嵐 / Sugarという曲について

2020年、嵐活動休止。それに伴って2019年6月26日にデビューシングル「A・RA・SHI」から新曲（この時点での）「5×20」を加えた計64曲を収録したベストアルバムを発表した。

今までの音楽遍歴の中で、嵐は、今まで聞いてきたな～という感覚は特段無く、ドラマのタイアップや音楽番組でさらっと聞いたことがあるくらい。

そんな私でも一曲だけ凄く思い入れのある曲がある。世代としては木更津キャッツアイがドンピシャ世代であり、そのエンディングテーマでもある「a Day in Our Life」という曲が嵐の楽曲の中で一番好き「だった」。Sugarという曲に出会うまでは。

嵐の「Sugar」という曲に出会ったのは友人からの何気ないLINEだった。
「かずまくん、この曲知ってますか？」その文には動画が貼り付けてあった。
何故今嵐？？？？と思った。どうやら新曲でもないっぽいし、タイトルも知らなかった。
動画を見てみる。
完全に度肝を抜かれたのである。頭の中が？？？？？？？でいっぱいだった。
カッコ良すぎる。今まで聞いたことがある嵐の曲の中でダントツにカッコ良い。？？？？？？？から！！！！！！！に変わる。

嵐の楽曲の中では珍しい方ではないのだろうか。バンドサウンドでもストリングからでもないシンセの音が混じったクラブミュージックを彷彿とさせるような印象的なイントロ。相葉くんの歌い出しから始まるこの曲はやはり他の楽曲と全然違うぞとすぐに感じる。そして松潤の低音ボイスから繰り出される「Put it down on me」。

ここで思う。

ラップは櫻井くんの担当では？
前述に記した「a Day in Our Life」は全編櫻井くんのラップなのである。彼がするラップはサクラップの愛称で親しまれているのだ。嵐では一番櫻井君が好きです。

その意表をつく松潤のパートからすぐさま始まるのはニノの愛称でお馴染みの二宮和也パート。ご結婚おめでとうございます。
また気付く。
あれ？ニノだけの歌初めて聞いたかも。
嵐というグループに限らず、数人で活動しているグループは割と2人ないし3人で歌ったりすることがよくある。それは単純に歌唱力があるないとか、パフォーマンスを行うときに(テレビとかコンサートとか)で楽曲を披露するときに誰と誰が一緒に歌っているかでファンの方達が喜んだりするかとか。
そういったことも考えられたりしていると思っていて。

でもこのSugarという曲は一人ひとりに歌割りがあり、しっかりとフォーカスされている珍しい曲でそこにまずテンションブチ上がりポイントが発生している。

そして、櫻井くんのパート。
ここで彼はラップという普段のパートでは無くしっかりとしたメロディを歌い上げるのである。嵐では櫻井くんが一番好きです。彼が歌う歌詞の「抗えぬ　Only lonely Love」のLOVEの言い方にめちゃくちゃテンションブチ上がりポイント2。

そこから繋がるように始まる大野くんのパート。
え？！大野くん！？
嵐の楽曲の中ではいつも重要なバースやフックを担っている大野くんがもうここで出てきてしまう。もちろん超良い。ここでブチ上がりポイント3。
この曲は各々のキャラクターを敢えて取り除いて新しい見せ方をしているのだろう。

そこから相葉くんのパート、ここでやっと彼の歌。最高。相葉くんこんな良い声で歌うのか......
他の嵐の曲であればもっと早い段階で2人ないし3人で歌があったはず。そして相葉くんから松潤のパートへ。

そして松潤のパート。
ここからフューチャーベースよろしく、ぐわんぐわん盛り上げていく松潤。そして大野くんがバチッッ！！！と決めると思いきや、更にそこからニノ！？！？！？！？！？ニノでブレイク！？！？！？！？

そしてそこから最高のサビへ。
グググっと嵐ワールドに引き戻します。嵐では5人でサビは歌うのですが、後ろのコーラス。
え！？！？ファルセット！？！？

嵐ってやはり国民的グループなのでみんなが口ずさめるって事も重要だと思っていて。
「Love so sweet」とか「happines」だったり「きっと大丈夫」、「Monster」とかもそうかもしれない。

でもこのSugar、全くそういう配慮がされていない！気がする！(めちゃくちゃ褒めています)
歌いにくい＝カッコ良いでは決してないのだが音楽のアプローチが攻めに攻めまくっている一曲なのではないだろうか。

結局イントロ〜サビまでの1番の話しか出来ていないが、この曲の持つ魅力は凄まじい。

Sugarはシングルカットされておらず、untitledというアルバムにしか入っていないので聞きたい方はマジで購入検討あり！！

あと、音楽理論詳しい方にSugar聞いてもらってより詳しい解説とか聞いてみたい…
あと嵐ヲタの皆様も……