LaTeX 備忘録
[最終更新日: 2024年7月28日]
$${\LaTeX}$$ の個人的な備忘録。
ファイルを分割しよう
長い文章を作成するとき、一つのファイルに何行も書くと見直すのが大変だ。節ごとにファイルを分割しておこう。
本文に \input でサブのtexファイルを差し込めるよ。
\input{path-to-sub-tex-file}
数式参照は \ref ではなく \eqref を使おう
数式を参照したいとき (1) のように括弧があると読みやすい。しかし\ref で参照すると括弧が表示されないので、 代わりにamsmath パッケージの \eqref を使おう。
\begin{equation}\label{eq:hoge}
1+1=2
\end{equation}
数式 \ref{eq:hoge} を参照する.
数式 \eqref{eq:hoge} を参照する.
番号付き箇条書き enumerate のラベルを改造しよう
enumitem 環境は箇条書きに便利だ。でもデフォルトのラベルでは物足りない。自分でラベルを指定して、好みの箇条書きを作ろう。
\begin{enumerate}[label=\normalfont(\roman*)]
\item
\item
\item
\end{enumerate}
\arabic \roman \Roman \alph \Alph などがあるよ
ベクトルにはイタリック+ボールド を使おう
\boldsymbol{a} $${\boldsymbol{a}}$$
\boldsymbol{x} $${\boldsymbol{x}}$$
\boldsymbol{0} $${\boldsymbol{0}}$$
physics パッケージの \vbを使ってしまいがちだけど、イタリックでない文字になってしまう。\boldsymbol か physics パッケージの \vb* を使おう。
数式環境の文字はイタリックにしない
ダサい例
$${ \{ x \in X \mid hogehoge \} }$$
\{ x \in X \mid hogehoge \}
\textを使った良い例
$${\{ x \in X \mid \text{hogehoge} \} }$$
\{ x \in X \mid \text{hogehoge} \}
align を一行の数式に使わない.
alignと\[\]はスペースの入り方が違うから1行数式にalign使うのは非推奨ってばっちゃ(@ rityo_masu)が言ってた
( align 環境だと, 前後に多めに空白が入るので, 1行の数式にalignを用いるとスカスカになると思われる. )
分数は \frac を使う \over は非推奨
\over コマンド
空集合をどう書くか
$${ \emptyset }$$
フォントを工夫する
メモ
数式は中央寄せにせず左寄せにして\hspace{3zw}空くようにしてる 某大学入試数学解答集と同じ方式
\begin{aligned}
...
\end{aligned}
TikZ
\\[-1em] や &[-1em] なんかで個別に行間や列間を制御できる
sectionに関するマクロ
\section{title} を本文に書くことで, ヘッダーや目次に "title"が表示される.
では \section を使わずにヘッダーや目次に "title"が表示されるようにするにはどうしたらよいか?
もう少し具体的に説明する. 枠つき環境などとsectionの命令を併用したい場合, 例えば \entry{title} で枠付き環境の名前とヘッダーや目次に "title"が表示されるようにしたい.
次のマクロ \entry を定義する.
\newcommand\entry[1]{\begin{center}
\define{#1}\addcontentsline{toc}{section}{#1}
\end{center} \vskip 1em}
文書の本文に
\entry{THE ENTROPY OF HYDROGEN}
とすることで"THE ENTROPY OF HYDROGEN"というセクションが作れる
phantom section というマクロも使えるっぽい(要調査).
名前の知らない記号を書きたいとき
古い本の内容をTeX打ちしているときに, 見たことがない記号が出てきた場合の対処法. Detexify などを使って手書き検索する.
https://detexify.kirelabs.org/classify.html
Beamer のテーマを見比べる
https://github.com/UweZiegenhagen/LaTeX-Beamer-Theme-Overview?tab=readme-ov-file
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