見出し画像

SV S5 最高最終 320位 R2009 カミカイリューサフゴ

はじめに

こんにちは。HAT(@HAT_poke)と申します。
みなさん、S5もお疲れ様でした🙏

今期はSV初の最終3桁(剣盾から数えても半年振り)とレート2000↑を同時に達成できたので、前期に引き続き今期も記念に構築記事を執筆させていただきました。

今期は基本に忠実を意識して使用率上位のポケモンで固めたスタンパ寄りのPTを使いました。環境に多い型をメタる時にありがちなクセのある型も特に使ってないと思うので来期以降の参考にしやすいかと思います。

最後まで見ていただけると嬉しいです🤲

使用構築(レンタル 0VXGP5)

最終結果

TN ハツキ 
最高最終320位 R2009.949

TN TYR  
最高 R2003.279   
最終 R1908.235(1137位)

構築経緯

今回は軸となるポケモンを決めて補完やサポート役を決定するような組み方ではなく、新環境ということもあり興味本位で強そうなポケモンを入れてみる組み方になってしまいました(笑)
それに伴い明確な採用理由やコンセプトなど今回はほぼ無いのでメモ書き程度の経緯です。

(以下常体)

まずはシーズン開始前から厄災の中でも強いと噂のディンルーパオジアンを興味本位で投入した。

次にこれら2体はテラス非考慮で高火力格闘技・しんそくなどの先制技で縛られる場面が多く、また毒菱展開やチオンジェン系統の受け寄りの絡め手に弱いため、ノーマル格闘や補助技の一貫が切れて型のカスタマイズ性も高いハバタクカミサーフゴーをそれぞれ投入した。

5体目にこの環境は飛行技の通りが良くその高火力押し付けが強いと思ったため鉢巻飛行テラスカイリューを採用。ついでに地面技や設置技の一貫切りも兼ねている。

ここまでで火力方面が物理に寄っており、ウィンディ・ヘイラッシャ・アーマーガアなどの物理受けが重い。それらに強く出ることができて、身代わりアンコールで絡め手の対策もできるテツノツツミを最後に採用し、構築の完成とした。

並び自体はシーズン中盤あたりに決まり、この並びで試合を繰り返す中で鉢巻カイリューの飛行テラバorげきりんの高火力を押し付ける勝ちパターンが多く、鉢巻カイリューが通りにくい相手に強く出れるように取り巻きの型を調整していった。


個体紹介

特筆しない限りステータス実数値記載箇所の個体値はVとする。

ハバタクカミ

特性:こだいかっせい
性格:ひかえめ
持ち物:ブーストエナジー
テラスタイプ:炎
技構成:ムーンフォース、マジカルフレイム、いたみわけ、あまえる
135(36)-x-107(252)-176(36↑)-157(12)-177(172)

調整意図
B:甘えると合わせて物理受けの役割を持たせるため振り切り
C:11n
S:ブエナでS上昇

鉢巻カイリューが対面重いパオジアン、セグレイブ、相手のカイリューなど筆頭に初手出しされやすい物理高火力枠を抑える役割。ドクガ、上記調整より速いカミ、キラフロル、ウインディなどの相手以外には甘える痛み分けマジフレによる嫌がらせや、一致技のムンフォでかなりの仕事をしてくれる。出し負け→交代によるブエナの腐りが少なくブエナ型の中では比較的初手出しが安定した。

以前のシーズンから一定数いた型ではあるが、今の高火力環境への刺さりがハンパではなく今期の序盤から勝ちを量産してくれて、最終盤まで調整変更は一切せずに使い続けた。しかし甘える採用のカミは中盤以降に流行り出し簡単に通してくれる試合が少なくなった。

ミラー意識で耐久を下げて素早さに振る調整も諸説。

カイリュー

特性:マルチスケイル
性格:意地っ張り
持ち物:こだわり鉢巻
テラスタイプ:飛行
技構成:テラバースト、じしん、げきりん、しんそく
167(4)-204(252↑)-115-x-120-132(252)

調整意図
A特化・ミラー意識の準速

初めて使った鉢巻型だけど火力おかしすぎポケ。飛行テラバの通りが良く特に感じたメリットを挙げると

①HB特化レベルでないチオンジェンをテラス非考慮でほぼ落とせるのが偉い。HB特化で落ちなかったとしても虫の息。チオンジェン視点で龍舞やアンコールを考慮すると守るを押しづらいためテラスを押し付けることができる。テラス切ってこない相手には爆アドを取れるのはもちろんのこと、テラスを切ってきたとしても展開有利になる。

②飛行が等倍で入る物理受け(主にヘイラッシャ)は後出しを許さず相手の受けを簡単に破壊できた。

その反面相手の氷タイプ筆頭に弱い相手にはとことん弱く、ステロでマルスケを潰されると致命傷。いかにステロを掻い潜りカイリューの一貫を作れるかを選出の段階で考えるのが難しかったが、飛行テラバやげきりんを撃つだけで3タテした試合も多く使ってて爽快だった。

調整については準速にすることでミラーでほぼ上を取れたことは強い場面も多かったが、もう少し耐久に振った調整にしても良かったかもしれない。要考察。

テツノツツミ

特性:クォークチャージ
性格:臆病
持ち物:命の珠
テラスタイプ:水
技構成:ハイドロポンプ、フリーズドライ、身代わり、アンコール
131-x-135(4)-176(252)-80-206(252↑)

ブエナが余っていないことと特殊高火力とアンコールによる崩しを両立させるためにメガネではなく珠を持たせた。

珠にしたことにより

メリット:相手視点珠がバレていない状況だとメガネに見えるためブエナ型より身代わり・アンコールが読まれにくい

デメリット:身代わりと合わせてゴリゴリHPが削れる。これが原因で対面負けしたこと多数。またブエナ型のカミや相手のツツミには対面ほぼ負ける。

などある意味予想していた活躍と弱点が露呈したポケモンだった。

とは言え無難に強くかなり多く選出できたと思う。

パオジアン

特性:わざわいのつるぎ
性格:陽気
持ち物:気合いの襷
テラスタイプ:電気
技構成:つららおとし、テラバースト、不意打ち、聖なる剣
155-172(252)-101(4)-x-85-205(252↑)

調整意図
ミラー意識の最速

本構築のビジュアル担当。なんとなくで採用したが、下馬評通り対面性能が高くつららおとしの上振れ要素も偉く活躍してくれた。ただしミラーの撃ち合いはお祈りゲーになるのがとてつもなく不毛。

色々なテラスを試したが紆余曲折を経て構築単位で重いアマガやマリルリ意識で電気テラバを採用。以下メジャーなテラスタイプを試した感想を記載。

◯悪
無難に強いが不意打ちに頼ることになる展開が多く安定しづらい。切り時がわからず自分には使いこなせなかった。

◯氷
自分の型では切る機会がほぼない。もし氷で使うなら鉢巻や珠or襷剣舞から礫による高火力先制技を押し付ける動きが強そう?

◯霊
神速やミラーの聖剣を避けれるのは強いので迷ったらとりあえず霊でいいかも。ただ本構築のようにサフゴやカミがいる場合は元からノーマル・格闘の一貫が切りやすいので無理に採用しなくてもいいとは思ったので後述の電気を採用。

◯電気
電気の場合珠などの火力UPアイテムが主流だと思っていたが襷型でも活きることが多く使いやすかった。自分のように構築単位でアマガやマリルリが重い時は1番入れやすく、噛み砕くor地獄付きの枠がテラバになったことによる弊害もそこまで感じなかった。強いて言うなら非テラス時ではゴースト相手につららか不意打ちしか押せず、安心して打てる技がないことが窮屈かもしれない。

◯その他
ワンチャンあったら便利だと思ったのはカイナやドクガ意識の地面、鬼火対策の炎や技範囲を広げらことができ格闘半減のフェアリーだが使用したわけではないので検討枠。それ以外は考察できていない。

ディンルー

特性:わざわいのうつわ
性格:意地っ張り
持ち物:突撃チョッキ
テラスタイプ:毒
技構成:じしん、カタストロフィ、岩石封じ、じわれ
231(4)-178(252↑)-152(52)-x-124(188)-67(12)

調整意図
A→特化
B→余り
HD→無補正イーユイの炎テラスメガネ火炎放射を80.1%2耐え
S→最低限のミラー意識

もはや説明不要のイーユイ、ドクガ、ジバコなどの高火力特殊受け枠。後述のHBサフゴとの相性補完も優秀で、これらのサイクルで相手を縛れる展開も多かった。

テラスタイプはフェアリー・格闘半減で耐性が優秀な毒を選択。テラバーストを採用していた時はフェアリーにしていたが、他にテラスを積極的に切りたいポケモンが多い関係上テラバーストを撃つ機会がほとんどなく見送った。

技構成は安定打点の地震、カタストロフィまで確定。3枠目に浮いてる相手への打点やS操作が後続に活きる場面も多い岩封を採用。ここまででディンルーの技構成としてほぼ完結しており、最後の1枠は突破の難しい受け・ギミック、不利構築を無理やり破壊できる地割れを採用した。

世間ではディンルーに地割れを入れる意味が分からないという声も多数聞くが、不利構築や相手の要塞化などでほぼ負けている試合をひっくり返したことも多かった。構築や戦況の不利を悟ったら匿名TNではないのを言い訳に遠慮なく打たせてもらい、間違いなくレート2000↑にこの技は貢献した。(特に構築上突破が難しい鬼火蝶舞ガモス相手には試行回数もかなり稼げるため最終日だけで5,6体は葬った)
テラバ非採用の場合は技スペも余ってるのでチョッキディンルーに関しては地割れ採用しても問題ないのでは?と感じたのが率直な感想。

※一撃技への考え方は色々なご意見あると思うので一意見として読んでいただければ

サーフゴー

特性:おうごんのからだ
性格:図太い
持ち物:たべのこし
テラスタイプ:水
技構成:たたりめ、ゴールドラッシュ、自己再生、電磁波
193(244)-x-157(220↑)-158(36)-112(4)-105(4)

調整意図
H:16n +1の中で最大
B:余り
C:D4振りテツノツツミをゴールドラッシュで確1

物理受けの電磁波サフゴ。この手のサフゴはノーマルへの打点として気合い玉採用が多いが命中不安が怖すぎるのと、構築単位でフェアリーへの打点が乏しいのでゴルラを採用。

テラスは苦手なイーユイやドクガを意識し、何かと優秀なタイプの水。

持ち物はゴツメや弱保が相手依存で活きない場面も多いという印象から電磁波と合わせて場持ちが良くなる残飯採用。

序盤〜中盤は耐久振りスカーフで使っていたが、身代わり持ちや高火力先制技持ち・サフゴより速いブエナS上昇のパラドックス勢に縛られる展開が多く、中盤以降の流行りに乗っかり上記の型とした。終盤にはカイナの流行、予想外の地面•電気テラスなどメタが激しかったが、出しどころを間違えなかったりメタを取り巻きで削る動きを徹底すれば十分活躍してくれた。特に受け構築への勝率が安定したのはなんといってもサフゴのおかげ。


選出


◯基本
カミカイリュー@1(ツツミ≧パオ=ディンルー≧サフゴ)

相手のPTにパオジアンやコノヨザルがいればかなりの確率で初手出しされるので甘える痛み分け(場合によっては裏に通りやすい技)からテンポを取っていく。そしてカイリューや@1でスイープするのが基本の流れ。

◯ドクガなど初手カミが大きく不利を取る相手がいる場合
初手パオジアンorカイリュー@2

取り巻きにもよるので難しいがカミとドクガが初手に対面するとカミ側は引くしかなくブエナが腐るため避けたい。基本的には襷やマルスケを盾に対面負けしにくいこれらを選出(特にパオやセグレイブが同居している場合はパオから入る。パオミラーになったら同速勝つようガチ祈り)

◯受けループ系統
初手サフゴ、カイリュー、ツツミorディンルー

この環境の受けルはドヒド毒ビシ展開から入ってくることが多いので適当にサフゴで電磁波。相手がラッキーなどのステロ撒きに引くタイミングに合わせてカイリューを投げ飛行テラバをぶっ放すと相手の@1の物理受けがアマガの場合を除いてほぼ受からなくなる。(だいたいラッシャかクレベースが多い)
サフゴカイリューのみで受けループ系統はほぼ完封できるが、保険としてアンコール持ちのツツミやクレベース入り以外には最終手段の地割れを搭載したディンルーを控えさせる。

他にも選出パターンは無数にあるが体感多かったものを記載。


重い相手

・キラフロル、カバのステロ+毒菱or砂展開
→ディンルーやコノヨザルがステロ撒いてくるよりこの2体は他のダメージソースも撒いてくるのが特に嫌だった。特にキラフロルは無理。
・アーマーガアなどカイリューのメインウェポンが通らない相手
・こちらのカミより速いブエナ瞑想カミ
・なんやかんやできるミミッキュ
・電磁波サフゴに強いためか最終盤無限に湧いてきたテツノカイナ

重い相手多すぎ問題・・・

今期の雑感


(以下敬体)

まず戦術面について。
シーズン開始前は四災が解禁された影響で超火力で制圧する戦術が流行すると予想しました。それに伴い受け寄りの構築を組むことは難しいと素人目には感じたため、今シーズンは前のめりな構築を常に握っていました。その方が試合時間が短く試合数を稼ぎやすいですしね。
とは言え最終盤にマッチングした上位帯の方々の中には受け寄りの構築を握っている人も多数見られたため、自分が受け構築がを使うのが難しいと感じていただけで実際はそうではなかったのかもしれません。このあたりの考えは他の方の構築記事も読んで勉強して来期以降に活かしたいです。


そして成績面について。
まずSVでの初最終3桁とR2000達成できて嬉しさと安堵の気持ちです🤲
前期までと何が変わったんだろうと振り返った時に、色々書き尽くすとキリがないので1つに絞りますがメンタルが1番大きいかなと思います。前期あたりからシーズンのほとんどを3桁帯で闘えるようになりましたが、有名強者や格上の相手とも善戦できる試合も多くなってきて(と自分では思っている)変に気後れしなくなりました。胸を借りる気持ちというよりむしろ倒してやろうという気持ちになれたので、これは1つ成長ですね。
周囲の方々に比べて対戦の基礎知識や立ち回りが劣っている自覚があったので、今の自分に必要だったのはとにかく潜りまくって自信をつけることだったのかなと。

と良い感じ風にまとめたものの最終日夜11時頃に2ロム2000乗せた後気を抜いたわけではないのに、サブロムが無限に連敗して4桁まで落ちました。本当に2000を取れたのは紙一重の差だったと思います。特に最終日の上位帯で闘うにはメンタル面だけじゃなく素の実力も上げないといけないですし今後の課題ですね。

最後に

今期も多くの方に支えていただきありがとうございます。励まし合い、讃えあい、相談し合ったりと切磋琢磨できる仲間がいたからこそ今期も頑張ることができました🤲
引き続きランクマは上を目指して楽しみながらやっていきたいのでよろしくお願いします🙏🙏

ここまで読んでくださってありがとうございました😊

記事の内容にご質問などあれば
Twitter @HAT_poke
にお願いします。


下記サイトで他の上位帯の記事も閲覧できて便利です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?