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Donor Relations と Fundraising(敢えての英語)

日本で「ファンドレイズ(とか、ファンドレジング)」という言葉が浸透しだしたのは、おそらく10年前。日本ファンドレイジング協会が設立した頃、だと思われます。
それでいうと、もう10年。されど10年。
日本では、「日本ならではのファンドレイズ」は、(意識されてから)たったの10年分しか知識や経験が蓄積されていないのです。

そう感じたのは、先日「行く人も行かない人も ADRP 2019 作戦会議!~大学チャプターミニ勉強会」にて。

むか~しむかし、ロータリーのRYLA(Rotary Youth Leadership Awards)研修で印象に残った言葉を思い出す。
『始めたい何かがあって、でも何から手をつけていいか分からないとき、まずはその歴史を知ることから始めなさい。

この言葉がきっかけで、私のファンドレイズの学びはアメリカにおけるその歴史から学んだのです。(ファンドレイジングスクールで有名なインディアナ大学の論文(日本語♪)で、歴史に言及している章があったので。)

さて、一旦歴史の話しは置いておいて。
ADRPは、The Association of Donor Relations Professionals の略。ここの年次大会には大学関係者が多く集まるらしい。かといって大学のファンドレイジングのための勉強会でもないらしく。

よくよく聞くと、アメリカではファンドレイズとドナーリレーションズが分派されている印象。
ドナーリレーションズは、支援者との個別関係性の構築、といった部分にエッジをたてて、かつそれにプライドをもった分野のよう。

ここで思い至ったのは、今の日本ではファンドレイズは経営戦略・基盤強化・個人施策・法人施策....すべてがわりと一緒くたに考えられているけど、この先10年も経てば、アメリカ同様必要に応じて分派されていくのではないか?という点。
勝手な印象だと、日本とアメリカで異なるイメージがあるのは、あとは世代ゴトアタック。X世代、Z世代...とわけて言及しているニュースが多いみたい。

これから蓄積されていくであろう、日本ならではのファンドレイズ歴史(←なんかいい方ヘン)に期待!
そんな変化にキャッチアップしていくためには、やっぱり全体を俯瞰していく必要ありと改めて実感。浅くとも広く。ファンドレイズもそれ以外も。

『目に見える、手が届くものすべてを経験・体験』すべく!

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