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ズブのトーシロが一般社団法人の何たるかを調べる
こんにちは、普段は読書感想ブログに行き場のない感情を塗り込めている者です。(こわい)(そんなブログ読みたくない)
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さて今回は、ちょっとした理由で一般社団法人について調べたので、忘れないうちに書き記しておこうと思います。
マジのマジに何も知らない人間がネットと本を頼りに調べたことを書いているので、ここに書かれていることを信じるか信じないかはあなた次第です。(一応出典元は書いておくようにしますが)
また、もし訂正すべき事項がありましたらそっと教えていただけると嬉しいです。
それでは、まず一般社団法人って何?というところから始めたいと思います。
一般社団法人って、なに?
シンエヴァのアヤナミみたいな感じで見出しつけてみました。(めっちゃ余談ですが、仮称アヤナミが現代社会で暮らすネタツイッターをたまに眺めてはニチャついてます)
私、コンビニで「唐揚げ出来立てです」と言われたから注文したら古いのを渡されたのに生きてる。なぜ。
— アヤナミレイ 仮称 (@ayanami_rei_T) June 25, 2021
いきなり「一般社団法人」について調べたところ、そもそも「法人」って何?という疑問にブチあたりました。基礎の基礎から調べた方が良さそうです。こちらのサイトが参考になります。
上記サイトによれば、法人はすごーーーーく大まかに6種類あり、それぞれ根拠となる法律が違ったり、特徴やメリット・デメリットがあるようです。(本当はもっと種類があるようですが、ここでは割り切って6種類と記載します)
そして、一般社団法人もこの6種類のうちの一つでした。少し脇道に逸れますが、この6種類の法人について特徴をまとめるとこんな感じです。
①株式会社
利益をあげることを目的として、株主から資金を集める会社のこと。会社法に基づくもの。株主による出資を受けて、定款を作ったり、登記を行うことで設立する。
②合同会社(LLC)
株式会社の簡易版みたいなもので、会社法に基づく。株式会社ではお金を出す人は「株主」であり、経営を行う人は「役員」で、二つは切り離されている。一方合同会社ではお金を出す人=経営者であり、両方とも「社員」と呼ばれる。簡易版というだけあって、設立等の手続きは株式会社より簡単らしい。
③合名・合資会社
いずれも会社法に基づくもの。合名会社は、出資者の全員が「無限責任」を負うらしい。こわい。
合資会社には、無限責任社員と有限責任社員があり、無限責任社員は合名会社と同じく無限責任を負うが、有限責任社員は自分の出資した金額以上の責任を負う必要は無い。
これだけだとこわいこと(無限責任)しか無いのでメリットを調べてみました。
・株式会社と違い、設立費用やランニングコストがかなり安い
・資本金制度がなく、出資や信用や労務、現物支給のみも可
・株式会社や合同会社よりも、設立時の手続きがかんたん
・株式会社と違い、会社法に違反しない範囲で、自由に定款の規定ができる
・株式会社と違い、決算書の公開は不要
(株式会社、合同会社、合名・合資会社の違いより)
どちらも現在あまり使われていない形態のようです。
④NPO法人
よく聞くけど何だろう?となるやつですね。NPOはNonprofit Organizationの略で、非営利的な法人のことで、特定非営利活動促進法(NPO法)に基づくもの。
非営利=利益は出さない、と思い込んでいましたがそうではなく、株式会社であればその年の利益を株主に配当するけど、NPOは配当せずにその次の活動に使う資金とする、という意味なんだとか。
法律で「これだったらNPOとして認めてあげるよ!」という活動が厳密に決まっていて、活動内容に制限がある代わりに、税金が安かったりするようです。
⑤一般社団法人
”社団法人”という新しい概念が出てきました。
まずはそもそも「社団」とはどういう意味なのでしょうか。社団とは、一定の目的をもった人の集まり、団体を言います。
そして、「社団法人」とは、法律によってその団体に「法人格」が与えられた法人を言います。
(社団法人と一般社団法人の違いは?より)
社団法人の中に「一般社団法人」と「公益社団法人」があるようです。
非営利法人という意味ではNPO法人と似ていますが、NPOと違って事業内容に制限はなく、株式会社に比べて設立も簡単というメリットがありそうです。簡単に設立できる一方、その分社会的な信頼度が低いことがデメリットなのだとか。根拠法は、一般社団法人及び一般財団法人に関する法律です。
⑥社会福祉法人
社会福祉法に基づいて設立され、社会福祉事業を行うことを目的として設立された法人のこと。「社会福祉」とは、貧困者や心身に障害を持っている人に対して、さまざまな分野の支援を行うという意味とのことです。
一般財団法人っていうのも聞いたことあるけど?
Kindle Unlimitedでこちらの本が対象だったので、今回の記事を作成するにあたり参考にさせていただきました。
上記の本によれば、一般社団法人と一般財団法人の違いは以下とのこと。
結論から言うと、人の集まりに対しての法人格が、一般社団法人。人が集まって活動したり、サービスを提供したりします。
それに対して、お金の集まりに対しての法人格が、一般財団法人。人がお金を持って集まって、そのお金を運用した活動をしています。
(一般社団法人の失敗しない作り方より)
大きな違いは、一般財団法人の場合は設立時に設立者が300万円以上財産(不動産と動産どちらでも)を出す必要があり、この財産に対して法人格が与えられること。それから、設立時に必要な人数として、一般社団法人は最低2名、一般財団法人は最低7名必要なのが相違点のようです。
任意団体ってのもよく聞くけど?
次から次へと疑問が湧いてきますね、困ったものです。
任意団体については、こちらのサイトが参考になりました。
任意団体とは、その名の通り「任意」で活動する団体のことです。サークルのような小さなものから、事務局のようなものを作って会費・寄付等を集め、事務員に給料を支払うことができる大きなものまで、さまざまな団体があります。
ただし、あくまでも任意の団体のため、法律が定めた法人格は持っていません。「権利能力なき社団」と呼ばれることもあります。
(任意団体は法人として税金がかかる?より)
「権利能力なき社団」ってなんかかっこいいですね。
※ウィキペディアによれば、「任意団体」と「権利能力なき社団」を区別する場合もあるようです。要確認ですね。
任意団体のメリット・デメリットは以下の通りです。
【メリット】
・許可・認可などが必要ないので、すぐに設立できる
・誰でも始めることができる
・団体名を名乗って活動することが可能
【デメリット】
・法人等に比べて、社会的信用が低い
・口座の開設などが容易ではない
(任意団体は法人として税金がかかる?より)
それじゃ、どうやって設立したらいい?
先ほど、「一般社団法人は株式会社に比べて設立が簡単」と書きましたが、実際どんな風に作ればいいのでしょう。専門的なことは勿論行政書士さんに相談したり専門書を読む必要がありますが、ざっくり以下の流れのようです。
1.定款を作成し、公証人の認証を受ける。
2.理事の選任を行う。
3.理事が、設立手続きの調査を行う。
4.法人を代表する人が、法定期限内に、主たる事務所の所在地を管轄する法務局または地方法務局に設立の登記申請を行う。
(一般社団法人を設立するメリットと手続きの流れより)
一般社団法人では「社員」と「理事」を最低1名ずつ選任する必要がある(社員は2名必要だが、社員と理事は兼任可能なので、最低1名ずつと言える)そうです。
「理事」は株式会社でいうところの取締役のイメージで、運営を任される役印とのこと。理事にはリスクがあって、何かあった場合の損害賠償は、運営責任者たる理事に請求される場合があるそうです。
「社員」は株式会社における社員と意味合いが大きく異なり、法人の方向性を決める社員総会(株主総会みたいなもの)で議決権を持つ人のこと。
「理事」は人がなりますが、「社員」は人でも法人でもどちらでもいいそうです。
お金の管理はどうするの?
株式会社の場合は株主により出資が行われますが、一般社団法人の場合はどうなるのでしょう。また、非営利という性質は先ほど書いた通りですが、会計や税金はどうなるのでしょう。
社員は「会費」という形で、法人運営に掛かる経費を負担します。
株式会社の株主の場合は、ここが「出資」となり、利益が出た場合に配当としてリターンを期待することが出来ます。
一方、一般社団法人の社員の場合は配当をもらうことができません。つまり、社員という立場ではお金を受け取る機会がありません。
理事の方は法人の運営を託されているので、役員報酬という形でお金を受け取ることができます。(無報酬という形もできます)
(一般社団法人の失敗しない作り方より)
設立時にかかるコスト(出資)がゼロ円で良いというのも、一般社団法人の特徴のようです。(株式会社は1円以上、一般財団法人は300万円以上が必要なので。ただし、一般社団法人の設立登記などにかかるコストなどの費用はかかります)
でも、一般社団法人にも事業を行う元手は必要ですよね。その場合、「基金」という制度があるようです。こちらのサイトが参考になります。
Q:一般社団法人の基金とは?素人でも分かるように簡単に教えてください。
A:基金とは、一般社団法人の資金調達の手段です。一般社団法人には「資本金」がなく、設立時も資金0円で設立することができます。しかしながらそうは言っても、現実的に資金(お金)がなくては、法人を運営することはできません。そこで、一般社団法人では、法人運営に必要な資金を調達するための手段として「基金制度」が設けられています。基金制度を通して、法人の活動に賛同してくれる人から、お金や物品などの財産を法人へ出してもらいます。集まった基金は、法人の財産基礎とすることができます。
(一般社団法人の基金についてより)
集めたお金を元手に事業を行い、それによって収益が得られたとして、その場合税金がどうなるのかも気になりますよね。
こちらのサイトが参考になります。
作ったら何がデキるの?
一般社団法人の仕組みをざっくり理解したところで、それではどんな時に一般社団法人を作ることになるのでしょうか。
先ほどから何度も参照させていただいている「一般社団法人の失敗しない作り方」によれば、以下のケースが多いそうです。
「私のところにご相談に来られるのは、約7割の方が、資格ビジネス、講座ビジネス、インストラクター育成などを行いたいという方です。あとは、異業種連携事業や業界団体、地域のスポーツ教室、社会貢献したいという方が多いですね。ボランティア団体、スポーツイベントの運営、障害者支援、研究機関、アート、芸術系の団体などもありました」
(一般社団法人の失敗しない作り方より)
まとめ
ここまであれこれ調べた結果、一般社団法人へのわたしの理解は、ざっくり次のようになりました。
「会社を立ち上げるほどのものでは無いけど、個人でやるには”ハク”が足りないし、かと言って勝手に名乗った団体では場所を借りたり契約をしたりする時の契約当事者にはなれないしなぁ…」って時に用いる法人の一種。
結局、「どんな事業をしようとしているか」を明確にして、それによって個人でやるのか法人でやるのか、法人の場合はどの形態にするのが良いか…ということを考える必要があるということですね。
どんな事業をしたいか、目標は何で、収益はどのくらいで、どのような計画で運営していくか……言うまでもなく一番大事なことですが、それを決めるのが難しいのですよね。
最後までお読みいただき、有難うございましたッ!
最後までお読みいただき有難うございました。ついつい毎回長文になってしまい、読みにくい記事にも関わらず…(五体投地) スキやフォロー、サポートいただけるとモチベが上がりますので、気に入っていただけましたらポチッとお願いいたします!