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世界ジュニア出場を目指し日本男子チーム(札幌ジュニア=Checkmate札幌)が挑む!

現在、世界ジュニアBカーリング選手権大会2023がフィンランドのロホヤにあるキサカリオスポーツインスティテュートで開催中だ。先に女子が行われ、中国が優勝。準優勝はカナダで、3位決定戦でトルコに勝ったドイツと3ヵ国が世界女子ジュニアカーリング選手権大会の出場権をつかんだ。
※その後、来年の世界ジュニアカーリング選手権大会開催国でもあるフィンランドが、大会の開催国枠を辞退することが発表された。そのため、B選手権からの昇格国数が、男女とも3⇒4と変更になった。このため、女子はトルコも昇格が決まった。
続いて男子が14〜19日の日程で開催される。ロホヤとの時差は7時間。まずは大会の概要から。

世界ジュニアBカーリング選手権大会とは

世界ジュニアBカーリング選手権大会は、世界カーリング連盟(WCF)が主催するカーリングの21歳未満の選手による世界選手権の予選大会。
1999年に「世界ジュニアカーリングチャレンジ(英語: World Junior Curling Challenge)」として創設され、2001年に「世界ジュニアBカーリング選手権大会(英語: World Junior "B" Curling Championships)」の名称となった。
2004年を最後に2005年から2015年まで、大会は「ヨーロッパジュニアカーリングチャレンジ」と「パシフィックアジアジュニアカーリング選手権大会」に分割されていたが、2015–16年シーズンから統合する形で再開された。
この大会の男女各上位3つの国または地域は、そのカーリングシーズンに開催される世界ジュニアカーリング選手権大会に出場する権利を得る(前述の通り今年は上位4ヵ国)。
今年の男子の大会には22カ国が参加する。グループAには8ヵ国、グループBとグループCには7ヵ国が入り、ラウンドロビンを戦う。それぞれのグループの上位2ヵ国+3位から2ヵ国が決勝トーナメントに進出する。
昨年12月の前回大会にはLOCODRAGOが出場し、グループBで2位となったが、準々決勝で中国に敗れたためあと一歩で世界ジュニアの出場権を逃してしまった。
今年は、札幌ジュニア(Checkmate札幌)が日本代表として出場し、本大会の出場権獲得を目指す。

日本代表の顔ぶれとスケジュール

☆日本代表 (Checkmate札幌)

4:青木 亮
チームの司令塔。ピンチでも形勢逆転のショットが得意。
3:大内 拓斗
チームのキャプテン。状況に応じて求められたショットを決められる。
2:林 莉生
バイススキップ。複数のストーンが絡むショットが得意。
1:金沢 直輝
リード。試合開始から冷静にドローショットを決められる。
A:大内 遥斗
元メンバーで現コンサドーレ所属。コンサドーレではサードとして日本選手権出場。
コーチ:小笠原 歩
最近は男女のジュニア日本代表のコーチとして活躍。昨年女子をジュニア世界一に導く。
トレーナー:宿岩 拓雄
日本カーリング協会の医科学委員長。恵仁会くろさわ病院勤務。

現在のフルの男子世界ランキングでは獲得ポイントが少ないこともあり283位。日本はグループBに入って、ラウンドロビンで6試合を戦う。対戦日時(日本時間)と相手は次の通り。

①Session 3   14日23時 ポーランド🇵🇱
②Session 5   15日16時 オーストリア🇦🇹
③Session 8   16日15時 カナダ🇨🇦
④Session 11 17日03時 トルコ🇹🇷
⑤Session 12 17日16時 ウクライナ🇺🇦
⑥Session 14 18日02時 カザフスタン🇰🇿

ポーランド
は前回大会にも同じチームが出場しているが、グループCで2勝5敗で8チーム中5位となり予選敗退だった(総合順位は14位)。
オーストリアも前回大会に同じチームが出ていた。やはりグループCで戦い、4勝3敗で8チーム中4位となり、予選敗退だった(同10位)。
カナダは今年2〜3月に開催された世界ジュニアカーリング選手権大会で10チーム中8位となりB選手権へ降格となった。今回は別のチームが出場。
トルコも、同様に世界ジュニアで最下位となり、B選手権へ降格した。スキップのS・カラゴズ選手が離れエセル選手がスキップになっている。
ウクライナは、前回大会はグループAで4勝2敗、7チーム中3位となり予選通過も準々決勝で敗退。スキップを含め5人中3人が前回のメンバー。
カザフスタンは、前回大会はグループAで1勝5敗、7チーム中6位で予選敗退。スキップを含め2人が抜けアリヤル選手がスキップに(同16位)。

内訳は、世界ジュニアからの降格国が2、前回大会で日本と同じく準々決勝まで進出した国が1、予選敗退が3ということになる。
カナダがアメリカとともにB降格となったのはかなりの衝撃だったが、当然B選手権ならば力が上とみるべきだろう。今回出場するチームジョンソン・タオは、男子のフルの世界ランキングで65位に位置している。コンサドーレが62位ということからも、かなり強いチームと思われる。
同じく降格組のトルコは、今年の世界選手権に出場したU・カラゴズ選手のチームが86位にいる以外は世界ランキング入りしているチームがなく、またチーム自体も今シーズンからスキップが交代していてチーム力は未知数だ。
ウクライナも世界ランキングに入っていないチームだが、前回大会で予選を突破しており、侮れないだろう。

一部の試合はYouTube配信あり

一部の試合は、フィンランドカーリング協会のYouTubeチャンネルで配信される。

左側が女子決勝
右側が女子決勝

こんなアングルで配信された。まだ配信カードが明らかではないので、日本の試合が配信されるかどうかはチャンネル登録をしておいて確認するしかないかもしれない。

すでに出場権がある女子とともに、男子も世界ジュニア選手権大会の出場権を獲得できるよう、日本から声援を送りたい。

【追記】総合順位1位で準々決勝へ!

日本は6戦全勝で予選を通過、総合1位となり同8位のデンマークと準々決勝で戦う。世界ジュニアの出場枠が4に増えたため、この試合に勝てば出場権獲得となる。

☆準々決勝 (日本時間 18日17時〜)

❶日本🇯🇵 vs デンマーク🇩🇰❽

デンマークはグループCで4勝2敗で3位。サードでスキップのジェイコブ・シュミット選手は2006年生まれの17歳。昨年の大会でも準々決勝まで進出している。

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地元網走に帰ってきて5年半経ちました。元競馬専門紙編集部員。サッカーや野球、冬はカーリングなどスポーツ観戦が好き。もちろん、競馬も話題にしています。時事ネタや網走周辺の話題なども取り上げます。よろしければ、サポートもお願いいたします。