
4:佐々木 清直
3:川村 文明
2:斎藤 圭一
1:佐藤 誠
東北シニア選手権には「Masters IWATE」というチーム名で出場。予選Aブロックを3連勝し、Bブロック1位レッド ベコ(福島県)との決定戦を制し、全勝優勝で出場を決めた。

🥌軽井沢C.C.SENIOR(長野県)
4:松村 保
3:山本 聖二
2:冨安 岳人
1:大塚 明
コーチ:松村 なぎさ
昨年の優勝チーム。関東中部シニア選手権では、神奈川マグナムに惜敗して準優勝。松村保選手と松村なぎさコーチは松村雄太・千秋兄妹のご両親。カーリング一家にタイトル追加成るか。

🥌チーム御代田(長野県・開催地推薦)
4:内堀 勝司
3:古越 光弘
2:蟹江 俊英
1:小巻 壮
A:山岡 寛人
普段のチーム名は「みよたパトリオット」。内堀選手は1998年の第15回日本選手権にZEARTHのメンバーとして出場し、準優勝。古越選手も日本選手権に複数回出場と経験豊富だ。

女子は6連覇を目指すチーム北海道など8チームが集結

◎Cブロック

🥌チーム北海道(北海道)
4:川村 みゆき
3:川平 操子
2:林 縁
1:北口 幸恵
A:小林 陽子
北海道シニア選手権は「チーム川村」として出場、4戦全勝で1位。普段は稚内・北見・帯広・妹背牛と4つの協会に分かれて所属も卓越したチームワークでこのメンバーでの6連覇を狙う。今年の世界シニア選手権第3位。

🥌aomori(青森県)
4:伊藤 薫
3:船木 志津子
2:工藤 安祈子
1:濱舘 千鶴子
A:横内 艶子
コーチ:船木 一人
東北シニア選手権では予選を4勝1敗で2位通過。同3位のサンサオドーレ(岩手県)との2位決定戦を制して出場を勝ち取った。伊藤選手を除く4人は、昨年青森CAとして出場して準優勝。

🥌チーム東京(東京都)
4:黒岩 朝子
3:華山 庸子
2:亀田 亜矢子
1:野村 薫子
A:野口 久美子
コーチ:Johnston Terri
関東中部シニア選手権では「東京macaron」。2位決定戦で東京BOND(東京都)に勝ち出場を決めた。黒岩選手は昨年の大会で東京都協会の交替選手。Johnstonコーチは選手として出場した。

🥌広島CA(広島県)
4:原田 彩
3:石原 幸江
2:元谷 あけみ
1:財官 祥子
昨年に続いての出場。昨年は予選で1勝2敗の4位と予選突破はならなかった。昨年の大会に出た4人がそのまま残っており、経験を活かしたい。財官選手は4人制女子のチーム広島でも活躍。

◎Dブロック

🥌札幌協会(北海道)
4:高橋 幸恵
3:磯野 亜生子
2;鈴木 紀子
1:新家しおり
A:小野寺 由希恵
北海道シニア選手権では1勝3敗だったが、DSCの数値の差で2位となり、出場を決めた。高橋選手と磯野選手は昨年の大会にも出場したが、大会途中で辞退。今年はトラブルなく戦いたい。

🥌青森県協会(青森県)
4:西野 きよ
3:佐々木 和子
2:福士 洋子
1:嶋貫 淳子
東北シニア選手権は「チームGG」として出場。予選は4勝1敗で、直接対決の結果で優勝を飾った。昨年はDブロックで1勝2敗で予選通過はならず。今年はセカンドとサードを入れ替えて臨む。

🥌チーム軽井沢(長野県)
4:吉村 京
3:傳 美砂子
2:瀧澤 裕実
1:上原 真紀子
A:堀内 珠実
コーチ:土屋 圭司
コーチ:傳 直文
日本シニア選手権は初出場。関東中部シニア選手権では「MY軽井沢」として出場。予選を2位通過し、プレーオフで連勝して見事に優勝。中部カーリング選手権にも出場を決め、勢いがある。

🥌チーム御代田(長野県・開催地推薦)
4:土屋 美喜子
3:古清水 恵子
2:市川 美香
1:小林 由紀子
A:土屋 真知子
コーチ:大谷 衿果
普段のチーム名は「みよたCurlingSisters」。土屋美喜子選手は、2019年の第16回大会にも同名のチームを率いて出場、2勝3敗で5位だった。当時とメンバーはガラリと入れ替わっている。

大会のタイムスケジュールと配信

11月23日(木・祝)から大会が始まり、競技1(男子)と競技2(女子)が行われる。
大会2日目の24日(金)は競技3(男子)、競技4(女子)、競技5(男子)が行われる。
大会3日目の25日(土)は競技6(男子)、競技7(女子)、競技8(男子)が行われる。男子のほうが出場チームが多いため、ラウンドロビンの試合数が違う。
大会最終日の26日(日)は、9時30分から男女準決勝、13時30分から男女の決勝と3位決定戦が行われる。
詳細は下表の通り。

大会ホームページより

配信は、日本カーリング協会のYouTubeチャンネルで配信される。

日本カーリング協会の𝕏(旧Twitter)

日本カーリング協会のInstagram

長野県カーリング協会のFacebook

配信やさまざまなSNSを通じて、ベテラン選手たちの熱い戦いに声援を送ろう!

推奨ハッシュタグ
#jscc2023

地元網走に帰ってきて5年半経ちました。元競馬専門紙編集部員。サッカーや野球、冬はカーリングなどスポーツ観戦が好き。もちろん、競馬も話題にしています。時事ネタや網走周辺の話題なども取り上げます。よろしければ、サポートもお願いいたします。