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SV s11 構築 残飯ガチグマ軸 528位(R2005)



[はじめに]

こんにちは。
HAT(@HAT_poke)です。
S11もお疲れ様でした🍵
今期は順位やレートの自己ベスト更新はありませんが、1つの指標であるR2000を達成できたのと新環境のシーズンでもあるため思考整理のために構築記事を書きます。

来期もこのルール頑張るぞー!という方は読んでいただけると幸いです🙏

[使用構築]

レンタル NXK7F3

[結果]

TN  ぶる〜べりぃ 528位 最高最終R2005.124 

TN ハツキ
でも潜っていましたがレート2000に乗らないまま溶けました。

[構築経緯]

以下常体

シーズン序盤にレギュEルールで解禁された新ポケモンで最も注目されていたアカツキガチグマ(以下ガチグマ)をチョッキで使ってみたところ、

・想像より耐久が低く、対面操作技やドンチのような回復技が無いため受け出し性能が低い(対面性能は高いと思う)

・弱点がメジャーでテラスを強いられる展開が多く、テラスを切ったとしても低い素早さ故に1対1交換が精いっぱい。真空波も後続への圧が小さい。

などの理由から使い辛さを感じた。

そこで色々とガチグマの型を試していく中で、有利対面で瞑想を積んだ後の要塞化&全抜きエースとなれる残飯瞑想月の光ガチグマの使用感がよかったため構築の軸とした。なおウェポンは後の個体紹介で採用理由を説明するがハイパーボイスと真空波としている。

ガチグマを通すにあたって

①環境トップの中でもガチグマに強く出れるカイリュー・パオジアン・オーガポン、またその他襷持ちに対して刺さるステロ撒きから展開
② 中継のポケモンでガチグマの積みの起点を作る
③ ガチグマで〆る

の動きを軸にしたいと考えた。

①のステロ撒き要員を考えた時に瞑想残飯型ガチグマは自ら物理耐久を上げる手段がないことは気になった。そこで鬼火により相手の物理ATを機能停止にさせ、擬似的にガチグマの物理耐久向上のサポートができるヒードランに①の役割を担ってもらうことにした。

②については色々と試した中で、相手の行動をアンコールで制限しガチグマが安全に積んでいく展開の使用感がよかった。そこで型の匿名性が高く入れ得なHBベースのカイリュー及び、選出画面での圧も高く相手の積み展開を抑制しやすいブエナツツミをそれぞれ採用。

ここまでで基本選出となる並びは完成しあとの2枠は上記の基本選出が通りづらい場合に、
対面的な選出も行いたい・剣舞からの崩し性能も高い襷悪ウーラオス
高い素早さからの高火力の押し付けが言わずもがな強いメガネハバタクカミ
をそれぞれ採用した。

ぶっちゃけ無難に強い枠。

上記で構築の完成とした。

[個体紹介]

※1 PT画像の並びとは異なるが構築経緯に書いた軸→補完の流れで紹介したいため
ガチグマ
ヒードラン
カイリュー
テツノツツミ
悪ウーラオス
ハバタクカミ
の順に紹介する。

※2 特筆しない限り個体値はVとする

ガチグマ


特性:しんがん
性格:ひかえめ
持ち物:たべのこし
テラスタイプ:毒
技構成:ハイパーボイス、つきのひかり、めいそう、しんくうは
209(164)-x-152(92)-176(36↑)-106(164)-79(52)

※Aはかなりいいで厳選していないが特に困ることはなかった

調整意図
H たべのこしの回復効率最大
HB 特化ラオスのインファイトを87.5%耐え
C 11n
D 余りだが瞑想を積まないと脆いのでできるだけ高く
S 一般的なチョッキガチグマは抜けるミラー意識

構築の核。
基本的にはチョッキが警戒されるため相手視点その前提での選出・立ち回りをされることが多く瞑想型の刺さりは良いように思えた(型の開拓が進んでいない中盤くらいまでは特に)

対面からであれば対策枠のHDアーマーガアや瞑想痛み分けハバタクカミも立ち回り次第で突破することができる。あと電磁波が入らないのも精神衛生上良い。

ただし上手く積む展開を作れなかった時は相手の高火力ATに対しての耐久や切り返しの火力が絶妙に足りないため、練度や構築を組む難易度はチョッキのそれよりも高いと思われる。

テラスタイプは対カミや毒撒き系統の構築に強く、耐性が優秀な毒。

技構成は中盤までハイパーボイスの枠をブラッドムーンで使用していた。その際相手を倒しきれなかった時の空白の1ターンが大きい隙を産む点が気になり、試行錯誤した結果身代わり貫通やppに余裕のあるハイパーボイスに落ち着いた。また真空波の枠は大地の力なども候補だが、構築単位で重い対パオジアンやテツノツツミ、その他アンコール持ちに対して安定感が段違いに増すため本構築では真空波とした。

あくびなども欲しいし技スペが足りない贅沢ポケモン。

ヒードラン

特性:ほのおのからだ
性格:おだやか
持ち物:オボンのみ
テラスタイプ:フェアリー
技構成:マグマストーム、だいちのちから、まもる、みがわり
191(196)-x-145(148)-151(4)-154(108↑)-104(52)

調整意図
H 16n -1
HB 特化パオジアンの鉢巻悪テラス噛み砕く耐え
無補正オーガポンの等倍ツタこんぼうほぼ2耐え(急所非考慮)
HD 11n 無補正メガネカミのシャドーボールほぼ2耐え(90.7%)特化ならオボン込みでほぼ耐え
S 遅いカイリュー抜き

ステロ要員。
ステロ撒きと火傷による相手の物理ATの機能停止が主な役割だが、当たれば優秀なマグマストームにより意外と対面の相手に打ち勝つことも多い。

特性はオーガポンの登場により活きることが少なくなったもらいびではなく上振れ要素のある炎の身体。

今期はオーガポンを筆頭に強力な炎タイプの競合により使用率が下がっていたが、ハッサムの増加やディンルーの減少など環境が追い風なこともあり使用率低下の割には動かしやすかったと思う。

ただし環境も終盤になるとほぼ全ての構築にウーラオスがいる影響か初手対面でテラスを強要される展開が増えた。後述する基本選出の1つの ヒードラン+カイリュー+ガチグマ ではヒードランにテラスを切った場合裏のカミのムンフォやパオジアンのつららおとしの一貫ができて負けるパターンが多く課題も残った。

カイリュー

特性:マルチスケイル
性格:意地っ張り
持ち物:ゴツゴツメット
テラスタイプ:ノーマル
技構成:しんそく、じしん、アンコール、はねやすめ
191(196)-170(4↑)-140(196)-x-128(60)-107(52)

調整意図
H 16n -1
A しんそくのリーチを伸ばすため特化
B できるだけ高く
D 特化ガチグマのノーマルテラスハイパーボイス2発をほぼ耐え(目安)
S 無振りサーフゴー+3

物理受けのクッション兼アンコールにより裏の積みエースに繋げる中継の役割。
裏の繋ぎではなくカイリュー自身が殴る分にも無難に強かったためほぼ毎試合選出していた。今期はスケショ龍舞型や弱保型など自ら殴る型が多かったので、アンコールがケアされにくいのも追い風だった。新しい型が開拓されると、それに伴って他の型も強くなるのがカイリューの宿命。

テツノツツミ

特性:クォークチャージ
性格:おくびょう
持ち物:ブーストエナジー
テラスタイプ:ゴースト
ハイドロポンプ、フリーズドライ、みがわり、アンコール
131-x-135(4)-176(252)-80-206(252↑)

調整意図
最速CS

アンコール枠2。
カイリューの方が耐久面で安心感があったのと、ガチグマの真空波の圧が強くあまり選出できなかったし、けっこうツツミを切った選出を相手にされたのでもしかして選出圧そんなに強くなかったのかな?と反省。
どちらかと言うとガチグマが選出しづらい時にツツミ+ラオスのような対面的な選出をした方が動かしやすさを感じた。

悪ウーラオス

特性:ふかしのこぶし
性格:意地っ張り
持ち物:気合いの襷
テラスタイプ:ゴースト
技構成:あんこくきょうだ、ふいうち、インファイト、つるぎのまい
175-200(252↑)-121(4)-x-80-149(252)

調整意図
AS特化

対面兼崩し枠。
基本選出が通り辛そうで困った時に出しておけば腐ることがなく強かった。
嘘。相手のフェアリーテラスで何もできずに散っていくことが何度もあった()

カイリューの神速意識でゴーストにしたが終盤は1点読みされることも多いくらい浸透していた。

ハバタクカミ

(-人-)ナムナム…

特性:こだいかっせい
性格:ひかえめ
持ち物:こだわりメガネ
テラスタイプ:フェアリー
技構成:ムーンフォース、シャドーボール、ほろびのうた、パワージェム
131(4)-x-75-205(252↑)-155-187(252)

調整意図
CS特化

崩し枠としてC特化で採用。
耐久に振らなかった分行動保証がある盤面が少ないのはキツい場面もあったが、オーガポン以下のSラインの相手にフェアリーの一貫を作れた時の制圧力は高い。

技構成はムンフォシャドボは確定で炎オーガポンに撃つパワージェム、正直@1の技は1回も撃つ機会がなかったが何かと役に立ちそうな滅びの歌にしている。マジフレやサイコショックも試したがどれも撃たなかった。この余った技スペガチグマにほしいんだけど。

この構築はスカーフ水ウーラオスをよく誘うので行動保証を有しやすいスカーフにするのも良かったかもしれない。

[選出・立ち回り・重い相手]


展開選出
ヒードラン+カイリュー(ツツミ)+ガチグマ(ウーラオス)

構築経緯にも書いたヒードランのステロ+鬼火からカイリュー(ツツミ)で相手の行動を制限し最後の積みエースに繋げる選出。この構築は相手の初手のウーラオスを誘いやすいため、相手の構築から他に襷を持っていそうで拘りアイテムと予想した時は遠慮なくカイリューに引いて(初手パングロウーラオスは切って動いていた)、襷を持っていそうならヒードランでテラスを切ったりすることもあった。

またガチグマが瞑想を積むタイミングでアンコール持ちに引かれるとキツイので、裏にアンコールを持っていそうなポケモンがいる場合は注意して立ち回っていた。

この選出で重い相手
・初手のガチグマ、ウーラオス、ランドロスなど露骨にヒードランの不利を取る相手
・コノヨザル展開
・セグレイブ
・後発からの見えにくいアンコール持ち

対面選出
ハバタクカミ+ツツミ(カイリュー)+ウーラオスなど 選出順はツツミやカイリューが初手にはほぼ来ない以外パターンが無数にあり自由

上記の重い相手(特にコノヨザルが見えた時)などは対面的な選出を心がけていた。ツツミウーラオスの流れが対面駒として強い。

③ 対受け構築
ガチグマ+カイリュー+ヒードラン

明確な対策枠を用意していないので基本的にはガチグマの毒テラスで毒展開を拒否してから相手の瞑想ハピナスorラッキーと積み合う展開になる(場合によってはカイリューのアンコールを合わせる) 残飯もある分こちらが確率的には有利だが相手のウェポンが急所に当たると致命傷になる。

[さいごに]

以下敬体

今期はレギュE最初のシーズンであまり自信はなかったですが、なんとかインフレにも助けられR2000を達成することができました。

今月の環境に関して噛み合いや運要素も多いように感じ、少なくとも僕と通話や構築相談をしてくれていた方々もシーズンを通しては安定して勝てなかったり、噛み合いが多く勝敗に関わらず反省点が分からないなどの悲鳴をよく聞き苦戦している印象でした。

僕も例に漏れず今期は真面目に勝ちに行ったつもりではありましたが、改善点が分からないままレートが上がらない時期が多く、今期の環境を100%楽しめていたかと言われると怪しいです(笑)

とは言えその中でもお互い勝てなくて困った時に構築相談を通じて助け合ったり、いっしょに頑張っている方で自己ベストを更新してる方も多く見られたりと、嬉しかったこと・楽しかったことも多いシーズンでした。

今後僕もその方たちに続いて良い結果を残せるかは分からないですが、このゲームはできるだけストレス少なく長く楽しみたいので、多少環境に不満があったとしてもそのような楽しさを忘れずに続けていきたいですね。

ここまでありがとうございました🙏

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